ホーム 芸能ニュース・ゴシップ 即位の礼とは何をする儀式?2019年の日程・5つの儀式と大嘗祭の違いを徹底解説

即位の礼とは何をする儀式?2019年の日程・5つの儀式と大嘗祭の違いを徹底解説

穂積 美咲 穂積 美咲 • 更新: • 公開: • 読了約 22 分
目次

「即位の礼(そくいのれい)」とは、天皇が皇位に就いたことを国内外に公に告げ、その即位を国民や外国の代表者がお祝いする一連の儀式です。皇室典範第24条に定められた制度であり、単に天皇の交代を祝う行事ではありません。剣璽等承継の儀、即位後朝見の儀、即位礼正殿の儀、祝賀御列の儀、饗宴の儀という5つの儀式を中心に構成されています。

2019年5月1日に徳仁天皇が即位されてから、同年10月22日の即位礼正殿の儀、11月10日の祝賀御列の儀まで、令和の即位に伴う儀式は段階的に実施されました。2026年現在も、即位の礼は皇位継承に伴う重要な国事行為として位置づけられています。大嘗祭との違いや高御座の意味、平成と令和の儀式の比較も含め、宮内庁や政府の公的資料をもとに全体像を整理します。

【基本知識】即位の礼とは?意味・目的と天皇の即位との関係

そくいのれい

即位の礼の意味は「皇位継承を国内外に公に知らせること」

即位の礼とは、天皇が皇位に就かれたことを公に告げる儀式です。読み方は「そくいのれい」。宮内庁の用語解説でも、皇位継承に伴って行われる国事行為たる儀式として説明されています。

ここで理解しておきたいのは、「即位」と「即位の礼」は同じ意味ではないという点です。

即位は、皇嗣が実際に皇位に就くことを指します。一方、即位の礼は、その皇位継承を国内外に広く示し、内外の代表者や国民から祝福を受けるための一連の儀式です。

つまり、即位の礼を行った日に初めて天皇になるわけではありません。2019年の場合、徳仁天皇は5月1日に皇位を継承され、10月22日に即位礼正殿の儀を行われました。この約5か月半の違いは、即位と、その即位を公に宣明する儀式の違いを理解するうえで重要です。

即位の礼を行う3つの目的

即位の礼には、大きく分けて3つの目的があります。

1.皇位継承を公に明らかにすること

皇位が新しい天皇に引き継がれたことを、国民だけでなく諸外国にも正式に示します。特に即位礼正殿の儀は、この目的を象徴する中心的な儀式です。

2.国家の象徴としての天皇の即位を祝福すること

国内の三権の長、各界の代表、外国の元首や祝賀使節などが参列し、新しい天皇の即位を祝います。日本国内の皇位継承を、国際社会にも伝える外交的な意味合いも持っています。

3.皇室の伝統と憲法上の制度を継承すること

即位の礼には、古くから伝わる皇室の伝統的な要素と、現行憲法のもとで定められた国事行為としての性格があります。伝統を尊重しながら、現代の国家制度に沿って実施することも重要な目的です。

このように、即位の礼は皇室内部だけで完結する行事ではありません。皇位継承という歴史的な出来事を、国民や国際社会と共有するための公的な儀式なのです。

【法律と制度】皇室典範第24条と即位の礼の仕組み

皇室典範第24条が定める即位の礼

即位の礼の法的な根拠となるのが、皇室典範第24条です。

皇位の継承があつたときは、即位の礼を行う。

非常に短い条文ですが、皇位の継承があった場合に即位の礼を行うことを明確に定めています。

なお、皇室典範第24条そのものに、5つの儀式の具体的な日程や式次第がすべて書かれているわけではありません。各儀式の内容や実施方法は、政府の基本方針や関係する公式資料などによって具体化されます。

日本国憲法第7条との関係

即位の礼は、現行憲法の制度とも関係しています。

日本国憲法第7条第10号は、天皇の国事行為の一つとして「儀式を行ふこと」を定めています。また、同条の国事行為は、憲法第3条に基づき、内閣の助言と承認を必要とし、その責任は内閣が負います。

