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【2026年結果】ティントレットが矢野貴之騎手とのコンビで完勝

真壁 拓也 真壁 拓也 • 更新: • 公開: • 読了約 20 分
目次

2026年9月2日・第33回

2026年の第33回アフター5スター賞は、大井競馬場のダート1200m、16頭立てで実施された。優勝したのは、荒山勝徳厩舎のティントレット。1番人気に応え、重賞タイトルを獲得した。

2026年の着順とレース結果

地方競馬情報サイトの公式競走成績によると、上位3頭は次のとおり。

着順 馬名 騎手 人気 タイム
1着 ティントレット 矢野貴之 1番人気 1:11.0
2着 ナスティウェザー 本田正重 8番人気 1:11.5
3着 マスターオブライフ 御神本訓史 2番人気 1:11.5
4着 ファーンヒル 笹川翼 4番人気 1:11.8

- 開催日:2026年9月2日
- 競馬場:大井競馬場
- 距離:ダート1200m
- 馬場状態:良
- 出走頭数:16頭
- 勝ち馬の単勝オッズ:1.9倍
- 1着賞金:1,500万円

ティントレットは2番枠から好位の内側で脚を温存。4コーナーで外へ持ち出すと、直線で加速して先頭に立った。

2着ナスティウェザーとの差は2馬身半。3着マスターオブライフにも先着し、人気に見合う内容で勝利を収めた。

一方、前年の優勝馬ファーンヒルは4着。59kgを背負って前方から競馬を進めたが、直線半ばで伸びが鈍った。同じ荒山勝徳厩舎の所属馬によるワンツーフィニッシュは実現しなかった。

矢野貴之騎手の騎乗とティントレットの評価

この勝利で注目したいのが、矢野貴之騎手とティントレットの組み合わせだ。

地方競馬情報サイトのウェブハロンのレース回顧によると、矢野騎手は韓国でのディクテオンの調整を終えた後、大井へ戻ってこのレースに騎乗した。

矢野騎手はレース後、次のように振り返っている。

騎乗依頼をいただいて、しっかり仕事ができてホッとしています。

また、ティントレットは気性面に難しさを抱える馬であり、矢野騎手は荒山調教師に騎乗を希望した経緯も明かしている。

荒山勝徳調教師も、砂を被って嫌がる場面がありながら、最終的には馬の勢いと地力が上回ったと評価した。

加えて、ウェブハロンの記事では、2026年のJBCスプリント(11月3日、金沢)を目標にする方針が紹介されている。

ティントレットの勝利は、単に1番人気が順当に勝ったというだけではない。気性面の課題を抱えながら、騎手との連携によって大舞台で結果を出した点にも価値がある。

【大井ダート1200mの特徴】アフター5スター賞を左右するコース適性

アフター5スター賞

アフター5スター賞を理解するうえで欠かせないのが、大井競馬場の外回り1200mという舞台設定だ。

同じダート1200mでも、競馬場によって求められる能力は異なる。大井の1200mは、短距離戦らしい先行力に加えて、長い直線での持続力も問われるコースである。

大井1200mの基本スペック

項目 内容
競馬場 大井競馬場
コース 外回り・右回り
距離 1,200m
外回り1周 1,600m
スタート地点 2コーナー付近
3コーナーまで 約500m
最後の直線 386m
最大出走頭数 16頭

