「横浜市防災センター」と検索して見つかる施設の正式名称は、横浜市民防災センターです。神奈川県横浜市神奈川区沢渡にある横浜市消防局の防災学習施設で、地震や火災、風水害などの災害を実際に体験しながら、防災・減災の知識を身につけられます。最大震度7の揺れを再現する地震シミュレーターや、消火器を使った初期消火体験など、無料とは思えないほど充実した設備が特徴です。
2026年11月現在、入館料は無料で、開館時間は9時15分~17時。横浜駅西口から徒歩約10分とアクセスも良好です。加えて、2026年4月には煙体験コーナーがリニューアルされ、12月には親子でも楽しめる防災イベントの開催が予定されています。予約方法や体験ツアーの内容、子ども連れで訪れる際の注意点まで、訪問前に押さえておきたい情報をまとめました。
【基本情報】横浜市民防災センターとは?2026年の開館時間・料金・休館日

横浜市民防災センターは、横浜市消防局が運営する体験型の防災学習施設です。
単に防災に関する展示を見るだけではなく、地震の揺れや火災時の煙、災害発生時の避難行動などを疑似体験できる点が大きな特徴です。
施設の目的は、自分自身の命を守る「自助」と、地域や周囲の人と助け合う「共助」の大切さを学ぶこと。小さな子どもから大人、高齢者まで、幅広い世代が利用できます。
入館料・利用料金は無料
2026年11月現在、横浜市民防災センターの利用料は無料です。
通常の入館だけでなく、主要な防災体験ツアーも無料で参加できます。家族で訪れても入館料がかからないため、休日のお出かけ先としても利用しやすい施設です。
ただし、すべての体験が予約不要というわけではありません。参加するメニューによって予約条件が異なるため、事前に確認しておきましょう。
開館時間と休館日
- 開館時間:9時15分~17時00分
- 通常休館日:毎週月曜日
- 年末年始:12月29日~1月3日
- 祝日の月曜日:開館し、次の平日が休館
開館時間は17時までですが、体験ツアーや各プログラムには開始時間が設定されています。閉館直前に到着すると希望する体験に参加できない可能性があるため、午前中から午後の早い時間帯の来館がおすすめです。
また、臨時休館やイベントによる利用内容の変更が発生する場合もあります。特に遠方から訪れる場合は、出発前に公式のお知らせを確認してください。
施設の基本情報
- 施設名:横浜市民防災センター
- 所在地:神奈川県横浜市神奈川区沢渡4-7
- 郵便番号:221-0844
- 代表電話:045-312-0119
- 予約・問い合わせ:045-411-0119
- 利用料金:無料
- 公式運営:横浜市消防局
【体験ツアー攻略】震度7の地震・火災・風水害で何ができる?
横浜市民防災センターの最大の魅力は、災害を疑似体験しながら、実際に必要となる行動を学べることです。
主な体験メニューは「地震・火災体験ツアー」「風水害体験ツアー」「体験プログラム」の3つに分かれています。
1. 地震・火災体験ツアーは約60分
初めて訪れる人におすすめなのが、約60分の地震・火災体験ツアーです。
主に次の4つの内容で構成されています。
① 災害シアター
横浜で起こり得る災害を臨場感のある映像で学べるコーナーです。映像を通じて災害の危険性を知り、日頃から備えておく必要性を理解できます。
② 地震シミュレーター
施設の目玉ともいえる設備が、地震シミュレーターです。
最大震度7までの揺れを体験でき、過去に発生した地震の揺れや、戸建住宅・超高層ビルなど建物の違いによる揺れ方も学べます。
車いす利用者も体験可能です。
ただし、実際の地震を想定した大きな揺れが発生するため、安全バーを両手で握る必要があります。年齢や体調、当日の状況によってスタッフが揺れの強さを調整したり、体験を中止したりする場合もあります。
③ 火災シミュレーター
火災発生時の初期消火と煙からの避難を学ぶ設備です。
訓練用消火器を使用し、消火器の扱い方や初期消火の基本を体験できます。
煙体験では、室内に模擬の煙を充満させ、煙がある環境でどのように避難するかを学びます。室外から体験者の避難の様子を見学することもできます。
なお、使用される模擬煙は安全性に配慮した製品ですが、プロピレングリコールなどの成分が含まれています。アレルギー体質の人や体調に不安がある人は、事前に施設へ相談するのが安心です。
④ 減災トレーニングルーム
家庭のリビングをイメージした空間で、地震や火災が起きた際の行動を疑似体験します。
家具の転倒や避難経路の確保など、日常生活の中で起こり得る危険を考えながら、身を守る方法を学べるのが特徴です。
2. 風水害体験ツアーで大雨・土砂災害への備えを学ぶ
地震だけでなく、台風や集中豪雨などの水害について学びたい人には、風水害体験ツアーがおすすめです。