したがって、即位の礼は、皇室の伝統に基づく儀式であると同時に、憲法と法律に沿って実施される国家の公式行事でもあります。

皇位継承と即位の礼はどのようにつながるのか

皇室典範第4条は、天皇が崩じたときは皇嗣が直ちに即位すると定めています。2019年の令和への代替わりは、上皇陛下の退位に関する特例法に基づいて行われたため、通常の崩御による継承とは異なる法的経緯を持っていました。

平成31年4月30日に退位礼正殿の儀が行われ、翌5月1日に徳仁親王が即位されました。その後、即位の礼を構成する諸儀式が順次実施されています。

ここで押さえたいのは、皇位継承そのものと、国民や外国の代表者に即位を公に知らせる儀式が、法律上も実際の進行上も区別されていることです。

【2019年の日程一覧】令和の即位の礼はいつ、何が行われた?

令和の即位の礼は、2019年5月から11月にかけて実施されました。

宮内庁の行事記録や政府の基本方針によると、最初に行われたのは5月1日の剣璽等承継の儀と即位後朝見の儀です。その後、10月22日に即位礼正殿の儀が行われ、祝賀御列の儀は当初予定から変更されて11月10日に実施されました。

主要な儀式の関係を時系列で整理すると、次のようになります。

日付 儀式・行事 主な内容・位置づけ 会場・場所
2019年5月1日 剣璽等承継の儀 皇位継承の証として剣璽・御璽・国璽を承継 皇居・宮殿
2019年5月1日 即位後朝見の儀 即位後初めて公式に国民を代表する人々と会う 皇居・宮殿
2019年10月22日 即位礼正殿の儀 即位を公に宣明し、国内外の代表者が祝福する 皇居・宮殿正殿
2019年10月22日・25日・29日・31日 饗宴の儀 即位を披露し、参列者から祝福を受ける祝宴 皇居・宮殿
2019年11月10日 祝賀御列の儀 天皇皇后両陛下が国民に即位を披露されるパレード 皇居から赤坂御所まで
2019年11月14日・15日 大嘗宮の儀 新穀を供え、国家・国民の安寧と五穀豊穣を祈る大嘗祭の中心儀式。即位の礼とは別の皇室行事 皇居東御苑

この日程で特に注目したいのが、祝賀御列の儀の日付変更です。

当初、祝賀御列の儀は10月22日に即位礼正殿の儀に続いて行われる予定でした。しかし、2019年10月に発生した台風19号による被害を考慮し、政府は延期を決定。最終的に11月10日に実施されました。

警察庁の公式記録にも、当初の予定日が10月22日であり、実施日が11月10日に変更されたことが記録されています。

なお、10月22日・25日・29日・31日の4回にわたって行われた饗宴の儀は、予定された日程で実施されました。パレードだけが変更されたという点は、2019年の即位の礼を振り返るうえで重要です。

【儀式一覧を解説】剣璽等承継の儀から饗宴の儀まで5つの内容

即位の礼を構成する5つの儀式は、それぞれ異なる役割を担っています。皇位継承の証を引き継ぐ儀式から始まり、国民への公式な披露、祝賀、外交的な交流へと展開していく仕組みです。

1.剣璽等承継の儀(けんじとうしょうけいのぎ)

剣璽等承継の儀は、天皇が皇位を継承された証として、剣璽・御璽・国璽を承継する儀式です。

「剣璽」の読み方は「けんじ」。剣は宝剣、璽は神璽を意味します。加えて、天皇の御印である御璽と、国の印章である国璽も引き継がれます。

宮内庁の用語解説によると、剣璽等承継の儀は、皇位継承の証となる品々を承継する儀式として位置づけられています。

令和の代替わりでは、2019年5月1日午前10時30分から皇居・宮殿の松の間で行われました。

この儀式は、皇位継承の歴史的な連続性を象徴する重要な場面です。

2.即位後朝見の儀(そくいごちょうけんのぎ)

即位後朝見の儀は、天皇が即位後初めて公式に三権の長をはじめ、国民を代表する人々と会われる儀式です。

三権の長とは、立法・行政・司法の各機関を代表する人物を指します。国会の代表者、内閣総理大臣、最高裁判所長官などが関係します。

この儀式では、天皇と国民を代表する人々との公式な対面が行われます。皇位継承を受けたことを公的な場で示すとともに、新しい時代の始まりを印象づける役割を持っています。

