芸能人の実践例を見ると、湯シャンには魅力的な側面がある一方、誰にでも適しているとは限らない。
大切なのは、シャンプーを使わないこと自体を目的にしないことだ。頭皮の皮脂量、髪質、汗をかく頻度、整髪料の使用状況によって、適切な洗髪方法は変わる。
湯シャンのメリット4つ
1.シャンプーによる洗いすぎを避けやすい
洗浄力の強いシャンプーを頻繁に使用すると、頭皮の皮脂が過剰に取り除かれ、乾燥や刺激につながる場合がある。
乾燥肌や敏感肌の人にとっては、シャンプーの使用頻度を見直すことが頭皮ケアの選択肢になる。
2.髪の乾燥やパサつきを抑えられる可能性がある
シャンプーの洗浄成分による髪への負担を減らすことで、髪の手触りが改善する人もいる。
松本まりかも、シャンプーの使用頻度を減らした後に髪のコンディションがよくなったと紹介している。ただし、これは本人の実感であり、すべての人に同じ効果が出るという意味ではない。
3.ヘアケアにかかる費用を抑えられる
シャンプーを使用する回数が減れば、製品の消費量も少なくなる。
毎日の洗髪にかかる時間や、シャンプーの購入費用を見直したい人にとってはメリットになる。
4.自分の頭皮の状態を観察する機会になる
シャンプーの頻度を見直すと、頭皮のべたつき、乾燥、かゆみなどの変化を意識しやすくなる。
ただし、頭皮の状態を観察することと、汚れを十分に落とさないことは別問題だ。
湯シャンのデメリット4つ
1.皮脂や整髪料が残りやすい
頭皮から分泌される皮脂は油分を含んでいる。お湯だけでは、シャンプーを使用した場合と同じように皮脂や油性の整髪料を落とせるとは限らない。
特にワックスやスプレーを使う人は注意が必要だ。
2.臭いやべたつきが発生することがある
汗や皮脂が頭皮に残ると、時間の経過によって臭いが気になる場合がある。
2024年7月のオリコンニュースの皮膚科専門医への取材でも、汗や皮脂が残った状態では、細菌やマラセチアの増殖によって臭いや脂漏性皮膚炎につながる可能性が説明されている。
3.フケやかゆみが悪化する可能性がある
頭皮の汚れや皮脂が蓄積すると、フケや炎症が生じることもある。
すでに脂漏性皮膚炎などの症状がある場合、自己判断でシャンプーを中止するのはおすすめできない。
4.すべての髪質に合うわけではない
皮脂の分泌が多い人、汗をかきやすい人、整髪料を頻繁に使う人は、お湯だけでは十分に洗浄できない可能性がある。
皮膚科専門医の説明でも、脂性肌の人と乾燥肌・敏感肌の人では適した洗髪方法が異なるとされている。
湯シャンの臭いやべたつきは周囲にも分かる?
湯シャンを始める前に気になるのが、本人ではなく周囲が臭いに気づくのではないかという問題だ。
実際、2023年の『上田と女が吠える夜』でも、MEGUMIが財前直見に臭いについて質問している。
財前はフケなどが気にならないと回答し、佐藤藍子も自分の臭いが気になればシャンプーを使うという考えを説明した。
ただし、本人が臭いを感じないことと、周囲にも臭いが伝わっていないことは必ずしも同じではない。
臭いが気になる場合は、無理に湯シャンを続けず、シャンプーを取り入れる方が合理的だ。
湯シャンで薄毛予防や発毛効果は期待できる?
