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野菜せいろ蒸しの作り方完全ガイド!切り方・蒸し時間・たれを徹底解説

藤堂 遥 藤堂 遥 • 更新: • 公開: • 読了約 25 分
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野菜せいろ蒸しは、野菜を切ってせいろに並べ、沸騰した鍋から立ち上る蒸気で加熱するシンプルな料理です。ブロッコリーやキャベツなどの葉物野菜から、にんじん、れんこん、かぼちゃ、さつまいもといった根菜まで、食材本来の甘みや食感を楽しめます。一方で、野菜によって適切な切り方や蒸し時間は異なり、重ねる順番や火加減を間違えると、硬さが残ったり、葉物が柔らかくなりすぎたりすることもあります。

2026年現在、野菜を手軽に取り入れる調理方法として、せいろ蒸しは家庭料理の選択肢の一つになっています。厚生労働省の令和6年「国民健康・栄養調査」では、成人の1日当たりの野菜摂取量は平均258.7gで、健康日本21(第三次)の目標である350gに届いていません。毎日の食卓に蒸し野菜を加えることは、野菜不足を補う実践的な方法です。この記事では、初心者向けの基本的な作り方から野菜別の蒸し時間、時短の工夫、たれのレシピ、せいろの選び方と手入れまで詳しく解説します。

【基本編】野菜せいろ蒸しの作り方!初心者でも失敗しない5つの手順

野菜せいろ蒸し

野菜せいろ蒸しの魅力は、複雑な調味や下処理を必要としないことです。野菜を洗って切り、せいろに並べて蒸すだけで、食卓の主役になる一品が完成します。

ただし、単純な調理法だからこそ、最初の準備が仕上がりを左右します。初めてせいろを使う人は、次の手順を基本にしてください。

1.野菜を洗い、食材ごとに下ごしらえする

最初に野菜を流水で洗い、土や汚れを落とします。にんじんやれんこんなど皮の状態がよい野菜は、皮を残して蒸しても構いません。皮付きにすることで、切り口から水分が逃げにくくなり、食感の違いも楽しめます。

じゃがいもやさつまいもは、泥を丁寧に落としてから用途に合わせて切ります。れんこんやごぼうなど、切ったあとに変色しやすい野菜は、必要に応じて短時間水にさらします。ただし、水に長時間浸けると水溶性の栄養素が流出する可能性があるため、下処理は必要な範囲にとどめましょう。

ブロッコリーは小房に分け、茎も捨てずに皮の硬い部分を取り除いて薄切りにすると、無駄なく使えます。きのこは石づきを取り、食べやすい大きさに分けておきます。

2.せいろを水で軽く濡らす

竹や木で作られたせいろは、使用前に本体とふたを水で軽く濡らしておくのが基本です。表面を湿らせることで、乾燥した状態のまま加熱することによる焦げつきを防ぎやすくなります。

初めて購入した場合は、製品の取扱説明書を確認し、空蒸しが指定されていれば実施します。一般的な竹せいろでは、食材を入れずに10〜15分程度蒸す方法が案内されています。木や竹の香りが気になる場合にも役立ちます。

3.せいろに野菜を並べる

せいろの底には、穴を開けたクッキングシートや蒸し布を敷くと、食材が直接付着しにくくなります。キャベツや白菜などの葉を敷く方法もあります。

野菜はできるだけ重ねすぎず、蒸気が通る隙間を残して並べます。ぎゅうぎゅうに詰めると中央部分に蒸気が届きにくくなり、火の通りにムラが生じます。

4.鍋の湯を沸騰させてから蒸す

鍋に十分な水を入れ、沸騰して蒸気が立ち上がったことを確認してからせいろを載せます。水の量は鍋の深さや調理時間によって調整し、加熱中に空焚きにならないよう注意してください。

基本の火加減は中火です。蒸気が安定して出る状態を保ちながら加熱します。弱火すぎると蒸気が不足して火が通りにくくなり、強火にしすぎると鍋の湯が早く減り、せいろの焦げにつながることがあります。

