高2の1月進研模試で最も確実な情報源は、学校から配布される模試案内です。
ネット上には過去の受験生が公開した出題範囲表や予想範囲が掲載されています。しかし、過年度の資料をそのまま2027年1月の試験に当てはめるのは危険です。
確認するときは、次の順番で進めましょう。
① 学校配布の模試案内・範囲表を見る
最初に、担任や進路指導担当から配られた資料を確認します。
特にチェックしたい項目は次のとおりです。
- 模試の正式名称と実施回
- 試験日と試験時間
- 受験する教科・科目
- 必答問題と選択問題
- 各科目の具体的な出題単元
- 解答形式と配点
学校の年間行事予定に「進研模試」とだけ記載されている場合は、学年や実施回も確認してください。
② 担当教員に選択問題の扱いを聞く
数学や理科などでは、選択問題が設定される場合があります。
同じ高校の生徒でも、履修科目やクラスによって解答する問題が異なる可能性があります。
例えば、数学B・Cを履修している生徒と、異なる学習進度のクラスでは、確認すべき単元が変わります。
範囲表の内容が曖昧なら、数学担当や進路指導担当に質問するのが確実です。
③ ベネッセ公式FAQと照らし合わせる
ベネッセ公式FAQでは、進研模試の出題範囲が高校の授業内容と履修状況を踏まえて設定されることが説明されています。
一方、公式FAQは学校別の詳細な範囲表を代わりに示すものではありません。
したがって、公式情報で出題の基本的な考え方を理解し、学校の資料で実際の対象単元を確認するという使い分けが適切です。
【1月模試で結果を出す】高2の進研模試に向けた勉強法と過去問対策

出題範囲が分かったら、次は勉強時間の配分です。
高2の1月は、大学受験までの残り時間を意識し始める時期でもあります。難しい問題を大量に解くより、既習範囲の取りこぼしを減らすことを優先しましょう。
模試2週間前:全教科の苦手単元を洗い出す
最初の段階では、範囲表を見ながら単元ごとの理解度を確認します。
おすすめは、次の3段階で分類する方法です。
- A:公式や解法を理解しており、自力で解ける
- B:解説を読めば理解できるが、自力では不安がある
- C:基本事項から復習する必要がある
最初に取り組むべきなのはBとCです。
Aの単元ばかり繰り返しても得点の伸びは限定的です。特に、数学の基本計算や英語の文法、古文の助動詞など、ほかの問題にも影響する基礎事項から優先的に復習します。
模試1週間前:実戦形式の問題演習を増やす
直前期は、知識の暗記だけでなく、時間を測って問題を解く練習を取り入れましょう。
数学
基本問題を時間内に処理する練習を行い、途中式や計算ミスをチェックします。
英語
長文を時間を決めて読み、段落ごとの要旨を整理します。文法・語法の間違いも解き直します。
国語
現代文は本文の根拠を探す練習、古文・漢文は単語と句形の確認を行います。
理科
公式や用語を確認した後、典型問題を自力で解きます。
地歴公民
重要語句の暗記だけでなく、出来事や制度の背景を説明する練習をします。
過去問対策は答えを暗記するだけでは不十分
進研模試の過去問題や学校から配布された演習教材を使う場合、答え合わせで終わらせないことが大切です。
間違えた問題について、次の3点を記録します。
1. 何を理解していなかったのか。
2. どの段階で解答を間違えたのか。
3. 次に同じ形式の問題が出たらどう解くのか。
特に数学と英語は、間違いの原因を分析することで同じ失点を防ぎやすくなります。
過去問と今回の範囲が完全に一致するとは限らないため、問題そのものを暗記するのではなく、解法や考え方を身につけることを意識してください。
直前期のおすすめ勉強スケジュール
| 時期 | 主な勉強内容 | 到達目標 |
|---|---|---|
| 14~10日前 | 全教科の範囲確認・苦手分析 | 優先単元を決める |
| 9~7日前 | 英数国の基礎復習 | 基本問題を解けるようにする |
| 6~4日前 | 理科・地歴公民の復習 | 用語・公式・重要事項を整理 |
| 3~2日前 | 過去問・実戦演習 | 時間配分を確認 |
| 前日 | 間違えた問題の解き直し | 知識の最終確認 |
すべての教科を均等に勉強する必要はありません。苦手科目や配点、受験する科目数に合わせて時間を調整してください。
【偏差値・平均点の真実】高2の1月進研模試は何点を目指すべき?