2019年5月1日午前11時10分、剣璽等承継の儀に続いて松の間で実施されました。

3.即位礼正殿の儀(そくいれいせいでんのぎ)

即位礼正殿の儀は、即位の礼の中心となる儀式です。

天皇が即位したことを公に宣明し、国内外の代表者がその即位を祝福します。2019年10月22日に皇居・宮殿の正殿で行われ、世界各国から元首や祝賀使節などが参列しました。

儀式で特に注目されるのが、天皇が立たれる高御座です。

高御座の読み方は「たかみくら」。即位礼などの重要な儀式で用いられる天皇の御座、つまり玉座を意味します。単なる椅子ではなく、天皇の位や皇位そのものを象徴する伝統的な調度品です。

高御座は京都御所の紫宸殿に置かれてきたもので、現存するものは1915年、大正天皇の即位礼に際して新造されました。その後、昭和天皇、上皇陛下、今上天皇の即位礼でも使用されています。

即位礼正殿の儀では、皇后が使用される御帳台(みちょうだい)も用いられます。両者は似た構造を持ちながら、それぞれ異なる役割を担っています。

4.祝賀御列の儀(しゅくがおんれつのぎ)

祝賀御列の儀は、天皇皇后両陛下が即位を広く国民に披露し、祝福を受けられるためのパレードです。

2019年11月10日、皇居の宮殿から赤坂御所までのルートで実施されました。

オープンカーに乗られた両陛下が沿道の人々に姿を見せ、即位を国民と共有する象徴的な行事となりました。

本来は10月22日の即位礼正殿の儀終了後に行われる予定でしたが、台風19号による被災地への配慮から延期されています。

この変更は、即位の礼が単なる予定どおりの式典運営ではなく、社会状況にも配慮しながら実施される国家行事であることを示す出来事でした。

5.饗宴の儀(きょうえんのぎ)

饗宴の儀は、天皇の即位を披露し、国内外の参列者から祝福を受ける祝宴です。

国内の代表者や外国の元首、王族、祝賀使節などが参列し、即位を祝う交流の場となります。

令和の即位では、2019年10月22日、25日、29日、31日の計4回、皇居・宮殿で行われました。

この儀式には、皇位継承を国際社会に伝える外交的な意味もあります。各国の代表者が新しい天皇の即位を祝うことによって、日本と諸外国との友好関係を確認する機会にもなっています。

【大嘗祭との違い】即位の礼と大嘗祭は何が異なる?

即位の礼を調べる際に混同されやすいのが、大嘗祭(だいじょうさい)です。

どちらも皇位継承に伴って行われる重要な儀式ですが、目的も法的な位置づけも異なります。

即位の礼は公的な即位披露、大嘗祭は新穀を供える皇室の祭祀

即位の礼は、天皇が皇位に就いたことを公に宣明し、国内外の代表者や国民から祝福を受けるための国事行為たる儀式です。

一方、大嘗祭は、天皇が即位後初めて新穀を皇祖や天神地祇に供え、自らも召し上がり、国家と国民の安寧や五穀豊穣などを感謝し、祈念する皇室の行事です。

宮内庁の説明では、大嘗祭は稲作農業を中心とした日本の社会に古くから伝承されてきた収穫儀礼に根ざしたものとされています。

大嘗祭の中心となる大嘗宮の儀とは

大嘗祭の中心的な儀式は、大嘗宮の儀です。これは、次の2つの儀式から構成されています。

悠紀殿供饌の儀(ゆきでんきょうせんのぎ)は、悠紀殿において新穀を供える儀式です。

主基殿供饌の儀(すきでんきょうせんのぎ)は、主基殿において新穀を供える儀式です。

令和の大嘗宮の儀は、2019年11月14日の夕方から15日にかけて皇居東御苑で行われました。

その後、11月16日と18日には大饗の儀が行われています。大饗の儀では、参列者に白酒(しろき)・黒酒(くろき)や酒肴が供され、天皇と参列者がともに召し上がります。

