香川県・小豆島を代表する観光スポットのひとつ、マルキン醤油記念館。100年以上の歴史を持つ醤油蔵を活用した施設で、昔ながらの醤油造りの道具や巨大な木桶、伝統的な合掌造りの建築を間近で見学できます。加えて、実際の醤油造りに使う「もろみ」と「ろ布」を使ったもろみしぼり体験や、キャラメルのような風味が特徴の名物しょうゆソフトクリームも人気です。
2026年の通常入館料は大人500円、小学生250円、幼児無料。営業時間は基本的に9時から16時までですが、夏季と秋季の一部期間は16時30分まで延長されます。個人見学は予約不要で、無料駐車場も利用可能です。この記事では、公式施設情報や文化庁の文化財データベース、小豆島町・観光協会の公開情報をもとに、料金、営業時間、休館日、アクセス、見学時間から、体験やお土産まで詳しく紹介します。
【2026年最新】マルキン醤油記念館の入館料・営業時間・休館日

マルキン醤油記念館を訪れる前に確認したいのが、入館料金と営業時間です。2026年の料金は、2024年4月1日に実施された改定後の価格が適用されています。
2026年の入館料金・大人と子供の違い
通常の入館料金は、大人(中学生以上)が500円、小学生が250円です。小学生未満の幼児は無料で入館できます。
- 大人(中学生以上):500円
- 子供(小学生):250円
- 幼児:無料
15名以上の団体には割引料金が設定されています。団体の場合、大人450円、子供200円、幼児無料です。
小豆島観光協会は2024年3月31日付のお知らせで、同年4月1日から大人料金を400円から500円、小人料金を200円から250円に改定したと発表しています。2026年の公式施設案内でも、この料金が掲載されています。
家族で訪れる場合、大人2人と小学生2人なら合計1,500円。幼児が同行しても入館料はかからないため、比較的気軽に立ち寄れる観光施設です。
営業時間は通常9時~16時!2026年の延長期間に注意
通常の営業時間は9時から16時までです。ただし、観光シーズンには閉館時間が30分延長されます。
- 通常期間:9:00~16:00
- 2026年7月20日~8月31日:9:00~16:30
- 2026年10月16日~11月30日:9:00~16:30
2026年11月2日現在は秋季の延長期間に該当するため、16時30分まで見学できます。
ただし、閉館間際に到着すると、展示の見学や体験、物産館での買い物に十分な時間を取れない可能性があります。もろみしぼり体験も予定している場合は、午前中または午後の早い時間帯に到着するのがおすすめです。
2026年の休館日はいつ?
マルキン醤油記念館の休館日は不定休です。公式サイトに掲載されている2026年の休館日は次のとおりです。
- 1月1日(木)
- 1月13日(火)
- 2月10日(火)
- 2月24日(火)
- 6月9日(火)
- 6月16日(火)
このほか、館内メンテナンスや災害などの事情で臨時休館となる場合もあります。訪問日が決まったら、公式サイトで最新のお知らせを確認するか、電話で問い合わせておくと安心です。
問い合わせ電話番号は0879-82-0047。電話の受付時間は9時から17時までです。
【歴史と建築】マルキン醤油記念館が登録有形文化財になった理由
マルキン醤油記念館の魅力は、単に醤油の製造工程を学べることだけではありません。建物そのものが小豆島の醤油産業の歴史を伝える貴重な文化財です。
1987年に記念館として開館した歴史ある醤油蔵
マルキン醤油記念館は、丸金醤油の創業80周年を記念して、1987年に開館しました。大正初期に建てられた工場のひとつを改装し、醤油造りの歴史や製造方法を紹介する施設として公開されています。
小豆島町の観光案内でも紹介されているとおり、この建物はもともと諸味から醤油を搾り出すための圧搾工場でした。現在は展示施設として利用され、かつての醤油製造の現場を伝えています。
なお、建築年代については、施設紹介や小豆島町の案内が「大正初期」と説明する一方、文化庁の国指定文化財等データベースでは、登録対象の「マルキン記念館(旧醤油醸造工場)」を明治41~42年、つまり1908~1909年の建築と記録しています。文化財としての登録情報を確認する際には、この登録台帳の年代が基準になります。
1996年に国の登録有形文化財へ
マルキン記念館は、1996年12月20日に国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
文化庁の登録情報によると、登録対象は木造平屋建て、瓦葺きの建築物で、建築面積は1,083平方メートル。登録基準は「国土の歴史的景観に寄与しているもの」です。
