東京・銀座で本格的なすき焼きやしゃぶしゃぶを味わいたい人に知られる「銀座らん月」。1947年(昭和22年)6月15日に創業した老舗で、特撰A5等級の黒毛和牛を使った牛肉料理をはじめ、ずわいがにを使ったかにすきやかにしゃぶしゃぶ、季節の懐石料理まで幅広く提供している。2026年には創業79周年を迎え、銀座の和食店として長い歴史を重ねてきた。
一方、来店前に気になるのは、実際の口コミや評判、ランチとディナーの料金、すき焼き・しゃぶしゃぶのコース価格ではないだろうか。加えて、2026年10月30日には12月1日からの一部価格改定が発表された。この記事では、11月2日時点の公式メニュー、口コミ評価、現在の店舗所在地や営業時間を整理し、価格改定前後に注意したいポイントまで詳しく紹介する。
【銀座らん月とは?】昭和22年創業の老舗が守る和牛とおもてなし

1947年創業、戦後の銀座から続く歴史
銀座らん月の創業は1947年(昭和22年)。公式の会社概要によると、創業日は6月15日である。
創業当時の日本は、第二次世界大戦後の復興期にあった。公式の店舗紹介では、十分な食事を提供することで人々に明日への活力を届けたいという創業者の思いが、店の出発点だったと説明されている。
当時の銀座は、現在のような高級商業地としての姿を整える途上にあった。そうした時代から銀座三丁目で営業を続け、すき焼きやしゃぶしゃぶを中心とする牛肉料理を看板としてきた点に、同店の歴史的な特徴がある。
現在の経営理念として掲げているのは「食を通して社会に奉仕する」という考え方。伝統を受け継ぎながら、旬の食材やサービスの向上にも取り組んでいる。
銀座らん月の看板は特撰A5等級の雌牛
料理の中心となるのは、国産A5等級の黒毛和牛だ。公式サイトによると、使用するのは未経産の雌牛に限定した和牛で、専門の担当者が毎週芝浦の食肉市場に足を運び、肉質や重量を見極めて直接買い付けている。
A5という格付けだけでなく、雌牛に限定して仕入れることや、専門担当者による選別を重視している点が特徴だ。
また、牛肉料理だけに特化しているわけではない。ずわいがにを使ったかにすき、かにしゃぶしゃぶ、かに焼しゃぶしゃぶなども展開している。和牛と海鮮の両方を楽しめることは、一般的なすき焼き専門店との違いといえる。
2026年現在の店舗はZOE銀座5階
現在の店舗所在地は、東京都中央区銀座3丁目3-1のZOE銀座5階。
ここで注意したいのが、現在の店舗が旧店舗ビルの建て替えに伴う移転先であることだ。2023年5月30日の公式告知では、旧店舗ビルの建て替え期間中はZOE銀座5階で営業すると発表。同年6月26日に新店舗で営業を再開した。
つまり、2026年11月現在も公式アクセスページに掲載されているZOE銀座5階が来店先となる。昔の店舗を訪れようとしている人は、住所を間違えないようにしたい。
【2026年最新メニュー】ランチ料金とすき焼き・しゃぶしゃぶの値段
銀座らん月の料金は、ランチとディナーで大きく異なる。特にランチには、A5和牛を使用したすき焼きやしゃぶしゃぶを比較的選びやすい価格で楽しめるメニューがある。
すき焼きランチは6,300円から
2026年11月2日時点で公式サイトに掲載されているすき焼きランチは、次の価格設定となっている。
- 梅:6,300円(税込)
- 竹:7,300円(税込)
- 松:8,300円(税込)
いずれも肉の量は120gで、ご飯などのお食事と香の物が付く。
加えて、先付2点やお造り、食事、香の物、デザートを含むコースも用意されている。
- 梅:9,000円(税込)
- 竹:10,000円(税込)
- 松:11,000円(税込)
単品のすき焼きと比較すると、コースは前菜やお造り、デザートまで楽しめる構成になっている。食事そのものだけでなく、ゆっくりとした会食を目的にするならコースが選択肢となる。
しゃぶしゃぶ・すきしゃぶしゃぶランチの料金
しゃぶしゃぶとすきしゃぶしゃぶのランチは、100gの和牛を使ったメニューが中心だ。
- 梅:5,300円(税込)
- 竹:6,300円(税込)
- 松:7,300円(税込)
先付2点、お造り、食事、香の物、デザートが付くコースの場合は、梅8,000円、竹9,000円、松10,000円となる。
すき焼きよりも比較的軽やかに和牛を楽しみたい人には、しゃぶしゃぶが向いている。肉の量と料理内容を基準に選ぶと、自分に合った価格帯を決めやすい。
2,000円台から選べる和牛ランチもある
鍋料理以外にも、ランチには和牛を使った定食や御膳がある。
- 特撰A5和牛みぞれ焼・生姜焼き:2,200円(税込)
- 特撰A5和牛スパイシーカレー:2,200円(税込)
- 特撰A5和牛ハンバーグステーキ:2,400円(税込)
