1980年代の日本の音楽シーンを席巻したチェッカーズ。その中心でボーカルを務めた藤井フミヤは、グループ解散から30年以上が経過した2026年現在も、第一線で音楽活動を続けている。1983年の「ギザギザハートの子守唄」でのデビューから、1992年の解散、そして「TRUE LOVE」「Another Orion」を生み出したソロ時代まで、その歩みは日本のポップス史と深く結び付いている。
2026年は、47都道府県を再訪するコンサートツアー「FUTATABI」の完走に加え、NHKドラマ10の主題歌「ココロ」のリリース、藤井尚之との兄弟ユニットF-BLOODによる新曲「天気模様」の配信、さらに10月の東阪アリーナ公演と話題が続いた。64歳を迎えた藤井フミヤの現在、チェッカーズ解散の背景、高杢禎彦との関係、再結成の可能性まで、年代を追って整理する。
【2026年最新】藤井フミヤの現在は?64歳でも続く音楽活動と最新ライブ

藤井フミヤは1962年7月11日、福岡県久留米市生まれ。1983年にチェッカーズのボーカリストとしてデビューし、1993年以降はソロアーティストとして活動している。
2026年11月1日現在、64歳。長年にわたってライブと楽曲制作を続けており、単に過去のヒット曲を歌い続けるだけのアーティストではない。新曲の発表や全国規模のコンサートにも積極的に取り組んでいる。
47都道府県を再訪した「FUTATABI」が2026年7月に完走
2026年の大きな活動の一つが、全国47都道府県を巡るコンサートツアー「FUMIYA FUJII 47都道府県ツアー 2025-2026 FUTATABI」だ。
藤井フミヤは2023年9月から2024年5月にかけて、初の47都道府県ツアーを開催した。その後、2025年4月18日から各地を再訪する「FUTATABI」をスタート。最終公演は2026年7月12日だった。
このツアーの特徴は、ソロ作品だけでなく、チェッカーズやF-BLOODの楽曲も選曲に組み込まれていたこと。藤井フミヤの40年以上にわたる音楽キャリアを横断する内容となった。グループ時代、兄弟ユニット、ソロという3つの活動を一つのステージでつなぐ構成は、長年のファンにとっても特別な意味を持つ。
藤井フミヤの公式サイトによると、2023~2024年の40周年ツアーに続き、2025~2026年のFUTATABIも47都道府県を対象とした大規模な企画として実施された。
2026年10月「ARENA LIVE 2026 360°」を開催
FUTATABIの次に注目されたのが、2026年10月のアリーナ公演「藤井フミヤ ARENA LIVE 2026 360°」である。
公演日程は次の3日間だった。
- 2026年10月10日:大阪城ホール
- 2026年10月17日:日本武道館
- 2026年10月18日:日本武道館
最大の特徴は、観客がステージを360度取り囲む円形センターステージ。40周年記念ツアーとFUTATABIの集大成として、チェッカーズ、F-BLOOD、ソロの楽曲を組み合わせた特別なセットリストが用意された。
公式公演情報では、3公演はいずれもSOLD OUTとなっている。11月1日には、最終日の日本武道館公演に関するライブレポートの配信も公式サイトで告知された。
2026年5月にはNHKドラマ主題歌「ココロ」を発表
音楽制作でも新しい動きがあった。2026年5月6日、藤井フミヤはデジタルシングル「ココロ」をリリースした。
同曲はNHKドラマ10「コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店」の主題歌。作詞を藤井フミヤ、作曲・編曲を大島賢治が担当している。
公式発表では、人と人との出会いや心のつながりをテーマにした、明るく前向きなロックンロールとして紹介されている。
往年の代表曲を大切にしながら、新しいドラマ作品の主題歌も手掛ける。この両立こそ、2026年の藤井フミヤの活動を象徴している。
【1983年から2026年】チェッカーズ藤井フミヤの経歴と代表曲を年表で整理
藤井フミヤのキャリアを理解するには、チェッカーズ時代とソロ時代を分けて考える必要がある。1980年代は7人組バンドのフロントマンとして人気を集め、1990年代以降は自らの表現を中心とするソロアーティストへと転身した。
