廣田瑞人は、長崎県諫早市出身の元トップクラスの総合格闘家だ。1981年5月5日生まれで、2026年11月2日時点の年齢は45歳。身長は171cmで、ライト級を中心に国内外の大会で戦ってきた。
RIZIN公式プロフィールでは、幼少期に相撲を経験し、高校時代にはボクシングでインターハイに2度出場した経歴が紹介されている。
総合格闘技に転向する以前から、打撃と組み技の両方に接する環境にあったことが、後のファイトスタイルにつながっている。
基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 廣田瑞人 |
| 読み方 | ひろた・みずと |
| 生年月日 | 1981年5月5日 |
| 年齢 | 45歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 長崎県諫早市 |
| 身長 | 171cm |
| 主戦階級 | ライト級 |
| 所属歴 | GUTSMAN修斗道場、CAVEなど |
| バックボーン | 相撲・ボクシング・柔道 |
| 通称 | 破拳王子 |
| プロデビュー | 2005年2月6日 |
出典は修斗公式選手紹介、RIZIN公式プロフィール、CAVEの選手紹介。
廣田瑞人が格闘家を志した理由
廣田は21歳のとき、プロの総合格闘家を目指して長崎から上京した。
RIZIN公式プロフィールによると、2004年9月の第11回全日本アマチュア修斗選手権大会ではウェルター級で優勝。翌2005年2月にプロ修斗デビューを果たした。
特筆すべきなのは、プロデビュー後のスタートダッシュだ。
新人王決定トーナメントを勝ち抜き、修斗ウェルター級新人王を獲得。さらにデビューから6連勝を記録した。
2007年には中蔵隆志との修斗環太平洋ウェルター級王座決定戦に臨んだが、判定で敗北。初の大きなタイトル獲得には届かなかったものの、その後のCAGE FORCE参戦につながっていく。
【キャリア年表】修斗新人王からCAGE FORCE・戦極・DEEP王者へ
廣田瑞人のキャリアを理解するうえで欠かせないのが、複数の国内団体でタイトルを獲得した実績だ。
一つの団体だけで結果を残した選手ではない。修斗で頭角を現し、CAGE FORCE、戦極、DEEPという異なる舞台で頂点に立った。
主な経歴と関係者・団体の相関
CAGE FORCE王座獲得で国内トップ選手に
2007年12月から参戦したCAGE FORCEでは、ライト級で実力を発揮する。
2008年4月5日、鹿又智成とのライト級王座決定戦に出場。1ラウンド1分という短時間でTKO勝利を収め、第2代CAGE FORCEライト級王者となった。
その後も戦極のライト級グランプリに参戦し、2008年8月にはライアン・シュルツに右スーパーマンパンチでKO勝利。
準決勝では横田一則に判定負けしたものの、国内トップクラスの選手として存在感を高めていった。
戦極ライト級王座を北岡悟から奪取
大きな転換点となったのが、2009年8月2日の戦極第九陣だ。
対戦相手は当時の戦極ライト級王者、北岡悟。
廣田はタイトルマッチで北岡を相手に4ラウンド2分50秒、TKO勝利を収めた。
これにより第2代戦極ライト級王者に就任。CAGE FORCEに続く国内主要団体でのタイトル獲得となった。
北岡悟という実力者を破って王座を手にしたことは、廣田のキャリアを語るうえで欠かせない実績である。
DEEPライト級王座も獲得
2011年8月26日、廣田はDEEP 55 IMPACTで復帰を果たす。
対戦相手は菊野克紀。DEEPライト級タイトルマッチで判定5-0の勝利を収め、第6代DEEPライト級王者となった。
さらに2012年2月18日のDEEP 57 IMPACTでは池本誠知と対戦し、判定5-0で勝利。初防衛にも成功している。
CAGE FORCE、戦極、DEEPという三つの団体でライト級王座を獲得したことは、廣田の国内キャリアを象徴する実績だ。