- 特撰A5和牛柔らか角煮御膳:2,600円(税込)
- 特撰A5和牛すき焼重:3,000円(税込)
- らん月御膳:3,500円(税込)
角煮御膳は1日15食限定。すき焼き重は創業以来のすき焼きをお重にしたメニューとして紹介されている。
初めて訪れる人がいきなり高額な鍋コースを注文する必要はない。まずは和牛料理やすき焼き重で店の味を知り、次回に本格的な鍋料理を楽しむという利用方法も考えられる。
【ディナーの料金を徹底比較】すき焼き・しゃぶしゃぶ・かに料理のコース
夜の銀座らん月では、すき焼きやしゃぶしゃぶのほか、かに料理と和牛を組み合わせたメニューも選べる。
以下は、2026年11月2日時点で公式グランドメニューに掲載されている税込価格。12月1日の価格改定前の掲載価格として確認しておきたい。
| 料理・コース | 単品価格(税込) | コース価格(税込) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| すき焼き | 10,000~18,000円 | 15,000~23,000円 | A5和牛と野菜。担当者が取り分けるスタイル |
| しゃぶしゃぶ・すきしゃぶ | 8,000~18,000円 | 13,000~23,000円 | 和牛の旨味を楽しむ鍋料理 |
| かにすき | 8,500~12,000円 | 13,500~17,000円 | 特撰生ずわいがにと野菜 |
| かにしゃぶしゃぶ | 11,000~14,500円 | 16,000~19,500円 | 生ずわいがにの甘みを楽しめる |
| 松そろえ | 13,500~25,500円 | 18,500~30,500円 | 特撰A5和牛と特撰生かにの組み合わせ |
※肉やかにの種類、梅・竹・松・特撰の区分によって価格が異なる。すべて1人前の基本価格として確認し、詳細は注文時に店舗へ問い合わせたい。ディナーには別途サービス料10%が加算される。
すき焼きは15,000円から23,000円のコース
銀座らん月の代表料理といえば、やはりすき焼きだ。
公式メニューでは、特撰A5和牛と野菜に加え、お通し、八寸、前菜、食事、デザートが付くコースを用意している。
コース料金は梅15,000円、竹19,000円、松21,000円、特撰23,000円。肉の量は梅が130g、竹・松・特撰が150gとなっている。
単に肉を食べるだけではなく、前菜から食後まで一通り楽しめる構成だ。接待や記念日など、食事の時間そのものを大切にしたい場面に適している。
しゃぶしゃぶコースは13,000円から
しゃぶしゃぶとすきしゃぶしゃぶのコースは、梅13,000円、竹17,000円、松21,000円、特撰23,000円。
肉の量は梅110g、竹130g、松と特撰は150g。お通し、八寸、前菜、特撰A5和牛、野菜、食事、デザートが含まれる。
すき焼きとの価格差だけでなく、肉の量や味付けの好みも比較したい。甘辛い割り下で和牛を味わいたいならすき焼き、だしの風味と肉本来の味を楽しみたいならしゃぶしゃぶという選び方ができる。
かにすき・かにしゃぶしゃぶは冬の会食にもおすすめ
銀座らん月は、かに料理にも力を入れている。
かにすきは、店舗独自の出汁で生ずわいがにを味わう料理。コースは梅13,500円、竹15,000円、松17,000円となっている。
一方、かにしゃぶしゃぶは梅16,000円、竹18,000円、松19,500円。特製ポン酢で味わうスタイルで、かに特有の甘みを楽しめる。
さらに注目したいのが「松そろえ」。特撰A5和牛と特撰生かにを一度に味わえる料理で、コースは18,500円から30,500円まで用意されている。
和牛もかにも両方楽しみたいという人や、遠方から訪れるゲストをもてなす食事には、魅力的な選択肢となる。
【銀座らん月の口コミ・評判】料理・雰囲気・接客を客観的に検証
実際に来店する前には、公式のメニューだけでなく、利用者の評価も気になるところだ。
一休.comレストランの口コミページでは、2026年11月2日時点で総合評価4.33、66件の評価が掲載されている。内訳は料理・味4.48、雰囲気4.36、サービス4.39、コストパフォーマンス4.23。料理とサービスの評価が比較的高い。
高評価につながっているポイント
2026年に投稿された口コミを見ると、特に評価されているのは次のような点だ。
- 和牛の品質:すき焼き重やみぞれ焼きなど、ランチの和牛料理について肉質やボリュームを評価する声がある。
- 落ち着いた店内:テーブルの広さや隣席との距離感、ゆったりと食事できる雰囲気が好評。
- スタッフの接客:料理やご飯のおかわりへの声かけ、丁寧な案内などを評価する口コミが見られる。