主な学習テーマは次のとおりです。
- 大雨が発生した際の適切な対応
- 土砂災害の危険性と避難行動
- 災害発生前に準備しておくべきこと
- 避難行動計画「マイ・タイムライン」の作成
特に注目したいのが、マイ・タイムラインです。
これは、大雨や台風などの災害に備え、自分や家族がいつ、どのような行動を取るのかを事前に整理する計画です。
避難情報が出てから慌てて準備するのではなく、危険が迫る前に必要な行動を考えておくことができます。
地震は突然発生する一方、風水害は気象情報などから危険を予測できる場合があります。異なる災害に合わせた備え方を学べる点に、このツアーの価値があります。
3. 体験プログラムでは実生活に役立つ防災知識を習得
通常の体験ツアーとは別に、グループ向けの体験プログラムも用意されています。
公式案内に掲載されている主な内容には、次のようなものがあります。
- マンション防災考えるーム
- 災害時に役立つワークショップ
- コミュニケーションボード
- 水災害体験
- 避難所課題解決ゲーム
- 災害時要援護者体験
- 防災講話
マンション防災考えるームでは、マンションのキッチンやベランダなどを再現した空間を通じて、家庭内の危険箇所や避難器具の使い方を学べます。
特に集合住宅で暮らしている人にとって、日常生活に直結する内容です。
また、避難所課題解決ゲームや災害時要援護者体験では、自分だけでなく、周囲の人と協力するための考え方も学べます。
【施設比較表】体験メニュー・対象・予約条件を一覧でチェック
横浜市民防災センターを訪れる際は、目的に合わせて体験内容を選ぶことが大切です。
それぞれのメニューの特徴を整理すると、次のようになります。
| 施設・体験メニュー | 主な内容 | 利用・予約のポイント |
|---|---|---|
| 地震・火災体験ツアー | 災害シアター、震度7の地震体験、初期消火、煙避難 | 約60分。1~60人で予約可能 |
| 風水害体験ツアー | 大雨、土砂災害、マイ・タイムライン | 体験ツアーとして予約可能 |
| 地震シミュレーター | 過去の地震や建物による揺れの違い | 最大震度7。車いす利用者も体験可能 |
| 火災シミュレーター | 訓練用消火器、煙からの避難 | 地震・火災体験ツアーの内容 |
| マンション防災考えるーム | 室内の危険箇所、避難器具、備蓄対策 | 体験プログラムとして事前予約 |
| 防災ライブラリー・VR | 災害の疑似体験、情報収集、119番通報訓練 | VRは10歳以下の利用不可 |
| 減災トレーニングルーム | 家庭内での災害対応と避難行動 | 地震・火災体験ツアーで学習 |
公式の利用案内では、地震・火災体験ツアー、風水害体験ツアー、7種類の体験プログラムが案内されています。
複数のメニューを組み合わせて利用できる場合もあるため、時間に余裕がある人は予約時に相談してみましょう。
【予約方法】横浜市民防災センターの予約はいつから?当日参加は可能?
横浜市民防災センターでは、インターネット予約と電話予約の2つの方法が用意されています。
特に、団体で訪れる場合や特定の体験を希望する場合は、事前予約がおすすめです。
体験ツアーの予約条件
地震・火災体験ツアーや風水害体験ツアーの予約条件は次のとおりです。
- 予約受付:来館希望日の6カ月前から当日まで
- 利用人数:1~60人
- 開始時間:毎時30分
- 予約方法:インターネットまたは電話
当日まで予約を受け付けていますが、希望時間に空きがあるとは限りません。特に土日祝日や学校の長期休暇などは、早めに申し込むと安心です。
体験プログラムの予約条件
体験プログラムは、通常の体験ツアーとは予約条件が異なります。
- 予約受付:来館希望日の6カ月前から1週間前まで
- 利用人数:原則5人以上
- 予約できるメニュー:最大2種類
- 人数上限:プログラムごとに異なる
少人数の家族だけで訪れる場合、体験ツアーと体験プログラムのどちらが適しているかを確認しておきましょう。
インターネットでの予約手順
予約システムを利用する場合は、次の流れで申し込みます。
- 横浜市民防災センターの公式予約システムにアクセスする。
- 希望する体験メニューを選択する。
- 希望日時と利用人数を入力する。
- 氏名や連絡先などの必要事項を入力する。
- 申し込み後、施設からの予約可否の連絡を待つ。
注意したいのは、申し込みを送信した時点では予約が確定しないことです。
施設側が予約内容を確認し、後日、予約の可否を連絡する仕組みになっています。回答まで数日かかる場合もあるため、申し込み後すぐに予約完了と判断しないようにしましょう。
電話予約・問い合わせ先
インターネットの操作が難しい場合は、電話でも申し込めます。