【UFC参戦の真相】世界の強豪との対戦とRoad to UFCの挑戦
国内で複数の王座を獲得した廣田は、2013年に世界最高峰の総合格闘技団体の一つであるUFCへ参戦した。
当時のUFCには、世界各国から実績のある選手が集まっていた。国内団体での実績を引っ提げた廣田にとっても、大きな挑戦だった。
UFC初参戦と契約解除
2013年3月、廣田はUFC on Fuel TV 8でハニ・ヤヒーラと対戦。続く同年6月にはホドリゴ・ダムと対戦した。
この2試合で連敗し、いったんUFCとの契約が終了した。
しかし、廣田の海外挑戦はここで終わらなかった。
Road to UFC: Japanで再びチャンスをつかむ
2015年、廣田はリアリティ番組形式のトーナメント「Road to UFC: Japan」に参加した。
ロイ・ネルソン率いるチーム・ネルソンに所属し、太尊伸光、DJ.taikiを破って決勝へ進出。
決勝の相手は石原夜叉坊だった。
試合は判定1-1の引き分けとなったが、廣田はUFCとの再契約を獲得した。
2016年12月の復帰戦ではコール・ミラーと対戦し、判定3-0で勝利。これがUFCでの初勝利となった。
UFCでの主な試合結果
| 日付 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 2013年3月 | ハニ・ヤヒーラ | 判定負け |
| 2013年6月 | ホドリゴ・ダム | 判定負け |
| 2015年9月 | 石原夜叉坊 | 判定ドロー |
| 2016年12月 | コール・ミラー | 判定勝ち |
| 2017年6月 | アレクサンダー・ヴォルカノフスキー | 判定負け |
| 2018年2月 | ロス・ピアソン | 判定負け |
| 2018年12月 | クリストス・ジアゴス | 判定負け |
UFCでの通算成績は1勝5敗1分。UFC公式選手ページでは契約外のステータスとなっている。
注目したいのは、廣田がUFCで世界的な強豪とも対戦している点だ。
アレクサンダー・ヴォルカノフスキーは、その後UFCフェザー級の頂点に立った選手である。廣田は2017年6月に対戦し、3ラウンドの判定で敗れた。
その後もロス・ピアソン、クリストス・ジアゴスと対戦したが、勝利には届かなかった。
国内団体で王座を獲得した実績と、世界最高峰の舞台で勝ち続ける難しさ。その両方を経験したキャリアだった。
【2019年RIZIN.17】ホベルト・サトシ・ソウザとの最終試合を検証
廣田瑞人の名前を現在検索する人にとって、特に気になるのが2019年のRIZIN参戦だろう。
2019年7月28日、さいたまスーパーアリーナで開催されたRIZIN.17に廣田は出場した。
対戦相手は、ブラジル出身の柔術家であり総合格闘家でもあるホベルト・サトシ・ソウザだった。
試合条件と結果
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会 | RIZIN.17 |
| 開催日 | 2019年7月28日 |
| 会場 | さいたまスーパーアリーナ |
| 対戦相手 | ホベルト・サトシ・ソウザ |
| 契約体重 | 71kg |
| ルール | RIZIN MMAルール |
| 試合時間 | 5分3ラウンド |
| 結果 | 廣田の1R TKO負け |
| 決着時間 | 1ラウンド3分05秒 |
| 決着方法 | グラウンドパンチによるレフェリーストップ |
試合展開はどうだったのか
試合序盤、サトシは両足タックルからテイクダウンを成功させ、グラウンドで廣田を攻めた。
廣田は蹴り上げで相手を離し、一度スタンドに戻すことに成功する。
その後、サトシが再びタックルを仕掛ける場面があったが、廣田はこれを切って距離を取った。
しかし、直後にサトシが右ストレートを放つ。
このパンチが廣田にクリーンヒットし、廣田は膝から崩れ落ちた。サトシが追撃のパウンドを浴びせ、レフェリーが試合を止めた。