5.竹串や箸で火の通りを確認する

根菜やいも類は、最も厚い部分に竹串を刺して確認します。抵抗なく通れば食べ頃です。まだ硬い場合は2〜3分ずつ追加して調整します。

葉物やブロッコリーは、色が鮮やかになり、適度に柔らかくなったところで取り出します。蒸し上がったあともせいろに入れたままにすると余熱で火が進むため、食べ頃になったら早めに盛り付けましょう。

【野菜別早見表】せいろ蒸しの蒸し時間と切り方を徹底比較

野菜せいろ蒸しで最も迷いやすいのが、食材ごとの蒸し時間です。同じせいろに複数の野菜を入れても、葉物と根菜では火が通るまでの時間が大きく異なります。

目安を覚えると、調理の途中で何度もふたを開ける必要がなくなり、食感をそろえやすくなります。

野菜別の切り方・蒸し時間一覧

以下は、鍋の湯が沸騰して蒸気が十分に上がってから計測する場合の目安です。食材の大きさ、量、せいろのサイズによって前後します。

野菜 おすすめの切り方 蒸し時間の目安 仕上がりのポイント
ブロッコリー 小房に分け、茎は薄切り 3〜6分 鮮やかな緑色を保ち、蒸しすぎない
キャベツ 大きめのざく切り 3〜6分 葉の甘みと適度な歯ごたえを残す
小松菜・ほうれん草 根元を整えて食べやすく切る 2〜4分 短時間で取り出し、柔らかくしすぎない
きのこ類 石づきを取り、小房に分ける 5〜8分 水分とうまみを逃さない
れんこん 厚さ約1cmの輪切り 7〜10分 シャキッとした食感を残す
にんじん 厚さ5mm〜1cmの輪切り 8〜12分 厚みをそろえて均一に加熱する
かぼちゃ 1〜2cm程度の一口大 10〜15分 竹串が通る柔らかさを目安にする
じゃがいも 一口大 10〜15分 大きさによって時間を調整する
さつまいも 厚さ1〜2cm程度の輪切り 10〜20分 厚い部分まで柔らかくする
玉ねぎ くし切り 5〜8分 甘みが出て透明感が出るまで蒸す

この時間は家庭で使いやすい切り方を基準にした目安です。じゃがいもやさつまいもを丸ごと蒸す場合は、サイズによって25〜40分程度かかることもあります。

ブロッコリーは後から加えると食感がよくなる

ブロッコリーは、根菜と同じタイミングで入れると蒸しすぎになりやすい食材です。小房に分けた状態なら短時間で火が通るため、にんじんやれんこんなどを先に蒸し、残り数分になってから追加する方法がおすすめです。

茎も食べる場合は、皮の硬い部分をむいて薄切りにします。房と同じタイミングで入れると茎だけ硬く残ることがあるため、茎を先に入れておくと仕上がりをそろえやすくなります。

根菜は厚みをそろえることが最大のポイント

にんじんやれんこんは、同じ野菜でも厚みが違えば蒸し時間が変わります。薄い部分は柔らかくなっているのに、厚い部分は硬いままという状態を避けるため、切り方を均一にしましょう。

かぼちゃは皮を下にして並べると安定しやすく、崩れにくくなります。さつまいもは厚めに切るほど中心まで熱が届くのに時間がかかります。急いでいる日は薄めの輪切りにすると、調理時間を短縮できます。

【重ねる順番と火加減】複数の野菜を同時においしく蒸すコツ

2段以上のせいろを使う場合、食材をどの段に入れるか、どのタイミングで重ねるかが仕上がりを左右します。単に野菜を上下に分けるのではなく、火の通りやすさを基準に組み立てることが大切です。

重ねる順番は火の通りにくい野菜が先

基本は、じゃがいも、にんじん、かぼちゃ、れんこんなどの根菜・いも類を先に蒸し、ブロッコリー、キャベツ、葉物、きのこなどを後から加える方法です。

2段のせいろを使うなら、下段に根菜類、上段に短時間で蒸し上がる野菜を配置します。上段の食材は蒸し上がりのタイミングに合わせて途中から重ねると、葉物やブロッコリーの加熱しすぎを防げます。

ただし、上下段の温度や蒸気の回り方は、鍋の形状やせいろの構造、食材の詰め方によって変わります。下段だから必ず早く火が通ると決めつけず、竹串や箸で確認することが大切です。

