2026年11月現在、横須賀地方総監を務めているのは、八木浩二(やぎ・こうじ)海将です。
防衛省の人事発令では、2025年12月16日付で横須賀地方総監に任命されています。それ以前は海上幕僚副長を務めていました。
八木浩二総監のプロフィール
八木浩二(Koji Yagi)
- 階級:海将
- 生年月日:1968年5月12日
- 出身地:愛媛県
- 出身校:防衛大学校35期
- 卒業:1991年3月
- 現職:横須賀地方総監
八木浩二総監の主な経歴
公式プロフィールに掲載されている主要経歴を時系列で整理します。
- 1991年3月:防衛大学校卒業
- 2008年4月:護衛艦「ちくま」艦長
- 2013年8月:第15護衛隊司令
- 2017年8月:第1護衛隊群司令
- 2019年12月:練習艦隊司令官
- 2020年12月:幹部候補生学校長
- 2021年12月:自衛艦隊司令部幕僚長
- 2023年8月:統合幕僚監部運用部長
- 2024年8月:海上幕僚副長
- 2025年12月:横須賀地方総監
海上自衛隊の現場指揮、護衛隊群の運用、人材育成、統合運用に関する幕僚業務など、幅広い経験を積んできたことが分かります。
特に、練習艦隊司令官や幹部候補生学校長を経験している点は、人材育成の観点でも注目されます。
また、自衛艦隊司令部幕僚長や統合幕僚監部運用部長を歴任しており、現場と上級司令部の双方で経験を積んだ経歴です。
歴代総監はどう交代してきた?
歴代総監の変遷を理解するには、防衛省が公表している人事発令が参考になります。
近年の主な交代は次のとおりです。
- 2023年8月29日:乾悦久氏から伊藤弘氏へ交代
- 2024年8月2日:伊藤弘氏から真殿知彦氏へ交代
- 2025年12月16日:真殿知彦氏から八木浩二氏へ交代
これらの人事発令から、総監が交代する際には、前任者の退職承認と後任者の任命が公表されていることが確認できます。
八木総監の前任者である真殿知彦海将は、海上幕僚副長から2024年8月に横須賀地方総監へ就任。その後、2025年12月に退職が承認されました。
八木総監も、海上幕僚副長から横須賀地方総監へ異動しています。
2026年11月1日の総監挨拶で示された方針
八木総監は2026年11月1日付の公式挨拶で、10月に開催したオータムフェスタ2026について、約15,000人が来場したと報告しました。
加えて、地域と自衛隊の交流が、活動への理解を深める機会になると説明しています。
今後の活動方針については、次のように述べています。
「関係機関との連携を緊密にするとともに、各種事態への対処能力の向上に努め」
出典:2026年11月1日付・横須賀地方総監挨拶の一部
同じ挨拶では、11月9日に殉職隊員追悼式を予定していることや、インド海軍艦艇の入港、第68次南極地域観測協力に向けた砕氷艦「しらせ」の出国予定にも触れています。
これらは、横須賀地方隊の活動が沿岸警備や基地運営にとどまらず、国際交流や南極地域観測協力にも及んでいることを示しています。
【所在地・アクセス】横須賀地方総監部への行き方と見学方法

横須賀地方総監部は、神奈川県横須賀市西逸見町にあります。
JR横須賀駅に近く、横須賀観光の拠点であるヴェルニー公園からもアクセスしやすい場所です。
海上自衛隊 横須賀地方総監部
神奈川県横須賀市西逸見町1丁目無番地
郵便番号:238-0046
代表電話:046-822-3500
電車・バスでのアクセス
| 交通手段 | 最寄り駅・停留所 | 徒歩時間 |
|---|---|---|
| JR横須賀線 | 横須賀駅 | 約5分 |
| 京急本線 | 逸見駅 | 約15分 |
| 京急バス | 汀橋 | 約7分 |
| 京急バス | 横須賀駅 | 約5分 |
公式アクセス案内では、JR横須賀駅から徒歩約5分とされています。
初めて訪れる場合は、JR横須賀駅を利用すると比較的分かりやすいでしょう。
一般の人も基地に入れる?