結果は1ラウンド3分05秒、TKO負けだった。
この試合内容はRIZIN公式の試合レポートにも掲載されている。
ホベルト・サトシ・ソウザとはどんな選手だったのか
廣田との対戦当時、MMAでも無敗の実績を持ち、グラップリングを中心とした攻撃力が注目されていた。
この試合ではグラウンドでの攻防だけでなく、右ストレートによるダウンからパウンドにつなげて勝利したことも印象的だった。
廣田にとってはRIZIN初参戦であり、現在確認できる最後のプロMMA公式戦でもある。
なお、RIZIN.17での敗戦をもって、廣田がその場で引退を発表したという記録はない。試合結果と引退発表は別の事柄として扱う必要がある。
【廣田瑞人の現在】引退説・CAVE所属・2021年以降の活動
2026年11月現在、廣田瑞人について最も重要なのは、プロMMAの試合記録と、その後の格闘技活動を分けて見ることだ。
2019年7月のRIZIN.17以降、プロMMAの公式戦は確認されていない。
一方、2019年の試合後に格闘技との関わりが完全になくなったわけではない。
2021年にはDEEPの記念エキシビションに出場
注目すべき活動が、2021年2月21日のDEEP 100 IMPACTだ。
この大会はDEEPの20周年と本戦シリーズ100回目を記念する興行だった。
廣田は、菊野克紀、横田一則、松本晃市郎とともに、記念スペシャルエキシビションのグラップリングタッグマッチに参加した。
対戦カードは次のとおり。
- 廣田瑞人・松本晃市郎
- 菊野克紀・横田一則
この試合は通常のプロMMAではなく、グラップリングのエキシビションだったため、勝敗はついていない。
CAVEの公式発表と格闘技専門メディアの試合結果でも、廣田の参加が確認できる。
つまり、2019年のRIZIN.17が最後のプロMMA公式戦である一方、2021年には格闘技イベントへの参加実績がある。
この違いは、廣田の現在を調べる際に押さえておきたいポイントだ。
現在もCAVEに所属しているのか
廣田はCAVEとの関係が深い選手として知られている。
2019年のRIZIN参戦時にも、CAVE所属として紹介されていた。また、CAVEの公式サイトには、2021年のDEEP 100 IMPACTへの出場を告知する記事が残っている。
ただし、2026年11月時点のCAVE公式スタッフ一覧には廣田の名前が掲載されていない。
そのため、過去にCAVE所属だったことと、現在も同ジムのスタッフや指導者として在籍していることは区別しなければならない。現在の所属・職務を確定できる新しい公式発表は確認できない。
廣田瑞人は正式に引退したのか
現状では、引退説を裏付ける正式な引退発表を確認できない。
一方、最後のプロMMA公式戦から7年以上が経過しており、2026年10月6日更新の戦績データでも最新試合は2019年7月28日のRIZIN.17となっている。
この状況から整理すると、次のようになる。
| 調査項目 | 2026年時点の確認状況 |
|---|---|
| 最後のプロMMA公式戦 | 2019年7月28日 |
| 2021年の格闘技活動 | DEEPのグラップリングエキシビション |
| 2026年の公式戦 | 公開戦績に記録なし |
| UFCとの契約 | UFC公式プロフィールは契約外 |
| CAVEとの関係 | 過去の所属は確認可能。現在の在籍は未確定 |
| 正式な引退発表 | 確認できる公式発表なし |
| 現在の具体的な職業・活動 | 公開情報では特定できない |
したがって、現時点で最も正確な説明は、「プロMMAの競技活動は2019年以降確認されておらず、引退後の具体的な活動も公表情報からは明らかになっていない」というものだ。
試合に出ていないことだけで、正式な引退や格闘技界からの完全な引退を断定することはできない。
【総合格闘技の戦績】31戦18勝11敗2分の実績を分析
廣田瑞人のプロ総合格闘技の通算成績は、31戦18勝11敗2分。