- 幅広い利用シーン:友人との食事、家族の誕生日、親族との会食などに利用されている。
特に2026年8月から10月にかけての投稿では、料理の味やスタッフの対応、広々とした座席を評価する内容が確認できる。
低評価の口コミから分かる注意点
一方、すべての利用者が満足しているわけではない。
2026年10月の口コミには、現在の仮店舗の内装を物足りなく感じたという意見や、ご飯の炊き加減、料理の提供状況について不満を述べる投稿もある。また、2026年7月には予約したランチの提供が遅かったという指摘も見られた。
接客についても、スタッフの対応を高く評価する声がある一方、サービスの細やかさに不満を感じた利用者もいる。
こうした評価の違いは、訪問日時や混雑状況、担当スタッフ、利用者が期待するサービス水準によっても変わる。総合点だけで判断せず、料理・雰囲気・接客の各項目を確認することが大切だ。
口コミから判断する銀座らん月の実力
評価全体を見ると、銀座らん月は料理の品質と店内の落ち着きが強みとして認識されている。一方、サービスの安定性や仮店舗の内装については、利用者によって受け止め方に差がある。
老舗の伝統的な牛肉料理を楽しみたい人にとっては有力な候補だが、接客や空間演出に対して非常に高い期待を持つ場合は、最新の口コミも参考にしておきたい。
【接待・会食で使える?】ディナー予算と個室・席料を解説
ディナーはサービス料10%を含めて予算を考える
銀座らん月でディナーを予約する際に忘れてはいけないのが、別途加算されるサービス料だ。
公式グランドメニューには、飲食代に対してサービス料10%を頂戴する旨が記載されている。料理価格が税込表示でも、サービス料を加えた支払い額は異なる。
例えば、次のような予算になる。
- しゃぶしゃぶ梅コース13,000円:サービス料込み14,300円
- すき焼き梅コース15,000円:サービス料込み16,500円
- かにしゃぶしゃぶ梅コース16,000円:サービス料込み17,600円
- 松そろえ梅コース18,500円:サービス料込み20,350円
いずれも飲み物代や、該当する場合の席料などは含まない計算だ。
ディナーで一人当たり15,000円前後を想定している場合、飲み物を追加すると予算を超える可能性がある。接待や会食では、料理だけでなくドリンクや席料も含めた金額で考えておきたい。
個室は4名・6名・8名用、最大20名まで対応
座席は大きく分けてテーブル席、半個室、完全個室の3タイプ。
公式の座席案内によると、完全個室は4名・6名・8名用があり、部屋をつなげることで最大20名まで利用できる。
個室料金は次のとおりだ。
- ランチ:4名個室2,000円、6名個室3,000円、8名個室5,000円
- ディナー:4名個室4,000円、6名個室6,000円、8名個室10,000円
また、座席案内には席料としてランチ1名500円、ディナー1名1,000円という記載もある。席種による適用条件は予約時に確認したい。
ランチタイムに個室を利用する場合は、飲食代に対して別途10%のサービス料がかかる点にも注意が必要だ。
接待・会食に向いている理由
銀座らん月が接待や会食の候補になる理由は、料理の選択肢と個室環境にある。
牛肉料理だけでなく、かに料理や懐石料理も選べるため、ゲストの好みや季節に合わせてメニューを決めやすい。個室を利用すれば、周囲の視線を気にせず会話を進められる。
一方、個室の利用には室料が必要となる。予算を抑えたい会食であれば、広いテーブル席や半個室も検討するとよい。
なお、公式メニューには6名以上の予約について、事前に料理を注文するよう案内がある。大人数の会食では、席だけでなく料理内容も早めに決めておこう。
【営業時間・アクセス・12月価格改定】来店前に確認したい最新情報
銀座らん月の現在の店舗情報
- 店名:銀座らん月
- 住所:東京都中央区銀座3-3-1 ZOE銀座5階
- 電話番号:03-3567-1021
- 最寄り駅:東京メトロ銀座駅C8番出口から徒歩約2分
- JR有楽町駅:徒歩約5分
- 入口:並木通り側
銀座駅から近く、買い物や観劇の前後にも立ち寄りやすい立地だ。ZOE銀座のエレベーター入口は並木通り側にあるため、建物に到着したら入口の位置を確認しておきたい。
営業時間と定休日
公式アクセスページに掲載されている通常営業時間は以下のとおり。
- 平日ランチ:11:30~15:30(料理のラストオーダー14:30)
- 平日ディナー:17:30~22:30(料理L.O.21:00、ドリンクL.O.22:00)
- 土日祝ランチ:11:30~15:30(L.O.14:30)
- 土日祝ディナー:17:00~22:30(料理L.O.21:00、ドリンクL.O.22:00)