進研模試の結果を見るとき、気になるのが平均点と偏差値です。
ただし、平均点や偏差値は試験の難易度、受験科目、受験者集団などによって変わります。高2の1月だから何点が平均、何点なら偏差値60と一律に決められるわけではありません。
高2の進研模試の平均点は毎回変わる
ベネッセの模試は、教科ごとに問題構成や難易度が異なります。
数学で平均点が低かったからといって、必ずしも受験生全体の数学力が低いとは限りません。問題が難しければ、平均点も下がります。
そのため、自己採点では次の項目を確認しましょう。
- 教科別の得点
- 全国平均点
- 校内平均点
- 全国順位
- 設問別の正答状況
平均点との差を確認すると、自分がどの程度の位置にいるのかを把握しやすくなります。
進研模試の偏差値はどう計算される?
ベネッセ公式FAQによると、偏差値は次の式で計算されます。
\[
偏差値=
\frac{個人の得点-平均点}{標準偏差}
\times10+50
\]
平均点を取った場合は偏差値50になります。
例えば、平均点より得点が高ければ偏差値は50を超え、平均点を下回れば50未満になります。
重要なのは、得点だけで偏差値が決まるわけではないことです。標準偏差、つまり受験者の得点のばらつきも関係します。
高2の進研模試で偏差値60を目指すには?
偏差値60を目標にする場合、単純に平均点より10点多く取ればよいというわけではありません。
科目ごとの標準偏差を踏まえて、どれだけ得点を上積みする必要があるのかを考える必要があります。
おすすめの方法は、前回の成績表と今回の結果を比較することです。
例えば、英語の偏差値が上がっている一方、数学が停滞しているなら、次の模試に向けて数学の学習時間を増やすという判断ができます。
なお、偏差値は異なる模試の間で単純比較できません。ベネッセも、母集団が変われば偏差値の意味が変わることを公式FAQで説明しています。
成績表ではGTZと設問別成績も確認する
進研模試の成績表で注目したいのが、GTZ(学習到達ゾーン)です。
これはベネッセが設定している学力到達指標で、単純な得点だけでは分かりにくい学力の到達状況を把握するために使われます。
文部科学省に提出されたベネッセの申請資料では、個人成績表の情報として、得点、順位、平均点、GTZ、教科間のバランス、設問別成績などが挙げられています。
設問・単元ごとの成績から、全国平均との差や復習が必要な分野を把握できる仕組みも紹介されています。
偏差値だけを見て一喜一憂するのではなく、どの単元で得点できなかったのかを確認することが、その後の成績向上につながります。
【進研模試の高2・1月】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:高2の1月進研模試の出題範囲は全国共通ですか?
A1:出題の基本方針は全国の高校の履修状況を踏まえて設定されます。ただし、履修科目や選択問題、学校の授業進度などによって、実際に確認すべき内容は異なります。学校から配布された範囲表を優先してください。
Q2:高2の1月進研模試では数学Ⅱの微分・積分や数学Bの数列も出ますか?
A2:出題対象となる学習内容に含まれる可能性はあります。ベネッセの公表資料にも数学Ⅱの微分・積分や数学Bの数列などが測定対象領域として示されています。ただし、2027年1月の具体的な出題範囲は学校の要項で確認してください。
Q3:高2の1月進研模試は何日前から勉強すればよいですか?
A3:目安としては2週間前から計画的に復習を始めるのがおすすめです。最初の1週間で苦手単元を整理し、直前の1週間で実戦問題や過去の模試の解き直しに取り組むと、効率よく準備できます。
まとめ:高2の1月進研模試は範囲確認と既習単元の復習が合格への第一歩
高2の1月進研模試は、大学受験を意識した学力の現状確認に役立つ重要な模試です。
2026年11月現在、ベネッセ公式FAQで確認できる出題の基本方針は、全国の高校の履修状況を踏まえ、その時期までに理解していてほしい内容を出題するというものです。
英語・数学・国語では、これまで学習した基礎知識を応用できる状態にすることが大切です。理科・地歴公民については、自分が履修している科目と学校の指定範囲を確認してから対策を始めましょう。
最後に、要点を整理します。
- 出題範囲の確定には学校配布の範囲表が最優先。
- 数学は数学Ⅰ・Aと数学Ⅱ・B・Cの既習単元を確認する。
- 英語は語彙・文法・長文・リスニングをバランスよく復習する。
- 国語は現代文の読解に加え、古文・漢文の基礎を固める。
- 理科・地歴公民は履修科目と授業進度に合わせて対策する。
- 偏差値だけでなく、平均点や設問別成績、GTZも確認する。
【プロの結論】
高2の1月進研模試で本当に重視したいのは、単に高得点を取ることではありません。自分がどの単元を理解し、どこでつまずいているのかを把握することです。
模試の結果は、大学受験に向けた学習計画を修正するための材料になります。範囲表を確認し、既習内容を着実に復習し、受験後には間違えた問題を必ず解き直す。このサイクルを続けることが、次の模試、そして大学入試に向けた確かな土台になります。