中火を基本に蒸気を安定させる

せいろ蒸しの火加減は、最初に鍋の湯をしっかり沸騰させ、その後は中火を中心に調整します。ふたの隙間から蒸気が適度に出ている状態が目安です。

火力を強くし続けても、必ずしも早くおいしく仕上がるわけではありません。水が急激に減るほか、せいろの底や側面が焦げる原因になります。一方、蒸気がほとんど出ないほど火を弱めると、加熱時間が延びてしまいます。

調理時間が長くなる場合は、鍋の湯量を途中で確認してください。水を追加するときは、せいろを安全な場所に移してから鍋に湯を足すなど、蒸気や熱湯によるやけどにも注意が必要です。

蒸し野菜が硬い・水っぽいときの原因

蒸し時間を守っても硬い場合は、食材を大きく切りすぎていないか、蒸気が十分に上がっているか、せいろに詰め込みすぎていないかを確認します。

反対に水っぽくなる場合は、野菜の水分が多いことや、ふたの水滴が落ちていること、クッキングシートが蒸気の通り道を塞いでいることが考えられます。シートは底面いっぱいに敷き詰めず、蒸気が通るように穴を開けるか、せいろ用の穴あきシートを使うとよいでしょう。

ブロッコリーや葉物の色がくすんでいる場合は、蒸しすぎの可能性があります。次回は加熱時間を短くし、食材を取り出すタイミングを早めてみてください。

【味付け編】せいろ蒸しにおすすめの野菜の組み合わせと絶品たれレシピ

せいろ蒸しは、食材の組み合わせによって味わいが変わります。甘みのある野菜、歯ごたえのある野菜、香りの強いきのこ類をバランスよく取り入れると、少ない調味料でも満足感のある料理になります。

初心者におすすめの野菜の組み合わせ3選

① ブロッコリー・にんじん・かぼちゃ・じゃがいも

彩りと食べ応えを重視した定番の組み合わせです。緑、オレンジ、黄色がそろうため、食卓が華やかになります。じゃがいもやかぼちゃを先に蒸し、ブロッコリーを後から追加すると、食感のバランスがよくなります。

② キャベツ・玉ねぎ・しめじ・にんじん

甘みとうまみを楽しみたい人におすすめです。玉ねぎとキャベツは蒸すことで柔らかくなり、しめじの香りも加わります。ポン酢やごまだれとの相性もよく、普段の副菜として取り入れやすい組み合わせです。

③ れんこん・さつまいも・ブロッコリー・きのこ

食感の違いを楽しめる組み合わせです。れんこんの歯ごたえ、さつまいもの自然な甘み、ブロッコリーの適度な硬さが一皿にまとまります。主菜を添えれば、満足感のある夕食になります。

そのままでもおいしい!おすすめのたれレシピ4種類

蒸した野菜は、塩だけでも十分に楽しめます。ただ、毎日食べるなら味付けを変えることも大切です。手軽に作れるたれを用意しておくと、同じ野菜でも違う料理のように楽しめます。

1.ごまみそだれ

  • みそ:大さじ1
  • すりごま:大さじ1
  • 砂糖:小さじ1
  • 水または湯:小さじ1〜2

材料を混ぜ、好みの濃さになるまで水を加えます。にんじん、れんこん、里芋、かぼちゃなど、甘みのある根菜とよく合います。

2.ポン酢ごま油だれ

  • ポン酢:大さじ2
  • ごま油:小さじ1
  • 白いりごま:適量

混ぜるだけで完成する簡単なたれです。キャベツ、ブロッコリー、きのこ類におすすめです。さっぱりした酸味とごま油の香りが、蒸し野菜の甘みを引き立てます。

3.みそマヨだれ

  • マヨネーズ:大さじ2
  • みそ:大さじ1
  • レモン汁:少々

濃厚な味わいが好きな人に向いています。ブロッコリーやじゃがいも、さつまいもと相性がよく、子ども向けの味付けにも使いやすいでしょう。

4.レモン塩オリーブオイルだれ

  • オリーブオイル:大さじ1
  • レモン汁:小さじ1
  • 塩:少々
  • 黒こしょう:適量

混ぜ合わせて野菜にかけるだけです。アスパラガス、ブロッコリー、パプリカ、玉ねぎなど、洋風の野菜料理に適しています。

カゴメの公式レシピでも、ブロッコリー、ミニトマト、大根、にんじん、かぼちゃなどを組み合わせたバーニャカウダ風のせいろ蒸しが紹介されています。2人分で調理時間20分という構成で、蒸し野菜とソースを組み合わせる実用的なメニューです。