1983年「ギザギザハートの子守唄」でデビュー
チェッカーズは福岡県久留米市を拠点とする仲間たちを中心に結成された7人組バンド。1983年9月21日、シングル「ギザギザハートの子守唄」でレコードデビューした。
翌1984年には「涙のリクエスト」が大ヒット。「哀しくてジェラシー」とともに注目され、若者を中心に爆発的な人気を獲得した。
彼らの人気を支えたのは楽曲だけではない。チェック柄の衣装、独特の髪型、メンバーそれぞれの個性が際立つステージングも大きな魅力だった。髪型を模倣した「フミヤカット」も話題となり、音楽とファッションの両面で社会現象を生み出した。
1986年以降、メンバー自身による楽曲制作へ
デビュー当初のチェッカーズは、作曲家の芹澤廣明と作詞家の売野雅勇らが手掛ける楽曲を中心に活動していた。
転換点となったのが1986年の「NANA」だ。藤井郁弥(当時の名義)が作詞し、弟の藤井尚之が作曲を担当。メンバー自身が制作するオリジナル作品へと方向性を移していった。
この変化は、単に作曲者が変わったという話ではない。バンドとして自分たちの音楽をどのように表現するかという、創作上の大きな転換だった。
1992年末に解散、1993年からソロ活動へ
1992年、チェッカーズは活動に幕を下ろす。最後のステージとなったのは、12月31日の第43回NHK紅白歌合戦だった。
9年連続で紅白に出場してきた人気グループの解散は、多くのファンにとって大きな出来事となった。
翌1993年、藤井フミヤはソロアーティストとして新たなスタートを切る。11月10日に発売された「TRUE LOVE」は、フジテレビ系ドラマ「あすなろ白書」の主題歌として大ヒット。ソロデビュー作にして200万枚を超えるセールスを記録した。
その後も「タイムマシーン」「Another Orion」などを発表し、チェッカーズ時代とは異なる音楽的な魅力を確立していく。
藤井フミヤの主要な活動年表
| 年代 | 出来事・作品 | 人物・活動上の意味 |
|---|---|---|
| 1983年 | 「ギザギザハートの子守唄」でデビュー | チェッカーズのボーカリストとして活動開始 |
| 1984年 | 「涙のリクエスト」がヒット | グループの人気が全国規模に拡大 |
| 1986年 | 「NANA」を発表 | 藤井郁弥作詞、藤井尚之作曲のメンバー制作作品へ |
| 1992年 | 12月31日の紅白歌合戦を最後に解散 | チェッカーズの活動終了 |
| 1993年 | 「TRUE LOVE」発売 | ソロデビュー、200万枚超の大ヒット |
| 1996年 | 「Another Orion」発売 | ソロアーティストとしての代表曲を確立 |
| 1997年 | F-BLOODが正式に活動開始 | 藤井フミヤと弟・藤井尚之の兄弟ユニット |
| 2025~2026年 | 47都道府県ツアー「FUTATABI」 | 2026年7月12日に最終公演 |
| 2026年5月 | 「ココロ」配信リリース | NHKドラマ10の主題歌 |
| 2026年10月 | 「ARENA LIVE 2026 360°」 | 大阪城ホール・日本武道館で3公演 |
| 2026年10月21日 | F-BLOOD「天気模様」配信 | 藤井兄弟による新作リリース |
【解散理由と真相】チェッカーズはなぜ解散した?藤井フミヤと高杢禎彦の関係
チェッカーズの解散理由を調べると、必ず浮上するのがメンバー間の確執や音楽的な方向性の違いだ。
ただし、解散を一つの出来事や特定の人物だけに結び付けると、当時の状況を正しく理解できない。音楽制作の方針転換、メンバー間の考え方の違い、個人的な関係の変化など、複数の問題が重なっていた。
解散の背景にあった音楽制作の方向性の変化
チェッカーズは1986年の「NANA」以降、メンバー自身が作詞・作曲を担う作品を増やしていった。
それまでの外部作家中心の制作体制から、メンバーが自分たちの音楽を作る体制への移行である。藤井フミヤが作詞を担当し、藤井尚之らが作曲するという制作スタイルも定着した。
この変化によって、グループ内の創作上の役割や音楽に対する考え方にも違いが生まれた。従来の制作体制を支持する考え方と、メンバー主体の音楽を追求する考え方の間に溝が生まれたとする報道もある。