- 予約・一般問い合わせ:045-411-0119
- 横浜市内の小学校予約:045-312-0119
- 受付時間:開館日の9時15分~16時45分
電話では、希望日、希望する体験メニュー、人数、代表者名、連絡先などを伝えます。
予約内容の変更やキャンセルが発生した場合も、事前に電話または問い合わせフォームで連絡してください。
2027年4月以降の予約には重要なお知らせ
2026年11月時点で、公式サイトには2027年4月1日以降の体験ツアーなどについて、予約受付を一時中止するという重要なお知らせが掲載されています。
予約システムの調整に伴うもので、インターネットと電話の両方が対象です。
公式発表では、2026年12月1日(火)から予約受付を再開する予定とされています。
2027年度の春以降に訪問を予定している人は、この日程を意識して予約情報を確認してください。
【子ども連れ必見】キッズスペース・授乳室・家族で楽しむポイント
横浜市民防災センターは、子どもが防災について学ぶ場所としても利用できます。
災害の映像を見るだけではなく、実際の設備に触れながら学べるため、家庭で防災について話し合うきっかけにもなります。
キッズスペースとBOSAI CAFE
施設には、子どもが過ごせるキッズスペースがあります。
BOSAI CAFEでは飲食をしながら休憩でき、防災・災害に関するパネル展示も見られます。
キッズスペースには、知育玩具のサブスクリプションサービス「Toysub!」から提供されたおもちゃも用意されています。
子どもが防災体験に集中できない場合でも、休憩を挟みながら施設を回れるのは家族連れにとって便利なポイントです。
授乳室・おむつ交換台も設置
小さな子どもと一緒に訪れる人向けに、授乳室やおむつ交換台も設置されています。
一方、レンタルベビーカーや託児所はありません。ベビーカーが必要な場合は持参しましょう。
また、使用済みのおむつは持ち帰る必要があります。
子どもの地震体験は安全面を優先
地震シミュレーターでは最大震度7の揺れを体験できますが、必ずしもすべての子どもが最大の揺れを体験できるわけではありません。
施設スタッフが年齢や体調などを考慮し、揺れの強さを調整したり、体験を中止したりする場合があります。
安全バーを両手で握る必要もあるため、子どもの体格や体調に合わせて判断してもらいましょう。
なお、防災ライブラリーのVR自由体験コーナーは、10歳以下の利用ができません。
すべての設備が年齢制限なく利用できるわけではない点は、事前に把握しておきたいところです。
【アクセス・駐車場】横浜駅西口から徒歩10分!迷わない行き方
横浜市民防災センターは、横浜駅西口から徒歩でアクセスできる場所にあります。
所在地は横浜市神奈川区沢渡4-7。公共交通機関を利用すれば、横浜駅周辺での買い物や食事と組み合わせて訪問することもできます。
横浜駅からの徒歩ルート
最寄り駅は横浜駅です。
JR、相鉄、京急、横浜市営地下鉄、東急、みなとみらい線など、複数の路線からアクセスできます。
横浜駅西口からの所要時間は徒歩約10分です。
公式の案内では、相鉄ジョイナスの地下街を進み、南12番出口から地上へ出るルートが紹介されています。
その後、ホテル・キャメロットジャパン方面へ進み、鶴屋町三丁目付近を経由して沢渡中央公園に向かうと、施設入口に到着します。
初めて訪れる場合は、横浜駅西口からの徒歩ルートを事前に確認しておくと安心です。
バスでのアクセス
バスを利用する場合は、次の停留所が便利です。
- 市民防災センター前:下車後徒歩約1分
- 鶴屋町3丁目:下車後徒歩約3分
特に「市民防災センター前」は施設のすぐ近くにあるため、歩く距離を短くしたい人に適しています。
駐車場はある?車で行く場合の注意点
一般来館者向けの専用駐車場はありません。
車で訪問する場合は、周辺の有料駐車場を利用する必要があります。
ただし、貸切バスなどで来場する団体や、障害のある人が利用する車については、敷地内の駐車を相談できます。
駐車スペースには限りがあるため、希望する場合は予約時に施設へ問い合わせてください。
車いす利用者にも配慮された施設
横浜市民防災センターは、車いす利用者も利用できる施設です。
車いす対応エレベーターや多目的トイレが設置されており、地震シミュレーターも車いすで体験できます。
ただし、地震体験時には安全確保のため、複数人による見守りや介助をお願いされる場合があります。
車いすでの体験を希望する場合は、事前に施設へ相談しておくとスムーズです。
【2026年最新情報】リニューアル・イベント・訪問前の注意点
2026年の横浜市民防災センターでは、通常の防災体験だけでなく、設備の更新や親子向けイベントなどにも注目が集まっています。
2026年4月1日に煙体験コーナーをリニューアル