また、ミツカングループのレシピでは、豆腐を使ったたれ、つゆとごま油を組み合わせたたれ、オリーブオイルを使ったたれの3種類を楽しむ方法が紹介されています。味を変えながら食べられるため、野菜をまとめて蒸しておきたい日にも便利です。

時短レシピなら野菜の切り方と同時進行が決め手

忙しい日のせいろ蒸しは、野菜を細かく切りすぎず、火の通りやすい大きさにそろえることがポイントです。にんじんやかぼちゃは薄めに切り、ブロッコリーは小房に分けておくと、加熱時間を調整しやすくなります。

調理中にたれを作り、食卓に並べる皿や主食を準備しておけば、蒸し上がってからの作業を減らせます。冷蔵庫に残っている野菜をまとめて使えるため、食材の使い切りにも役立ちます。

【栄養とダイエット】野菜せいろ蒸しのメリットと毎日の献立への取り入れ方

野菜せいろ蒸しのメリットは、油を大量に使わずに調理できることだけではありません。野菜の水分を生かしながら加熱するため、素材ごとの甘みや香りを感じやすく、野菜の種類を増やすきっかけにもなります。

蒸すことで水溶性ビタミンの流出を抑えやすい

野菜にはビタミンCや葉酸など、水に溶けやすい栄養素が含まれています。ゆでる調理では、野菜が大量の湯に直接触れるため、水に溶け出す栄養素が生じます。

せいろ蒸しは食材を湯に直接浸さず、蒸気で加熱する方法です。そのため、ゆでる調理と比べて水への栄養素の流出を抑えやすいという特徴があります。

国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の「健康食品の安全性・有効性情報」では、ビタミンは保存や加熱、調理方法によって量が変化すると説明されています。同資料では、ビタミンCは加熱調理による減少が比較的大きい一方、蒸し調理や電子レンジ調理後の残存率は80%前後とする文献調査も紹介されています。

ただし、蒸せばすべての栄養素がそのまま残るわけではありません。加熱温度や時間、野菜の種類によって結果は異なります。必要以上に長く蒸さず、食材に適した時間で仕上げることが大切です。

野菜不足を補う食習慣として活用できる

厚生労働省の令和6年「国民健康・栄養調査」によると、成人の平均野菜摂取量は258.7gです。男女別では男性268.6g、女性250.3gとなっています。

一方、健康日本21(第三次)が掲げる野菜摂取量の目標は1日350gです。平均値との差は約91gあり、日常的に野菜を増やす余地があります。

農林水産省も、野菜を使った副菜を毎日の食事に取り入れることを推奨しています。野菜料理を一度にたくさん用意できるせいろ蒸しは、こうした食生活の改善に取り入れやすい調理方法です。

せいろ蒸しはダイエット向き?注意したいポイント

野菜せいろ蒸しは、油を多く使う炒め物や揚げ物に比べて、調理に使う油の量を抑えやすい料理です。野菜は食物繊維や水分を含み、加熱するとかさが減って食べやすくなるため、食事のボリュームを確保したい人にも向いています。

ただし、せいろ蒸しを食べるだけで体重が減るわけではありません。ダイエットでは、1日のエネルギー摂取量と消費量のバランス、たんぱく質の確保、食事全体の構成が重要です。

特に注意したいのが、たれのカロリーや塩分です。マヨネーズ、ごま油、濃い味のみそだれなどを大量に使えば、野菜自体が低エネルギーでも食事全体のエネルギーや食塩相当量は増えます。たれは小皿に取り分け、使う量を調整するとよいでしょう。