JBC特設サイトのコース解説によると、大井外回り1200mは2コーナー付近からスタートし、3コーナーと4コーナーを通過するワンターンのコースだ。

スタートから3コーナーまで約500mあるため、短距離戦としては序盤に位置取りを調整する余地がある。

また、ゴール前の直線は386m。地方競馬では最長クラスの長さで、先行馬だけでなく、直線で外から追い込む馬にもチャンスがある。

逃げ・先行馬だけでは決まらない理由

大井1200mでは、スタート直後の位置取りが重要になる。

内枠の逃げ馬はコーナーを小さく回れる利点がある一方、出遅れると後続に囲まれ、進路を失う可能性もある。

外枠の馬は序盤にポジションを確保しやすいケースがあるものの、前へ出るために脚を使いすぎると最後の直線で苦しくなる。

つまり、単純な枠順の優劣だけでは判断できない。

重要なのは次の3点だ。

- スタート直後に無理なくポジションを確保できるか。
- 3~4コーナーで余計な脚を使わずに回れるか。
- 直線386mで最後まで伸び続けられるか。

2026年のティントレットは、序盤に好位で脚を温存し、4コーナーから進出する競馬を見せた。

この勝ち方は、大井1200mで必要となる位置取りと末脚のバランスをよく表している。

【創設経緯と距離変更】1994年の重賞格上げからJBCスプリントへの道

アフター5スター賞の歴史を振り返ると、現在の短距離重賞としての姿は、創設当初から続いていたものではない。

大きな転換点は1994年と2003年の2回だ。

1994年:1800mの準重賞から重賞へ

地方競馬の公式紹介によると、前身は1800mの準重賞として実施されていた「アフターファイブ賞」。

これが1994年に重賞へ格上げされ、「アフター5スター賞」となった。

第1回は1994年8月30日に大井競馬場で開催され、ツキノイチバンが優勝している。

当時の距離は1800m。現在の1200mとは異なり、中距離適性や持久力も問われる競走だった。

2003年:JBCスプリントとの連動で1200mへ

次の大きな転換点が2003年である。

同年からJBCスプリントの地区代表馬選定競走、いわゆる指定競走となり、距離が1200mへ短縮された。

ただし、2003年は大井競馬場のスタンド改修工事の影響で1190mとして実施されている。翌年以降は通常の1200mとなった。

この変更によって、レースの性格は大きく変わった。

1800mで求められるスタミナ中心の競走から、スピード、先行力、短距離での加速力を競うスプリント重賞へと転換したのである。

JBCスプリント・東京盃との関係

アフター5スター賞の大きな特徴は、秋のダート短距離路線と密接につながっていることだ。

関係する主要競走を整理すると、次のようになる。

競走名 格付け 役割・関係
アフター5スター賞 SIII 南関東の短距離有力馬が集まる重賞
東京盃 JpnII 優勝馬に優先出走権が与えられる重要な前哨戦
JBCスプリント JpnI ダート短距離路線の頂点を争う大舞台

アフター5スター賞はJBCスプリントの指定競走であり、東京盃への優先出走権も設定されている。

そのため、単独の地方重賞というよりも、秋の大一番へ向けた選考・前哨戦としての意味合いが強い。

ただし、優勝すれば必ずJBCスプリントを勝てるわけではない。各馬の状態や陣営の判断によって、その後のローテーションは異なる。

実際に2025年の優勝馬ファーンヒルは、アフター5スター賞からJBCスプリントへ進んで勝利した。

2020年のサブノジュニアも、東京盃5着を経てJBCスプリントを制している。

こうした実績が、アフター5スター賞の存在価値を高めてきた。

【歴代優勝馬】キタサンミカヅキの3連覇から2026年ティントレットまで

アフター5スター賞の歴史を語るうえで欠かせないのが、複数回優勝した実力馬たちだ。

なかでもキタサンミカヅキは、2017年から2019年にかけて3連覇を達成した象徴的な存在である。

2016~2026年の歴代優勝馬と関係者

地方競馬情報サイトとSPAT4プレミアムポイントの競走記録をもとに、直近11回の優勝馬を整理した。

年 優勝馬・所属 人気 主な関係者・注目点 2026 ティントレット(大井) 1番 矢野貴之・荒山勝徳 2025 ファーンヒル(大井) 1番 笹川翼・荒山勝徳。JBCスプリントも優勝 2024 エンテレケイア(浦和) 1番 吉原寛人・小久保智 2023 ギシギシ(大井) 1番 笹川翼・栗田裕 2022 プライルード(大井) 2番 本田正重・藤田輝信 2021 ワールドリング(船橋) 4番 張田昂・張田京 2020 サブノジュニア(大井) 1番 矢野貴之・堀千亜。JBCスプリント優勝 2019 キタサンミカヅキ(船橋) 1番 森泰斗・佐藤賢 2018 キタサンミカヅキ(船橋) 1番 森泰斗・佐藤賢。東京盃も優勝 2017 キタサンミカヅキ(船橋) 8番 繁田健一・佐藤賢。東京盃も優勝 2016 ルックスザットキル(大井) 2番 早田功駿・米田英