建物の外観では、妻側に描かれたマルキンの印や、上部に設けられた明かり取りの窓が特徴的です。小豆島の醤油産業が栄えた時代の景観を現在に伝える存在として評価されています。
国内最大規模とされる合掌造りの建物
記念館の外観で目を引くのが、特徴的な合掌造りの大きな屋根です。
小豆島町や四国の観光情報では、合掌造りとして国内最大規模を誇る建物として紹介されています。一般的な合掌造りのイメージとは異なり、こちらは醤油の圧搾作業を担っていた産業建築です。
建物を見学すると、単なる古い建築物ではなく、醤油を大量に製造していた時代の設備として造られたことが伝わってきます。屋根の形状だけでなく、建物全体の大きさや構造にも注目したいところです。
【見どころガイド】昔の醤油道具・大桶トンネル・製造工場
館内では、醤油造りの歴史や製造方法を、実際に使用されていた道具や解説パネルを通して学べます。展示の内容は専門知識がなくても理解しやすく、子供から大人まで楽しめる構成です。
明治時代の道具から昔の醤油造りを知る
展示されているのは、明治時代に実際に使用されていた醤油造りの道具や、製造工程を説明するパネルなどです。
醤油は大豆や小麦などを原料に、麹をつくり、塩水と合わせて諸味を仕込み、発酵・熟成させた後に搾ってつくられます。現在の工業的な製造工程と比べながら展示を見ると、昔の職人がどのような道具を使い、どれほどの手間をかけて醤油を造っていたのかが分かります。
大きな木桶をくり抜いたトンネル
館内でも印象的な見どころが、通路に設けられたトンネルです。これは、実際の醤油造りで使用されていた大桶をくり抜いて利用したものです。
醤油の醸造に使われる木桶は、一般家庭で見かける樽とは比較にならないほど大きなものです。トンネルとして再利用された桶を間近で見ることで、昔の醤油蔵が扱っていた設備の規模を実感できます。
隣接する工場で醤油を搾る様子も見学
記念館の魅力は、歴史資料だけにとどまりません。隣接する工場では、大型の機械を使って醤油を搾る様子をガラス越しに見学できる場合があります。
展示で昔の製造方法を学んだ後に、現代の製造設備を見ることで、醤油造りがどのように変化してきたのかを比較できます。
ただし、工場の稼働状況によって見られる作業は異なります。訪問したタイミングで必ず製造風景を見られるわけではないため、見学できれば貴重な機会と考えておくとよいでしょう。
記念館と関連施設の関係を整理
マルキン醤油記念館は、歴史的建築物、醤油製造の展示、実際の工場、物産館が連携した観光施設です。それぞれの役割を把握しておくと、現地での見学がより充実します。
| 施設・関連要素 | 役割・歴史的背景 | 見学時の注目ポイント |
|---|---|---|
| マルキン醤油記念館 | 1987年開館の醤油資料館 | 醤油造りの歴史と製造方法を学べる |
| 旧醤油醸造工場 | 国の登録有形文化財。旧圧搾工場を転用 | 合掌造りの建築と歴史的な外観 |
| 昔の製造道具 | 明治時代などに使用された醤油製造設備 | 昔の職人の技術や作業工程 |
| 大桶トンネル | 実際に醤油造りに使用した大桶を再利用 | 木桶の大きさと独特の通路構造 |
| 隣接する醤油工場 | 現在の醤油製造に関係する施設 | ガラス越しに搾り作業を見学できる場合がある |
| 物産館 | マルキンの商品や小豆島の名産品を販売 | 生しょうゆを使ったしょうゆソフトやお土産 |
このように、記念館は単独の展示施設ではなく、小豆島の醤油産業の過去と現在をつなぐ場所です。建物を見て、昔の道具を知り、現在の製造設備に目を向けるという順番で見学すると、理解が深まります。
【体験・グルメ】もろみしぼり体験と名物しょうゆソフトクリーム
マルキン醤油記念館を訪れるなら、ぜひ体験したいのが、もろみしぼり体験です。加えて、見学後には物産館で販売されているしょうゆソフトクリームも楽しめます。
もろみしぼり体験は10時・14時の1日2回
もろみしぼり体験では、実際の工場で使用している「もろみ」と「ろ布」を使い、小型の手押し式しぼり機で醤油を搾ります。
体験の開始時間は10時と14時。小豆島町の観光案内によると、所要時間は約10分です。
体験の流れは、次のとおりです。
- 受付で、もろみしぼり体験を希望することを伝える。
- 開始時間の10分前までに入館する。
- 実際に使用されているもろみとろ布を使って醤油を搾る。
- 搾りたての醤油を試食する。
この体験は、見学者がてこの原理を利用して小型のしぼり機を操作するものです。小さな子供でも参加しやすく、家族旅行にも向いています。
特に注目したいのは、搾りたての醤油をその場で味わえること。加熱処理されていない生の醤油ならではの風味を体験できる点が魅力です。
もろみしぼり体験に予約は必要?