おすすめのダイエット献立例

野菜せいろ蒸しを主役にするなら、野菜だけで食事を済ませず、主食と主菜を組み合わせることがポイントです。

朝食:蒸したかぼちゃ、ブロッコリー、にんじんに、ゆで卵と全粒粉パンを添えます。朝から野菜とたんぱく質を一緒に取り入れられます。

昼食:蒸したキャベツ、きのこ、にんじんに、鶏むね肉や豆腐を組み合わせ、ご飯を添えます。ポン酢を使えば、さっぱりした味に仕上がります。

夕食:れんこん、さつまいも、ブロッコリー、白菜などを蒸し、白身魚や豚肉を主菜として追加します。ご飯と具だくさんの汁物を合わせると、食事全体のバランスを整えやすくなります。

農林水産省の食育情報でも、野菜などの副菜だけでなく、ご飯などの主食、肉・魚・卵・大豆製品などの主菜を組み合わせることが基本とされています。せいろ蒸しを一品だけで完結させず、献立全体の中に位置づけることが大切です。

【初心者向け】せいろの選び方・洗い方・フライパンでの代用方法

せいろを長く使うには、購入時のサイズ選びだけでなく、使い終わったあとの手入れも欠かせません。天然素材で作られた竹せいろや木製せいろは、金属製の蒸し器とは扱い方が異なります。

竹せいろと木製せいろはどう選ぶ?

せいろには竹製や杉などの木製があり、それぞれ素材の風合いや香り、価格、耐久性などに違いがあります。

竹せいろは比較的手に取りやすく、日常的な蒸し料理に使いやすい素材です。杉などの木製せいろは木の香りを楽しみたい人にも向いています。

購入時には、次のポイントを確認してください。

  • サイズ:鍋の直径と合うか、蒸し板や受け台が必要かを確認する。
  • 段数:1〜2人分なら1段から始め、家族分や複数の食材を同時に蒸すなら2段も検討する。
  • 高さ:野菜だけでなく、肉や魚、シュウマイなども蒸したい場合は深さを確認する。
  • 素材:竹、杉、ひのきなど、香りや手入れのしやすさを比較する。
  • 対応する鍋:ガス火・IHなど、使用する熱源と鍋の組み合わせを確認する。

初めて購入する場合は、せいろ本体だけでなく、ふた、鍋、受け台などを含めたセットも便利です。鍋とのサイズが合わないと蒸気が漏れたり、安定して設置できなかったりするため、直径の確認は欠かせません。

せいろの洗い方とカビを防ぐ手入れ

せいろは使用後、できるだけ早く手入れをします。汚れが少なければ、湿らせた清潔な布で拭くか、水またはぬるま湯で軽く洗い流します。

食材の汚れが付着した場合は、柔らかいスポンジなどで優しく洗います。洗剤の使用については製品によって案内が異なるため、メーカーの取扱説明書を優先してください。油汚れなどで中性洗剤を使う場合は、十分にすすぐ必要があります。

洗浄後は乾いた布で水分を拭き取り、風通しのよい日陰でしっかり乾燥させます。直射日光や過度な乾燥は、素材の変形や割れにつながることがあります。

特に避けたいのが、濡れたまま収納することです。湿気が残った状態で密閉したり、ビニール袋に入れたりすると、カビが発生しやすくなります。食器洗浄機も、基本的には使用しないでください。

竹せいろの取扱説明書を公開しているライソンや、竹せいろの取り扱い方法を案内している無印良品なども、使用後の洗浄と十分な乾燥を案内しています。長く使うためには、調理後の乾燥までを一連の作業として習慣にが必要です。

せいろがない場合はフライパンで代用できる?

せいろ専用の鍋がない場合でも、深さのあるフライパンを使って蒸し料理を楽しめます。せいろ本体をフライパンに載せる場合は、直径が合っていて安定すること、十分な水量を確保できることが条件です。

無印良品の竹材蒸籠の案内でも、対応する深型フライパンと受け台を組み合わせる使用方法が示されています。フライパンの形状によっては専用の受け台が必要になるため、安定性を優先してください。

せいろそのものがない場合は、ふた付きの深型フライパンに金属製の蒸し台を置き、その上に耐熱皿や蒸し用の容器を載せる方法があります。食材が湯に直接浸からないようにし、蒸気が十分に回る状態を作ります。