2026年10月6日更新のMニュースの選手データでも、この数字が掲載されている。
勝利・敗北の決着方法
| 項目 | 試合数 |
|---|---|
| 総試合数 | 31 |
| 勝利 | 18 |
| 敗北 | 11 |
| 引き分け | 2 |
| KO・TKO勝利 | 10 |
| 判定勝利 | 8 |
| KO・TKO負け | 1 |
| 一本負け | 1 |
| 判定負け | 9 |
この数字から分かるのは、廣田がフィニッシュ能力を持つストライカーだったという点だ。
18勝のうち10勝がKO・TKOによるもの。勝利の半数以上を打撃による決着で手にしている。
一方、敗北11試合のうち9試合は判定負けだった。
単純な勝敗だけで評価すると見落としやすいが、廣田は長いラウンドを戦い抜く試合も多く経験している。
廣田瑞人の代表的な勝利
- 2008年:鹿又智成にTKO勝利しCAGE FORCE王座獲得
- 2009年:北岡悟にTKO勝利し戦極王座獲得
- 2011年:菊野克紀に判定勝利しDEEP王座獲得
- 2012年:池本誠知に判定勝利しDEEP王座初防衛
- 2016年:コール・ミラーに判定勝利しUFC初勝利
これらの実績は、廣田が国内団体だけでなく海外の舞台でも結果を残したことを示している。
【廣田瑞人に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:廣田瑞人は2026年現在何歳ですか?
1981年5月5日生まれなので、2026年11月現在45歳です。出身地は長崎県諫早市です。
Q2:廣田瑞人の最後の試合はいつですか?
プロMMAの最後の公式戦は、2019年7月28日のRIZIN.17です。ホベルト・サトシ・ソウザと対戦し、1ラウンド3分05秒、TKOで敗れました。
Q3:廣田瑞人は正式に引退していますか?
正式な引退発表は確認できません。2019年以降、プロMMAの公式戦への出場は確認されていませんが、競技活動の休止と正式な引退は区別する必要があります。
Q4:廣田瑞人はUFCで何勝していますか?
UFCでの通算成績は1勝5敗1分です。2016年12月にはコール・ミラーに判定勝利しています。
Q5:廣田瑞人はCAVEに現在も所属していますか?
過去にCAVE所属だったことは公式資料で確認できます。ただし、2026年のCAVE公式スタッフ一覧には名前が掲載されておらず、現在の所属状況は確定できません。
Q6:廣田瑞人とホベルト・サトシ・ソウザの試合結果は?
2019年7月28日のRIZIN.17で対戦し、ホベルト・サトシ・ソウザが1ラウンド3分05秒、グラウンドパンチによるTKOで勝利しました。
まとめ:廣田瑞人の現在と格闘家として残した功績
廣田瑞人は、修斗新人王からスタートし、CAGE FORCE、戦極、DEEPのライト級王座を獲得した実績を持つ総合格闘家だ。
さらにUFCにも参戦し、世界の強豪と対戦。2016年にはコール・ミラーを破ってUFC初勝利を挙げた。
2019年7月のRIZIN.17ではホベルト・サトシ・ソウザにTKO負けを喫し、これが現在確認できる最後のプロMMA公式戦となっている。
ただし、2021年にはDEEP 100 IMPACTのグラップリングエキシビションに出場しており、2019年以降の格闘技との接点が完全になくなったわけではない。
【プロの結論】
廣田瑞人のキャリアを評価するとき、重要なのは単なる勝敗数ではない。
修斗から国内主要団体、そしてUFCへと活動の場を広げ、複数の団体で王座を獲得した実績こそが、彼の格闘家としての価値を示している。
現在については、現役復帰、引退、指導者への転身といった情報を確定できる公式発表は見当たらない。したがって、2019年を最後のプロMMA公式戦、2021年を確認できるエキシビション参加の節目として整理するのが妥当だ。
今後、本人や関係団体から新しい発表があれば、引退後の活動や格闘技界との関わりについても、より具体的な姿が見えてくるだろう。