ここは誤解しやすいポイントだ。
湯シャンをすれば髪が増える、抜け毛が止まる、毛穴がきれいになって発毛する、といった効果が確立されているわけではない。
日本皮膚科学会も、抜け毛を防ぐための特別な方法があるわけではなく、自分に合ったシャンプーやコンディショナーを使い、頭皮が乾燥しすぎたり油っぽくなったりしない頻度で洗髪することを勧めている。
つまり、湯シャンは発毛治療の代わりではない。髪や頭皮の状態に合わせた洗浄方法の一つとして考えるのが適切だ。
【実践ガイド】湯シャンの正しいやり方・頻度とシャンプー併用方法

湯シャンに挑戦するなら、いきなり毎日のシャンプーを完全にやめる必要はない。
松岡昌宏や松本まりかの実践例からも分かるように、必要に応じてシャンプーや頭皮クレンジングを組み合わせる方法がある。
湯シャンの基本的な手順
STEP 1:洗髪前にブラッシング
髪の絡まりをほどき、表面に付着したほこりなどを落としやすくする。強く引っ張らず、毛先から優しくとかす。
STEP 2:ぬるめのお湯で頭皮を十分に濡らす
髪の表面だけでなく、頭皮までお湯を行き渡らせる。熱すぎるお湯は乾燥の原因になるため避ける。
STEP 3:指の腹で頭皮を優しく洗う
爪を立てず、指の腹で頭皮を動かすように洗う。生え際や耳の後ろ、後頭部も忘れずにケアする。
STEP 4:十分にすすぐ
頭皮や髪の根元にお湯を行き渡らせ、汚れを丁寧に洗い流す。
STEP 5:タオルドライして乾かす
タオルで髪を強くこすらず水分を取り、ドライヤーで頭皮まで乾かす。濡れたまま長時間放置しない。
要点は、頭皮を強くこすらず、洗浄とすすぎを丁寧に行うことだ。
日本毛髪科学協会や日本皮膚科学会の情報でも、頭皮の健康状態に応じた洗髪と適切なヘアケアが重視されている。
湯シャンの頻度は何日に1回が正解?
湯シャンに全国共通の正解となる頻度はない。
米国皮膚科学会(AAD)も、洗髪頻度は髪質や頭皮の皮脂量に合わせるよう案内している。直毛で脂性の頭皮なら毎日のシャンプーが必要な場合もあり、乾燥した髪や縮れ毛では洗髪頻度を減らすことがある。
目安としては、次のように考えるとよい。
| 頭皮・髪の状態 | 洗髪の考え方 |
|---|---|
| 皮脂が多い | シャンプーを優先 |
| 汗を大量にかいた | その日の汚れを落とす |
| 乾燥しやすい | 洗浄力や頻度を見直す |
| 整髪料を使用した | シャンプーで落とす |
| かゆみやフケがある | 湯シャンに固執せず原因を確認 |
シャンプーと湯シャンを併用する方法
初心者には、完全な湯シャンよりもシャンプーとの併用が取り入れやすい。
例えば、次のような使い分けが考えられる。
- 普段の汗や軽い汚れ:湯シャンを試す。
- ワックスやスプレーを使った日:シャンプーを使用する。
- 頭皮のべたつきが強い日:適切な洗浄力のシャンプーを使用する。
- 乾燥や刺激が気になる日:洗浄力の穏やかな製品を選ぶ。
松岡昌宏が整髪料を使用した日はシャンプーすると説明している点は、この併用方法に近い。
松本まりかの2026年の美容情報でも、ドライシャンプーと週1回の頭皮クレンジングを組み合わせていることが紹介されている。
ただし、ドライシャンプーは通常の洗髪と同じように皮脂や汚れをすべて洗い流すものではない。洗浄が必要な場合は、適切なシャンプーを使用することが大切だ。
湯シャンが向いている人・おすすめできない人
試してみる余地がある人
- 頭皮が乾燥しやすい人
- 洗浄力の強いシャンプーで刺激を感じる人
- 整髪料をあまり使わない人
- 頭皮の状態を観察しながら洗髪方法を調整できる人
慎重に判断したい人
- 頭皮の皮脂が多く、べたつきやすい人
- 汗を大量にかく仕事や運動をしている人
- ワックスやスプレーを頻繁に使用する人