ただし、耐熱性が確認できないガラス容器やプラスチック製品は使用しないでください。加熱による破損や変形のおそれがあります。また、調理中に水がなくならないよう確認し、ふたを開けるときは顔や手に蒸気が当たらないよう注意しましょう。

【プロの結論】野菜せいろ蒸しを毎日の食卓で続けるための判断基準

野菜せいろ蒸しをおいしく作るために、特別な技術や高価な調理器具は必要ありません。仕上がりを左右するのは、食材ごとの火の通りやすさを理解し、切り方、蒸し時間、加熱の順番を調整することです。

特に押さえておきたい要点は、次の3つです。

  • 切り方をそろえる:同じ野菜は厚みや大きさをそろえ、均一に火が通るようにする。
  • 加熱時間を調整する:根菜から先に蒸し、葉物やブロッコリーは後から加える。
  • 手入れまで考えて使う:せいろを十分に乾燥させ、湿気の少ない場所で保管する。

一方、せいろ蒸しがすべての人にとって最適な調理方法というわけではありません。短時間で一品だけ作りたい人や、調理器具の乾燥・保管に手間をかけたくない人には、電子レンジや一般的な蒸し器のほうが便利な場合もあります。

また、ほうれん草などアクの強い野菜は、蒸すだけではえぐみが残ることがあります。こうした野菜は、下ゆでや水さらしなど、食材に合った調理方法を選ぶことも必要です。

おすすめなのは、最初から何種類もの野菜を使わず、にんじん、ブロッコリー、キャベツなど、蒸し時間が分かりやすい3種類程度から始めることです。慣れてきたら、きのこや根菜、季節の野菜を追加していけば、無理なくレパートリーを広げられます。

【野菜せいろ蒸し】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:野菜せいろ蒸しは何分くらい蒸せば完成しますか?
A1:野菜によって異なります。ブロッコリーは約3〜6分、キャベツは約3〜6分、にんじんは約8〜12分、かぼちゃは約10〜15分が目安です。根菜やいも類は竹串がすっと通るか確認し、必要に応じて加熱時間を追加してください。

Q2:野菜せいろ蒸しは重ねて蒸しても大丈夫ですか?
A2:2段以上に重ねて蒸しても問題ありません。基本的には下段ににんじん、じゃがいも、かぼちゃなどの火が通りにくい野菜を置き、上段にブロッコリーや葉物などを配置します。蒸し時間の短い野菜は途中から追加すると、食材ごとの食感を保ちやすくなります。

Q3:せいろは洗剤で洗っても大丈夫ですか?
A3:基本的には水やぬるま湯で洗い、汚れを落とす方法が適しています。ただし、メーカーによって中性洗剤の使用を認めている製品もあります。製品の取扱説明書を確認し、洗ったあとは水分を拭き取って、風通しのよい日陰で完全に乾燥させてください。

まとめ:野菜せいろ蒸しは切り方・時間・順番でおいしさが変わる

野菜せいろ蒸しは、素材の味を生かしながら野菜を手軽に取り入れられる家庭料理です。おいしく仕上げるには、野菜ごとの切り方と蒸し時間を把握し、火の通りにくい食材から順番に加熱することが基本になります。

ブロッコリーや葉物は短時間で取り出し、にんじんやれんこん、かぼちゃなどの根菜は中心まで火が通るように調整します。火加減は中火を基本に、蒸気が安定して出る状態を維持してください。

たれを変えれば味のバリエーションも広がり、ごまみそ、ポン酢、レモンオイルなどを使い分けることで、毎日の献立に取り入れやすくなります。加えて、せいろの使用後に十分な乾燥を徹底すれば、長く愛用できます。

まずは冷蔵庫にある3種類程度の野菜から始め、少しずつ食材や味付けを増やしてみてください。無理なく続けられる調理方法を見つけることが、野菜をおいしく食べる習慣につながります。

主な根拠資料: 厚生労働省「令和6年国民健康・栄養調査」、農林水産省「野菜の消費動向」、国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品の安全性・有効性情報」、カゴメ・ミツカンの公式レシピ、無印良品・ライソンの製品取り扱い資料。

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藤堂 遥
デジタルマーケター 藤堂 遥
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美容・ファッション担当として8年以上の取材経験。beauty領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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