横須賀地方総監部は防衛施設であり、通常の観光施設のように自由に出入りできる場所ではありません。
一般の人が基地内を見学できる機会としては、主に次のようなものがあります。
- オータムフェスタなどの基地一般開放
- 艦艇の一般公開
- 事前申込制の基地見学
- 海上自衛隊の広報イベント
イベントによって、入場条件や受付方法が異なります。
また、基地見学と一般開放は別の制度です。イベント開催日以外に訪れても、自由に艦艇や施設を見学できるとは限りません。
面会や業務上の訪問についても、目的に応じた受付・入門方法を事前に確認する必要があります。
【2026年イベント最新情報】オータムフェスタ・護衛艦公開の実態
横須賀地方隊の活動を一般の人が身近に感じられる機会が、基地一般開放や艦艇公開イベントです。
なかでも、2026年10月10日に開催された「横須賀地方隊オータムフェスタ2026」は、今年の主要な一般公開イベントとなりました。
オータムフェスタ2026は10月10日に開催
2026年の開催概要は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| イベント名 | 横須賀地方隊オータムフェスタ2026 |
| 開催日 | 2026年10月10日(土) |
| 開放時間 | 9:00~16:00 |
| 最終入場 | 15:00 |
| 会場 | 海上自衛隊横須賀地方総監部 |
| 入場料 | 無料 |
| 駐車場 | なし |
| 入場時の確認 | 手荷物検査あり |
横須賀市観光協会のイベント案内でも、開催日や時間、会場、入場無料の情報が掲載されていました。
また、八木総監の11月1日付の挨拶によると、当日は天候にも恵まれ、約15,000人が来場したとのことです。
どのような艦艇イベントが行われた?
オータムフェスタでは、艦艇や潜水艦の公開に加え、基地内の展示や体験型企画などが実施されました。
当日の公式発信では、次の艦艇などについて乗艦受付の案内が出されていました。
- 砕氷艦「しらせ」
- 潜水艦
- 補給艦「ときわ」
- 海上保安庁巡視船「さがみ」
特に「しらせ」は、南極地域観測協力を担う艦艇として知られています。
また、補給艦「ときわ」は、海上自衛隊の後方支援を象徴する存在です。
イベントでは来場者の集中により、艦艇ごとに乗艦受付の終了時刻が早まる案内も出されました。
これは、一般公開が単に基地を開放するだけでなく、艦艇の安全管理や来場者の誘導を伴う催しであることを示しています。
10月の週末一般公開中止とオータムフェスタは別
2026年のイベント情報で注意したいのが、9月30日に発表された「10月の週末一般公開」の開催見送りです。
横須賀地方隊の公式イベント情報では、諸般の事情により10月の週末一般公開を見送ると告知されていました。
一方、オータムフェスタ2026は10月10日に実際に開催され、総監の公式挨拶でも約15,000人の来場が報告されています。
つまり、週末一般公開の見送りと、オータムフェスタの開催は別の話です。
この2つを混同すると、イベントがすべて中止されたと誤解する可能性があります。
2026年11月の横須賀基地見学情報
2026年11月2日時点で、海上自衛隊の公式イベント情報には、横須賀基地での潜水艦見学企画が掲載されています。
潜水艦艦内見学&体験喫食 in 横須賀基地
11月20日(金)
2026年
- 実施時間:10:00~15:00
- 見学場所:海上自衛隊横須賀基地
- 内容:潜水艦艦内見学・概要説明・体験喫食
- 応募締切:11月13日(金)
- 参加方法:事前申込制
- 応募多数の場合:抽選
集合場所は自衛隊東京地方協力本部。横須賀基地までは無料のマイクロバスで送迎予定です。
この企画は、誰でも当日自由に参加できる一般開放イベントではありません。事前申込が必要で、応募多数の場合は抽選となります。
また、今後の護衛艦一般公開や音楽隊イベントなどについても、開催日・公開艦艇・応募条件は企画ごとに異なります。
イベント情報を確認する際のポイント
横須賀地方隊の公式サイトには、総監挨拶、組織案内、イベント情報、お知らせなどが掲載されています。
イベント参加を考えている人は、次の点を確認すると安心です。
1. 開催日と予備日の有無
2. 一般開放か事前申込制か
3. 公開される艦艇・施設
4. 最終入場時刻と乗艦受付時刻
5. 手荷物検査や本人確認の条件
6. 駐車場・交通アクセス
7. 天候や運用状況による変更・中止情報
特に艦艇の公開は、当日の状況によって受付終了が早まることがあります。
過去のイベント内容をそのまま次回の開催予定と考えず、横須賀地方隊の最新のお知らせを確認することが大切です。
【よくある質問】海上自衛隊横須賀地方総監部に関するFAQ
Q1:海上自衛隊横須賀地方総監部は何をするところですか?