- フケ、赤み、かゆみなどの症状がある人
- 脂漏性皮膚炎などで治療中の人
【プロの結論】湯シャン芸能人から学べる、本当に大切な頭皮ケア
今回紹介した5人の習慣には、共通点と違いの両方がある。
共通しているのは、毎日同じ方法でシャンプーすることを絶対視していない点だ。
一方、実践方法はそれぞれ異なる。
松岡昌宏は仕事で整髪料を使う日はシャンプーを使用する。松本まりかはドライシャンプーや頭皮クレンジングを組み合わせている。財前直見は月2回程度のシャンプーを公表し、佐藤藍子は臭いを判断基準にしている。本仮屋リイナはほとんど湯シャンと説明した。
ここから読み取れるのは、湯シャンの本質はシャンプーを使わないことではなく、頭皮に必要な洗浄を見極めることにあるという点だ。
特に、次の3つは覚えておきたい。
第一に、芸能人の美容習慣は個人の成功例である。
髪質、皮脂量、生活環境、仕事の内容が違えば、同じ方法でも結果は変わる。松本まりかの7~10日に1回という頻度を、そのまま一般の人が真似する必要はない。
第二に、臭いやべたつきを我慢しないこと。
清潔感を犠牲にしてまで湯シャンを続ける意味はない。頭皮の不快感やフケが出てきたら、洗髪方法を見直すべきだ。
第三に、洗浄と保湿のバランスを取ること。
シャンプーの使用頻度を減らすことだけでなく、頭皮の乾燥や皮脂の蓄積を防ぐことが大切になる。
湯シャンは、万人に推奨できる万能美容法ではない。しかし、自分の頭皮に合った洗髪方法を考えるきっかけにはなる。
【湯シャン芸能人】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:湯シャンをしている芸能人は誰ですか?
松岡昌宏、松本まりか、財前直見、佐藤藍子、本仮屋リイナなどが代表的だ。松岡は2026年5月、松本は2025年末から2026年にかけて、洗髪や頭皮ケアについて発言・紹介している。
Q2:松本まりかは本当に7~10日に1回しかシャンプーしないのですか?
2025年12月の『VOCE』2026年2月号に関するインタビューで、通常のシャンプーは7~10日に1回程度と説明した。2026年2月の『GLOW』ではドライシャンプーや週1回の頭皮クレンジングも紹介している。
Q3:財前直見はなぜシャンプーを月2回しかしないのですか?
2023年2月のテレビ番組で、普段はブラッシング後にお湯で洗い流すだけと説明した。メイクや整髪料を使用したときはシャンプーするという使い分けも明かしている。
Q4:湯シャンをすると頭が臭くなりますか?
必ず臭くなるわけではないが、皮脂や汗が十分に洗い流されないと臭いの原因になることがある。臭いやべたつきが気になる場合はシャンプーを併用したい。
Q5:湯シャンは毎日した方がいいですか?
湯シャンをする場合も、頭皮の汚れや汗を適切に洗い流すことが大切だ。シャンプーの頻度は頭皮の皮脂量や髪質に合わせて調整する。脂性肌や頭皮トラブルがある場合は皮膚科医に相談したい。
まとめ:湯シャン芸能人の実践方法と2026年の最新情報
2026年の湯シャン芸能人を代表する話題は、5月に自身の習慣を語った松岡昌宏と、2025年末から2026年にかけて美容習慣を紹介した松本まりかだ。
財前直見、佐藤藍子、本仮屋リイナも、2023年の『上田と女が吠える夜』で湯シャンに関する習慣を公表している。
特に注目したいのは、5人とも実践方法が異なることだ。シャンプーを使う頻度を減らすことと、シャンプーを完全にやめることは同じではない。
湯シャンを始めるなら、芸能人の頻度をそのまま再現するのではなく、頭皮の皮脂、臭い、べたつき、かゆみを確認しながら、自分に合う方法を選びたい。
大切なのは、シャンプーを使わないことではなく、健康な頭皮と清潔な髪を無理なく維持することだ。