個人で参加する場合、もろみしぼり体験の予約は不要です。ただし、開始時間が決まっているため、受付で参加希望を伝え、開始10分前までに入館する必要があります。
また、体験料金は入館料に含まれており、別途の参加料金はかかりません。搾った醤油の試食も無料です。
一方、団体での利用については、記念館の公式案内で事前予約が求められています。15名以上で訪れる場合は、団体割引の利用と合わせて電話で相談しておくとスムーズです。
名物しょうゆソフトクリームは350円
見学後のお楽しみとして人気なのが、物産館で販売されている「しょうゆソフトクリーム」です。
このソフトクリームには、天然醸造蔵の木桶で仕込んだ生しょうゆが使用されています。醤油の塩味と甘さが組み合わさり、キャラメルを思わせる独特の風味が特徴です。
小豆島観光協会の案内では、販売価格は350円。2024年4月1日に、それまでの300円から350円へ改定されています。
一般的なバニラソフトとは違い、醤油の香ばしさを感じられるご当地スイーツです。醤油を使ったデザートに馴染みがない人でも試しやすく、記念館を訪れた際の食べ歩きにもぴったりです。
マルキン醤油や小豆島の名産品もお土産に
物産館では、マルキンの醤油製品をはじめ、小豆島の名産品や限定商品などを購入できます。
小豆島は、醤油の醸造文化が根付いた島です。地元で造られた醤油は、家庭料理の調味料としてだけでなく、島の食文化を知るお土産としても魅力があります。
購入する際は、普段使いしやすい醤油なのか、天然醸造や木桶仕込みなど製法にこだわった商品なのかを確認すると、選びやすくなります。自宅で小豆島の味を楽しみたい人は、物産館で商品ごとの特徴を比較してみてください。
【アクセス・駐車場・所要時間】小豆島観光で失敗しない見学方法
マルキン醤油記念館は、小豆島町の苗羽地区にあります。島内の港から車で移動しやすく、公共交通機関でも訪問できます。
所在地と車でのアクセス
所在地は、香川県小豆郡小豆島町苗羽甲1850番地です。
公式施設案内に掲載されている各港からの車での所要時間は次のとおりです。
- 坂手港から:約3分
- 草壁港から:約10分
- 池田港から:約20分
- 土庄港から:約30分
- 福田港から:約30分
- 大部港から:約40分
坂手港からは特に近く、港を利用する旅行者なら島内観光の最初または最後に立ち寄りやすい立地です。
駐車場は無料!大型バスにも対応
車で訪れる人にとってうれしいのが、無料駐車場が用意されていることです。四国の観光情報では、大型バスにも対応した駐車場があると案内されています。
レンタカーで小豆島を巡る旅行者や、家族・グループでの訪問にも利用しやすい施設です。
ただし、駐車可能台数には限りがあります。団体旅行や観光シーズンに訪れる場合は、事前に施設へ確認しておくと安心です。
公共交通機関ならオリーブバスを利用
車を利用しない場合は、小豆島オリーブバスの坂手線が便利です。
バス停「丸金前」で下車すると、記念館はすぐ近くにあります。バスの運行本数や接続は曜日・時期によって異なるため、出発前に最新の時刻表を確認してください。
見学の所要時間は30分弱が目安
四国の観光情報では、施設の見学所要時間は30分弱と案内されています。
展示を中心に見学するなら、30分程度を予定しておくとよいでしょう。
ただし、もろみしぼり体験への参加や物産館での買い物、しょうゆソフトクリームを楽しむ場合は、さらに時間が必要です。
旅行のスケジュールを組むなら、次の時間配分を参考にしてください。
- 展示・建物の見学:約20~30分
- もろみしぼり体験:約10分
- 物産館での買い物・飲食:約10~20分
体験開始時間に合わせて訪問する場合や、商品をじっくり選びたい場合は、合計40~60分程度の余裕を持たせると、慌てずに楽しめます。
個人見学は予約不要、団体は事前連絡が必要
通常の個人見学は自由見学方式で、事前予約は必要ありません。営業時間内に受付を済ませれば、自分のペースで展示を見て回れます。
一方、団体の場合は公式サイトで事前予約が案内されています。学校行事や旅行会社による団体旅行などで訪問する場合は、電話で受け入れ方法を確認してください。
もろみしぼり体験についても、個人の予約は不要ですが、10時・14時の開始時刻に合わせる必要があります。体験を旅行のメインにする場合は、港からの移動時間とバスの時刻を考慮して予定を組みましょう。
【プロの結論】マルキン醤油記念館はどんな人におすすめ?