A1:横須賀地方隊を統括する司令部です。沿岸防備・警備、艦艇の補給・整備、人事管理、機雷への対応、災害派遣などに関する計画・調整を担います。
Q2:2026年現在の横須賀地方総監は誰ですか?
A2:八木浩二海将です。2025年12月16日付で就任し、2026年11月1日付の公式挨拶でも横須賀地方総監として発信しています。
Q3:横須賀地方総監部の所在地はどこですか?
A3:神奈川県横須賀市西逸見町1丁目無番地です。JR横須賀駅から徒歩約5分、京急本線の逸見駅から徒歩約15分です。
Q4:横須賀地方総監部の基地は一般人でも見学できますか?
A4:通常時に自由に入場できる施設ではありません。オータムフェスタなどの一般開放イベントや、事前申込制の見学企画を利用する必要があります。
Q5:横須賀地方隊の警備区はどこまでですか?
A5:公式説明では、北は岩手県、西は三重県に至る太平洋沿岸一帯です。伊豆諸島や小笠原諸島も重要な担当区域に含まれます。
Q6:横須賀地方総監部にはどのような部署がありますか?
A6:地方総監部組織規則に基づき、管理部・防衛部・経理部の3部が置かれています。それぞれ人事・福利厚生、防衛・警備計画、会計・契約などを担当します。
Q7:オータムフェスタ2026はいつ開催されましたか?
A7:2026年10月10日(土)に開催されました。約15,000人が来場し、艦艇公開などを通じて地域と自衛隊の交流が行われました。
まとめ:横須賀地方総監部を理解するための3つの重要ポイント
海上自衛隊横須賀地方総監部は、単に横須賀港に艦艇を停泊させるための施設ではありません。
防衛・警備、後方支援、教育、整備、災害派遣など、多方面にわたる活動を調整する海上自衛隊の重要な拠点です。
【プロの結論】として、理解しておきたい要点は3つあります。
第一に、横須賀地方総監部は横須賀地方隊の司令部であること。
横須賀地方隊全体の指揮・調整を担い、各地域の部隊や専門機関を結び付けています。
第二に、後方支援の規模が非常に大きいこと。
約13,000人の人事管理や海上自衛隊全体の約3分の1に関係する艦艇の補給・造修を担うという公式資料の数字は、その影響範囲の広さを示しています。
第三に、地域との交流も重要な活動であること。
2026年10月のオータムフェスタでは約15,000人が来場しました。基地一般開放は、自衛隊の活動を市民が知る貴重な機会になっています。
2026年11月現在、八木浩二海将のもとで、横須賀地方隊は防衛・警備能力の向上と関係機関との連携を掲げています。
横須賀地方総監部の今後を知るには、総監人事だけでなく、組織改編、警備区の活動、後方支援、一般公開の情報を合わせて確認が必要です。
海上自衛隊の活動を正しく理解するためにも、防衛省の公式発表と横須賀地方隊の最新情報を継続的に確認していきたいところです。