キタサンミカヅキ:史上に残る3連覇

キタサンミカヅキは2017年、2018年、2019年のアフター5スター賞を3連覇した。

特筆すべきは、2017年に8番人気で勝利している点だ。

翌2018年、2019年は1番人気で勝利しており、人気を背負った状態でも結果を残した。

さらに2017年と2018年には東京盃も制覇。アフター5スター賞と東京盃の双方で連続して結果を残した、代表的な地方スプリンターである。

サブノジュニア:矢野貴之騎手とJBC制覇

2020年の優勝馬サブノジュニアも重要な存在だ。

矢野貴之騎手とのコンビでアフター5スター賞を制し、その年のJBCスプリントも優勝した。

アフター5スター賞がJBCスプリントにつながるレースであることを、結果で示した代表例といえる。

ファーンヒル:2025年から2026年への継承

2025年の優勝馬ファーンヒルは、笹川翼騎手とのコンビで1分10秒9を記録した。

その後、JBCスプリントでも優勝し、アフター5スター賞からダート短距離の頂点へ進む実績を残した。

2026年は同じ荒山勝徳厩舎のティントレットが優勝。ファーンヒル自身も4着に入り、厩舎の層の厚さを感じさせた。

なお、2026年のティントレットは10月8日の東京盃にも出走し、5着となっている。9月のアフター5スター賞から秋の短距離路線へ進んだことも、今年の注目点だ。

【過去10年のデータ分析】人気別成績と船橋所属馬の強さ

アフター5スター賞を予想する際、参考になるのが過去10年間の傾向だ。

ここではSPAT4プレミアムポイントが公表した2016~2025年のデータを対象とする。2026年の結果は直近の実例として別に扱う。

人気別成績:1番人気の勝率は60%

過去10年間の人気別成績は次のとおり。

人気 1着 2着 3着 4着以下 勝率
1番人気 6 0 1 3 60.0%
2番人気 2 3 1 4 20.0%
3番人気 0 3 2 5 0%
4番人気 1 1 1 7 10.0%
5番人気 0 1 1 8 0%
6番人気以下 1 2 4 85 1.1%

もっとも目立つのは1番人気の強さだ。

2016~2025年の10回で、1番人気は6勝。勝率は60%に達している。

ただし、2着は一度もない。3着が1回で、残り3回は4着以下だった。

つまり、1番人気は勝つときには勝つ一方、人気を裏切る場合もあるという特徴が見える。

2番人気も2勝、2着3回で連対率50%。上位人気を中心に考えるのは合理的だが、1番人気を無条件に信頼するだけでは不十分だ。

また、2017年のキタサンミカヅキのように、8番人気から勝利した例もある。

人気薄をすべて切り捨てるのではなく、コース適性や過去の短距離実績を確認したい。

船橋所属馬の成績:大井開催でも侮れない

もう一つ注目したいのが、所属競馬場別の成績だ。

2016~2025年のデータでは、地元の大井所属馬が最多の5勝を挙げている。しかし、勝率を見ると船橋所属馬が上回っている。

所属 1着 2着 3着 4着以下 勝率
大井 5 5 7 65 6.1%
船橋 4 3 2 20 13.8%
浦和 1 1 0 21 4.3%
川崎 0 1 1 6 0%

船橋所属馬は29回の出走で4勝。勝率13.8%、連対率24.1%という数字を残している。

一方、大井所属馬は82回の出走で5勝、勝率6.1%だった。

この数字だけで船橋所属馬が常に有利とは判断できない。出走馬の能力や年度ごとのメンバー構成が異なるからだ。

それでも、開催競馬場と所属競馬場が同じだからという理由だけで、大井所属馬を過大評価するのは避けたい。

過去10年のデータから見える3つの特徴

- 1番人気が強い: 10年間で6勝しており、軸候補として有力。
- 船橋所属馬が健闘: 勝率・連対率ともに大井所属馬を上回る。
- 連覇・複数回好走する馬がいる: キタサンミカヅキの3連覇など、リピーターの存在が目立つ。