饗宴の儀と大饗の儀も別の儀式

ここで、もう一つ混同しやすいポイントがあります。それは「饗宴の儀」と「大饗の儀」の違いです。

饗宴の儀は即位の礼を構成する国事行為たる儀式で、天皇の即位を披露して祝福を受けるための祝宴です。

大饗の儀は大嘗祭に関連する皇室行事で、大嘗宮の儀の後に行われます。

名称は似ていますが、前者は即位を祝う公的な祝宴、後者は大嘗祭に続く伝統的な儀式という違いがあります。

この区別を理解すると、即位の礼と大嘗祭の全体像が整理しやすくなります。

【平成と令和を比較】即位の礼はどこが変わった?歴史的な共通点と違い

平成と令和の即位の礼は、どちらも現行憲法のもとで実施された皇位継承に伴う重要な儀式です。基本的な構成は共通していますが、即位に至る経緯や儀式の日程には違いがあります。

平成の即位の礼は1990年11月12日に実施

昭和天皇の崩御に伴い、明仁親王は1989年1月7日に皇位を継承されました。

同日、剣璽等承継の儀が行われ、翌1月9日には即位後朝見の儀が実施されています。

その後、1990年11月12日に即位礼正殿の儀が行われました。

宮内庁の記録によると、この儀式には世界158か国から元首や祝賀使節が参列し、ECや国際連合の代表なども含めて約2,200人が参加しました。

即位礼正殿の儀に続いて祝賀御列の儀も同日に行われ、宮殿から赤坂御所までの沿道には約11万7,000人が集まり、即位を祝いました。

平成と令和の主な違い

両時代の大きな違いは、即位の経緯と儀式の日程です。

平成の代替わりは昭和天皇の崩御に伴う皇位継承でした。一方、令和への代替わりは、上皇陛下の退位に関する特例法に基づいて行われています。

また、平成の祝賀御列の儀は即位礼正殿の儀と同日の1990年11月12日に実施されましたが、令和では台風19号による被害を考慮し、当初の予定から11月10日に延期されました。

一方、即位礼正殿の儀で高御座が用いられたことや、5つの中心的な儀式を通じて皇位継承を公に示したことなど、伝統的な枠組みには共通点があります。

政府が2018年に決定した基本方針でも、平成の代替わりで行われた式典について、現行憲法下で十分な検討を経て実施された先例であることから、基本的な考え方や内容を踏襲する方針が示されていました。

つまり、平成と令和の即位の礼は、時代に応じて実施日程や運営面を調整しながらも、皇位継承を公に示すという根本的な目的を共有しているのです。

【2026年現在の位置づけ】即位の礼は今後も行われる?誤解しやすいポイント

即位の礼は毎年行われる行事ではない

2026年現在、即位の礼は毎年決まった時期に行われる年中行事ではありません。

皇室典範第24条に基づき、皇位の継承があったときに実施される儀式です。そのため、次回の即位の礼は、将来、新たな皇位継承が発生した際に行われることになります。

現在の制度では、皇位継承が起きたときに剣璽等承継の儀などの儀式を行い、その後、即位礼正殿の儀を中心とする一連の行事によって即位を公に披露する仕組みです。

2026年の法的な位置づけはどうなっている?

2026年10月24日施行の改正を反映した現行の皇室典範でも、第24条の即位の礼に関する規定は維持されています。

同条の基本的な内容は、皇位の継承があったときに即位の礼を行うというものです。したがって、2019年の令和の即位の礼が終了したからといって、制度自体が廃止されたわけではありません。

また、即位礼正殿の儀や祝賀御列の儀は、皇室の伝統を継承するだけでなく、現在の憲法制度のもとで実施される国家の公式儀式という性格を持っています。

知っておきたい3つの誤解

誤解1:即位礼正殿の儀の日に天皇になった。

これは正確ではありません。令和の場合、皇位継承は2019年5月1日に行われ、即位礼正殿の儀は10月22日に行われました。即位と即位の公的な宣明は別の段階です。

誤解2:大嘗祭も即位の礼を構成する5つの儀式の一つである。

これも異なります。大嘗祭は即位に伴って行われる重要な皇室行事ですが、宮内庁が説明する即位の礼の5つの中心儀式には含まれていません。

誤解3:高御座は単なる豪華な椅子である。

高御座は、天皇の御座であると同時に、皇位を象徴する歴史的な調度品です。即位礼正殿の儀で使用されることには、伝統的な意味があります。

即位の礼について正確に理解するには、宮内庁の儀式一覧、皇室典範の条文、政府の式典実施方針という3種類の資料を照らし合わせることが有効です。特に、国事行為たる儀式と皇室行事を区別することが、情報を見極める基本になります。

【そくいのれい】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:即位の礼とは簡単にいうと何ですか?