2026年4月1日、新コスモス電機株式会社が横浜市民防災センターの防災パートナー企業となり、煙体験コーナーのリニューアルに携わりました。
同社はガス警報器などを手がける企業で、今回の取り組みは防災啓発活動の一環です。
火災時の煙からの避難は、実際の災害でも重要な行動の一つです。
煙の中では視界が悪くなり、避難方向を見失う危険があります。こうした状況を疑似体験できるコーナーは、子どもから大人まで火災対策を考える機会になります。
12月12日に「防災パーク2026」を開催予定
2026年12月12日(土)には、横浜市民防災センターと隣接する沢渡中央公園で「防災パーク2026~遊んで学べる!防災スポーツフェスタ~」が開催される予定です。
開催概要は次のとおりです。
- 開催日:2026年12月12日(土)
- 開催時間:10時~15時
- 開催場所:横浜市民防災センター・沢渡中央公園
- 参加費:無料
- 申し込み:不要
- 開催条件:荒天中止
予定されている主な内容は、消防車両展示、はしご車搭乗体験、スタンプラリーなどです。
はしご車の搭乗体験は当日抽選となっています。
通常の施設見学とは異なり、屋外でも防災に親しめるイベントなので、親子での参加にも適しています。
なお、イベント内容は追加・変更される可能性があるため、開催前に最新のお知らせを確認してください。
訪問前に確認したい5つの注意点
- 月曜日の休館:祝日の月曜日は開館しますが、次の平日が休館日になります。
- 服装:地震や火災の体験があるため、動きやすい服装と靴がおすすめです。かかとの高い靴は避けましょう。
- 撮影:写真撮影は可能ですが、ほかの利用者への配慮が必要です。動画撮影はできません。
- 外国語対応:体験ツアーのガイドは日本語です。災害シアターには英語・中国語・韓国語の字幕があります。
- 館内ルール:施設内および敷地内は全面禁煙で、飲酒後の利用もできません。
【よくある質問】横浜市民防災センターに関するFAQ
Q1:横浜市民防災センターの入館料はいくらですか?
A1:無料です。大人も子どもも入館料はかかりません。主要な体験ツアーも無料で利用できます。
Q2:予約なしでも入館できますか?
A2:施設の見学と予約が必要な体験メニューは条件が異なります。体験ツアーは当日まで予約を受け付けていますが、空き状況によるため、希望する体験がある場合は事前予約がおすすめです。
Q3:地震シミュレーターでは震度7を体験できますか?
A3:最大震度7の揺れを体験できます。ただし、安全面から年齢や体調、当日の状況によって揺れの強さが調整されたり、体験が中止されたりする場合があります。
Q4:横浜駅から徒歩で何分かかりますか?
A4:横浜駅西口から徒歩約10分です。バスの場合は「市民防災センター前」から徒歩約1分です。
Q5:専用駐車場はありますか?
A5:一般来館者向けの駐車場はありません。車で訪問する場合は、周辺の有料駐車場を利用してください。
Q6:子ども連れでも楽しめますか?
A6:楽しめます。キッズスペースや授乳室、おむつ交換台があり、家族で防災を学べます。ただし、VR体験は10歳以下が利用できないなど、設備ごとに条件があります。
Q7:2027年4月以降の体験ツアーは予約できますか?
A7:2026年11月時点では、予約システムの調整に伴い受付が一時中止されています。公式発表では2026年12月1日から受付再開予定です。
まとめ:横浜市民防災センターは無料で本格的な防災体験ができる施設
横浜市民防災センターは、入館無料で地震・火災・風水害について実践的に学べる、横浜市内でも貴重な防災学習施設です。
最大震度7の地震シミュレーター、消火器を使った初期消火、煙からの避難、マイ・タイムラインの作成など、体験内容は幅広く、子どもから大人まで楽しみながら防災知識を身につけられます。
初めて訪れるなら、約60分の地震・火災体験ツアーがおすすめです。水害への備えを重点的に学びたい人は、風水害体験ツアーも検討するとよいでしょう。
訪問前には、開館時間の9時15分~17時、月曜日の休館、予約条件、駐車場がないことを確認しておくと安心です。
2026年12月12日には防災パーク2026も予定されています。通常の見学だけでなく、こうしたイベントを利用すれば、家族で防災について考えるきっかけにもなります。
防災は、知識を得るだけでなく、実際に行動できるように準備しておくことが大切です。横浜市民防災センターでの体験を、家庭の備蓄や避難計画、地域での助け合いについて見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。
主な情報確認先: 横浜市民防災センター公式の利用案内・予約案内・施設案内・FAQ、および横浜市と新コスモス電機の2026年発表資料。