マルキン醤油記念館は、歴史的な建築物を見たい人、食品の製造工程に興味がある人、小豆島ならではの食文化を体験したい人におすすめの観光スポットです。
訪問をおすすめしたい人
- 小豆島の醤油造りや発酵文化を学びたい人
- 登録有形文化財や歴史的な建築物が好きな人
- 子供と一緒に参加できる体験を探している家族
- しょうゆソフトクリームなどのご当地グルメが好きな人
- 小豆島らしい調味料や食品をお土産にしたい人
- 小豆島の醤の郷エリアを散策したい人
訪問前に知っておきたい注意点
一方、現代的な大型博物館のような映像展示や、長時間のガイドツアーを期待する人には、少しコンパクトに感じられる可能性があります。
施設の見学時間は30分弱が目安で、基本的には自由見学です。また、工場の製造作業は常に見られるわけではありません。
そのため、訪問目的を「醤油の歴史を知る」「伝統建築を見る」「もろみしぼりを体験する」「名物グルメを味わう」のいずれかに絞ると、満足度を高めやすくなります。
小豆島の醤油蔵観光と組み合わせる楽しみ方
マルキン醤油記念館がある苗羽地区は、小豆島の醤油産業を感じられるエリアです。
小豆島では江戸時代後期から醤油醸造が盛んになり、明治時代以降には産業としてさらに発展しました。1907年に設立されたマルキン醤油も、その発展を象徴する企業のひとつです。
記念館周辺には、歴史的な発酵蔵や現役の醤油製造施設が集まり、醤油に関係する産業景観が形成されています。
そのため、記念館だけを短時間で訪れるのではなく、周辺の醤油蔵や町並みも含めて巡ると、小豆島の食文化をより立体的に理解できます。
見学で製造の歴史を知り、体験で醤油を搾り、物産館で商品を選ぶ。この一連の流れが、マルキン醤油記念館ならではの観光価値です。
【マルキン醤油記念館】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:マルキン醤油記念館の2026年の入館料はいくらですか?
A1:大人(中学生以上)500円、小学生250円、幼児無料です。15名以上の団体は大人450円、小学生200円になります。
Q2:マルキン醤油記念館は予約なしで見学できますか?
A2:個人の自由見学は予約不要です。団体の場合は事前予約が必要です。もろみしぼり体験も個人なら予約不要ですが、10時または14時の開始10分前までに入館してください。
Q3:もろみしぼり体験の所要時間と料金は?
A3:約10分です。体験料金は入館料に含まれており、別途料金はかかりません。搾りたての醤油を試食できます。
Q4:しょうゆソフトクリームはいくらですか?
A4:小豆島観光協会の案内では350円です。天然醸造蔵の木桶で仕込んだ生しょうゆを使用し、キャラメルのような風味が特徴です。
Q5:駐車場はありますか?
A5:無料駐車場があります。大型バスにも対応していますが、駐車台数には限りがあるため、混雑時や団体利用の場合は事前確認がおすすめです。
Q6:見学にはどれくらい時間がかかりますか?
A6:展示を中心とした見学は30分弱が目安です。体験や買い物、ソフトクリームも楽しむ場合は40~60分程度を確保すると余裕を持って過ごせます。
Q7:マルキン醤油記念館の休館日はいつですか?
A7:不定休です。2026年の公式掲載休館日は1月1日、1月13日、2月10日、2月24日、6月9日、6月16日です。臨時休館の可能性もあるため、訪問前に公式情報を確認してください。
まとめ:マルキン醤油記念館は小豆島の醤油文化を体験できる歴史スポット
マルキン醤油記念館は、歴史的な合掌造りの醤油蔵を利用した、小豆島を代表する産業観光施設です。昔の醤油製造道具や大桶トンネル、隣接工場の製造設備など、醤油造りの歴史と現在を一度に学べることが魅力です。
2026年の入館料は大人500円、小学生250円、幼児無料。営業時間は通常9時~16時で、夏季・秋季の指定期間は16時30分まで延長されます。個人見学やもろみしぼり体験は予約不要で、体験は10時と14時に実施されています。
見学時間は30分弱が目安ですが、体験やしょうゆソフトクリーム、物産館でのお土産選びまで楽しむなら、40~60分程度を予定しておくと安心です。
歴史ある建築を見て、醤油を搾り、その土地ならではの味を楽しむ。マルキン醤油記念館は、小豆島の醤油文化を五感で感じられる場所です。小豆島旅行を計画しているなら、醤の郷散策と合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。
編集上の重要な確認点: 建物の年代については、施設・小豆島町の紹介にある「大正初期」と、文化庁の登録データにある「明治41~42年(1908~1909年)」に表記差があります。記事では両方を示し、文化財登録台帳の情報も読者に伝えています。
参照した主な一次・公的情報は、マルキン醤油記念館公式サイト、文化庁「国指定文化財等データベース」、小豆島町公式観光情報、小豆島観光協会、四国観光情報です。