A1:天皇が皇位に就いたことを国内外に公に知らせ、その即位を祝福する一連の儀式です。皇室典範第24条に定められた制度で、剣璽等承継の儀、即位後朝見の儀、即位礼正殿の儀、祝賀御列の儀、饗宴の儀の5つを中心に構成されています。

Q2:令和の即位の礼はいつ行われましたか?

A2:主な儀式は2019年5月1日から11月10日にかけて実施されました。剣璽等承継の儀と即位後朝見の儀は5月1日、即位礼正殿の儀は10月22日、祝賀御列の儀は11月10日です。饗宴の儀は10月22日、25日、29日、31日の4回行われました。

Q3:即位の礼と大嘗祭は何が違いますか?

A3:即位の礼は、天皇の即位を国内外に公に知らせる国事行為たる儀式です。大嘗祭は、天皇が即位後初めて新穀を供え、国家と国民の安寧や五穀豊穣を祈る皇室行事です。目的と法的な位置づけが異なります。

Q4:高御座は何と読み、どのような意味がありますか?

A4:「たかみくら」と読みます。即位礼などの重要な儀式で使用される天皇の玉座であり、天皇の位や皇位そのものを象徴する伝統的な調度品です。皇后が使用される御帳台とともに即位礼正殿の儀で用いられます。

Q5:祝賀御列の儀が2019年10月22日から11月10日に延期された理由は何ですか?

A5:2019年10月に発生した台風19号による被害を考慮したためです。当初は即位礼正殿の儀と同日の10月22日に予定されていましたが、政府の判断で11月10日に変更されました。

Q6:即位の礼は2026年にも行われますか?

A6:2026年に新たな即位の礼が行われるという日程はありません。即位の礼は毎年実施する行事ではなく、皇位継承があった際に皇室典範第24条に基づいて行われる儀式です。

まとめ:即位の礼は皇位継承を国内外に示す重要な国家儀式

即位の礼は、天皇が皇位に就いたことを公に告げ、国民や外国の代表者から祝福を受けるための重要な儀式です。皇室典範第24条に根拠があり、憲法上の国事行為としての性格を持っています。

2019年の令和の即位では、5月1日に剣璽等承継の儀と即位後朝見の儀が行われ、10月22日に即位礼正殿の儀、11月10日に祝賀御列の儀が実施されました。饗宴の儀も10月中に4回開催されています。

また、大嘗祭は即位の礼とは別の皇室行事であり、新穀を供えて国家や国民の安寧、五穀豊穣を祈る儀式です。特に、饗宴の儀と大饗の儀の違いを理解しておくと、両者の区別がより明確になります。

平成から令和への代替わりを比較すると、儀式の基本的な構成や高御座を用いる伝統は受け継がれながらも、皇位継承の経緯や社会状況に応じて日程や運営方法が調整されてきたことが分かります。

2026年現在も即位の礼は皇室制度の中に位置づけられており、将来の皇位継承に際して実施される重要な儀式です。その意味を正しく理解するには、即位そのもの、国事行為としての即位の礼、皇室行事としての大嘗祭を区別して捉えることが大切です。

公的資料・根拠資料

- 宮内庁「ご即位・立太子・成年に関する用語」
- 宮内庁「ご大喪・ご即位・ご結婚などの行事」
- 宮内庁「御即位当日行事一覧」
- 宮内庁「大嘗宮について」
- 政府「天皇陛下の御退位及び皇太子殿下の御即位に伴う国の儀式等の挙行に係る基本方針」
- 警察庁「天皇陛下の御即位に伴う儀式等に係る警備」
- e-Gov法令検索「皇室典範」

同じカテゴリの記事

穂積 美咲

映画・ドラマ担当として5年以上の取材経験。cinema領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

おすすめの関連記事