特に、同じ馬が何度も好走する点は重要だ。

SPAT4の分析では、サブノジュニア、キャンドルグラス、アピア、マックスなども複数回の馬券圏内実績を残している。

単純な近走成績だけではなく、大井1200mへの適性や、このレース自体との相性も評価材料になる。

【馬券検討で押さえたいポイント】よくある誤解と実践的な判断基準

アフター5スター賞を予想する際には、人気や所属だけで判断しないことが大切だ。

誤解1:大井開催だから大井所属馬が圧倒的に有利

実際には、2016~2025年の所属別データで船橋所属馬の勝率が上回っている。

大井のコースを経験していることはプラス材料だが、それだけで勝敗が決まるわけではない。

誤解2:1番人気なら2着以内は確実

1番人気の勝率は60%だが、過去10年間で2着はゼロだった。

1着か、3着か、あるいは着外かという結果に分かれている。

人気だけで馬券を組み立てるのではなく、先行力や末脚、斤量を含めて判断したい。

誤解3:JBCスプリントの指定競走だから勝てばJBCも勝てる

ファーンヒルやサブノジュニアのような成功例はあるが、すべての優勝馬が同じ結果を残すわけではない。

東京盃を使う馬もいれば、別のローテーションを選ぶ馬もいる。

アフター5スター賞は重要なステップだが、その後の成績まで保証するものではない。

レースを見るときの判断基準

今後のアフター5スター賞を予想するなら、次の順序で評価すると整理しやすい。

1. 大井1200mでの実績と短距離適性。
2. 近走のスプリント重賞での成績。
3. 斤量と他馬との負担重量差。
4. スタートから3コーナーまでの位置取り。
5. 4コーナーから直線にかけての末脚。
6. 所属競馬場だけでなく、騎手・調教師との組み合わせ。

特に見落としたくないのが斤量だ。

2026年はファーンヒルが59kgを背負い、直線で脚色が鈍った。短距離戦ではわずかな重量差も、最後の伸びに影響する可能性がある。

もっとも、斤量だけで敗因を断定することはできない。展開や馬の状態も合わせて評価する必要がある。

【よくある質問】アフター5スター賞に関するFAQ

Q1:2026年のアフター5スター賞の優勝馬は誰ですか?

A1:2026年9月2日に大井競馬場で行われた第33回の優勝馬はティントレットです。矢野貴之騎手が騎乗し、1分11秒0で2着ナスティウェザーに2馬身半差をつけました。

Q2:アフター5スター賞は何メートルのレースですか?

A2:現在は大井競馬場の外回りダート1200mで行われています。2003年から距離が短縮され、同年のみスタンド改修の影響で1190mでした。

Q3:アフター5スター賞はJBCスプリントと関係がありますか?

A3:関係があります。2003年からJBCスプリントの地区代表馬選定競走(指定競走)となっています。また、優勝馬には東京盃の優先出走権が与えられるため、秋のダート短距離路線を占う重要な競走です。

Q4:アフター5スター賞で最も優勝回数が多い馬は?

A4:2017~2019年に3連覇したキタサンミカヅキです。2017年は8番人気、2018年と2019年は1番人気で優勝しています。

Q5:過去10年で最も成績が良い人気は?

A5:1番人気です。2016~2025年の10回で6勝、勝率60%を記録しています。ただし、2着はなく、3回は4着以下に敗れています。

Q6:船橋所属馬はアフター5スター賞に強いですか?

A6:過去10年では4勝、勝率13.8%で、大井所属馬の6.1%を上回っています。開催地は大井ですが、船橋所属馬も有力な候補として検討する価値があります。

【プロの結論】アフター5スター賞は秋のダート短距離路線を占う重要な一戦

アフター5スター賞は、1994年に1800mの重賞としてスタートし、2003年の距離短縮を経て、現在の大井1200mのスプリント重賞へと発展してきた。

その歴史には、キタサンミカヅキの3連覇、サブノジュニアのJBCスプリント制覇、ファーンヒルの2025年の活躍など、地方競馬の短距離路線を代表する実績が刻まれている。

そして2026年、ティントレットが矢野貴之騎手とのコンビで新たな優勝馬として名を連ねた。

今回の結果と過去10年のデータから見えてくる要点は3つある。

- 人気面では1番人気が優勢だが、2017年のキタサンミカヅキのような伏兵の勝利もある。
- 大井開催であっても船橋所属馬の成績は優秀で、所属だけを理由に評価を固定すべきではない。
- JBCスプリントや東京盃につながるため、優勝馬の次走や陣営のローテーションにも注目する価値がある。

アフター5スター賞の本当の面白さは、1200mの一戦だけで評価が完結しないところにある。

夏の短距離戦線で力を示した馬が、秋の東京盃、そしてJBCスプリントへと進んでいく。その流れの中で、どの馬が地方競馬の枠を超えてトップスプリンターへ成長するのか。

2026年のティントレットの優勝も、そうした秋の短距離路線を考えるうえで見逃せない出来事となった。

アフター5スター賞は、歴代優勝馬の名前を追うだけでなく、その後のダート短距離路線まで含めて楽しみたい重賞である。


主な参考資料:地方競馬情報サイト「重賞競走優勝馬一覧」「2026年9月2日競走成績」、地方競馬全国協会のオンライン情報誌「ウェブハロン」、JBC特設サイト、SPAT4プレミアムポイント「南関データ分析」。

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真壁 拓也

アニメ・漫画担当として6年以上の取材経験。anime領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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