銀座公式ウェブサイトの店舗案内では、休業日は1月1日のみと紹介されている。ただし、年末年始や特別営業日は通常と営業時間が異なることがあるため、事前確認をおすすめする。
2026年12月1日から一部商品の価格改定
2026年の来店計画で特に注意したいのが、10月30日に発表された価格改定のお知らせだ。
銀座らん月は、最近の食材費などの仕入れ価格改定を理由として、2026年12月1日から一部商品の価格を改定すると公式サイトで告知している。
ただし、11月2日時点で確認できる同告知には、改定対象の商品名や改定後の価格が掲載されていない。すべての料理が値上がりするという発表でもない。
そのため、この記事に掲載した料金は11月2日時点で確認できる公式メニューの価格であり、12月1日以降の確定価格として扱うことはできない。
12月以降に予約する場合は、次の点を確認しておきたい。
- 注文予定のすき焼き・しゃぶしゃぶコースが価格改定の対象か
- ランチメニューにも変更があるか
- かに料理や松そろえの価格が変更されるか
- サービス料や個室料金に変更があるか
特に年末の会食や忘年会で利用する場合は、予約時点の価格を電話で確認しておくと予算を立てやすい。
【銀座らん月に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:銀座らん月のランチは何円から利用できますか?
A1:2026年11月2日時点の公式メニューでは、特撰A5和牛みぞれ焼き・生姜焼きやスパイシーカレーが2,200円(税込)から。すき焼きランチは6,300円から、しゃぶしゃぶランチは5,300円からです。
Q2:銀座らん月のすき焼きディナーはいくらですか?
A2:公式メニュー掲載価格では、単品が10,000円~18,000円、コースが15,000円~23,000円です。ディナーは別途サービス料10%が加算されるため、飲み物代なども含めて予算を考えてください。
Q3:銀座らん月にはかにしゃぶしゃぶがありますか?
A3:あります。特撰生ずわいがにを使用したかにしゃぶしゃぶを提供しており、掲載価格は単品11,000円~14,500円、コース16,000円~19,500円です。
Q4:銀座らん月は接待や会食に利用できますか?
A4:利用できます。4名・6名・8名用の完全個室があり、組み合わせによって最大20名まで対応可能です。室料やサービス料が発生するため、予約時に総額を確認してください。
Q5:2026年12月1日の価格改定で、すき焼きはいくらになりますか?
A5:2026年10月30日付の公式告知では、一部商品の価格改定が発表されていますが、対象商品と新価格の詳細は掲載されていません。12月1日以降の予約では店舗への確認が必要です。
Q6:銀座らん月の現在の住所はどこですか?
A6:東京都中央区銀座3-3-1のZOE銀座5階です。旧店舗ビルの建て替えに伴い、2023年6月26日から現在の場所で営業しています。
Q7:銀座らん月の定休日はいつですか?
A7:銀座公式ウェブサイトの店舗案内では、1月1日のみ休業とされています。ただし、年末年始などは特別営業時間になる場合があります。
まとめ:銀座らん月は和牛の品質と予算を比較して選びたい老舗
銀座らん月は、1947年創業の歴史を持ち、特撰A5等級の黒毛和牛を使ったすき焼きやしゃぶしゃぶ、ずわいがに料理を提供する銀座の老舗だ。
2026年11月時点のランチは2,200円台から選べる和牛料理があり、すき焼きやしゃぶしゃぶのランチコースは8,000円~11,000円程度。ディナーは13,000円からのしゃぶしゃぶコースや15,000円からのすき焼きコースなどが用意されている。
口コミでは料理の味、落ち着いた雰囲気、スタッフの対応が評価される一方、提供時間や仮店舗の内装について不満を示す意見もある。利用目的や期待するサービス水準を考えたうえで選ぶことが大切だ。
そして、2026年12月1日には一部商品の価格改定が予定されている。現時点では改定後の詳細価格が明らかになっていないため、12月以降の予約では最新料金の確認を忘れないようにしたい。
【プロの結論】銀座らん月を選ぶ最大の価値は、単なる高級和牛の提供ではなく、長年培われた牛肉料理と、かに料理・懐石料理まで含めた選択肢の広さにある。初めてならランチで味を確かめ、特別な日や接待には個室とディナーコースを選ぶという使い分けが合理的だ。価格だけでなく、肉の量、料理構成、サービス料、席料まで比較すれば、来店後の予算のずれも防ぎやすい。
創業から79年を迎えた銀座らん月。銀座三丁目の現在の店舗で伝統の味を楽しむなら、メニューと価格改定情報を確認してから予約することが、満足度の高い食事につながる。