もっとも、楽曲制作の方針転換だけを解散の直接原因と断定することはできない。複数の事情が積み重なった結果として、グループの継続が難しくなっていったと捉えるのが妥当だ。
藤井フミヤ自身が語った解散前の苦悩
文春オンラインの2022年のインタビュー記事では、藤井フミヤがチェッカーズ解散について振り返っている。
藤井は、解散の理由を一言で説明するなら、解散しなければならないような関係になっていたという趣旨の発言をしている。また、解散に向けた1年間が最もつらかったとも述べた。
この証言から見えてくるのは、解散が単なる人気低迷や活動休止ではなかったということだ。人気グループとしての活動を続けながらも、メンバー同士の関係には深刻な問題が生じていた。
それまで一緒に音楽を作り、ステージに立ってきた仲間と別々の道を歩く決断には、仕事上の問題だけではない心理的な負担もあったと考えられる。
高杢禎彦の著書が表面化させたメンバー間の対立
解散後の確執を語るうえで外せない人物が、高杢禎彦だ。高杢はチェッカーズでサイドボーカルやパーカッションを担当したメンバーで、藤井フミヤとは同じ久留米出身の幼なじみでもあった。
大きな転機となったのは、2003年に高杢が出版した著書『チェッカーズ』である。グループ時代の出来事やメンバー間の関係について踏み込んだ内容が掲載され、藤井フミヤとの対立が広く報じられるようになった。
高杢は著書の中で藤井に対する厳しい批判を展開。一方、藤井側と高杢側の関係をめぐる報道も過熱し、メンバーが派閥に分かれているかのような構図が作られた。
しかし、ここには別の証言もある。2015年、元メンバーの鶴久政治はテレビ朝日系「しくじり先生」に出演した際、メンバー間の派閥について否定的な見解を示した。報道によって対立が誇張され、誤解が広がったという趣旨の説明をしている。
つまり、藤井と高杢の関係をめぐっては、当事者の著書や発言、ほかのメンバーの証言、報道各社の取材内容を分けて理解する必要がある。メンバー全員が同じ認識を持っていたわけではない。
徳永善也の死去も再結成を考えるうえで重要な出来事
チェッカーズのドラマーとして親しまれた徳永善也、通称クロベエは、2004年8月17日に舌がんのため40歳で亡くなった。
徳永の死去は、解散後も複雑な状況が続いていた元メンバーにとって大きな出来事だった。お別れの会をめぐっても、メンバー間の関係が再び注目されることになった。
解散から時間が経過しても、当時の人間関係が簡単に元に戻るわけではない。チェッカーズの歴史には、音楽的な成功と同時に、仲間同士の関係が変化していった現実も刻まれている。
【メンバーの現在】チェッカーズ7人は2026年どうしている?
チェッカーズは藤井フミヤだけでなく、個性的なメンバー7人によって成立していたバンドだ。解散後はそれぞれ異なる道を歩み、ソロ活動や楽曲制作、ライブ活動などに取り組んできた。
チェッカーズのメンバーと現在の活動
- 藤井フミヤ:リードボーカル。ソロアーティストとして活動し、2026年も全国ツアーや新曲制作を継続。
- 武内享:ギター担当で元リーダー。解散後は音楽制作やプロデュースなどに取り組み、アブラーズとしても活動。
- 高杢禎彦:サイドボーカル・パーカッション担当。2003年の著書をきっかけに、藤井フミヤとの関係が大きく報じられた。
- 大土井裕二:ベース担当。解散後もミュージシャンとして活動し、ソロライブやアブラーズでの活動を続けている。
- 鶴久政治:サイドボーカル・キーボード担当。音楽家として楽曲提供を行うほか、俳優・タレントとしても活動。
- 徳永善也:ドラム担当。2004年8月17日に40歳で死去。
- 藤井尚之:サックス担当。ソロ活動のほか、兄・藤井フミヤとのF-BLOOD、アブラーズなどで活動。
各メンバーの近況を見ると、現在も音楽活動を続けている人物がいる一方、活動の中心や発信方法はそれぞれ異なる。大土井裕二の公式サイトでは2026年10月にもライブ情報が更新され、鶴久政治の所属事務所も音楽活動や楽曲提供、タレント活動を紹介している。
また、武内享・大土井裕二・藤井尚之の3人はアブラーズとして活動。チェッカーズ解散後も、メンバー同士の音楽的なつながりが別の形で残っている。
【ソロ代表曲】TRUE LOVEとAnother Orionが藤井フミヤの音楽人生を変えた
チェッカーズのボーカリストとして知られた藤井フミヤだが、ソロ転身後の実績も非常に大きい。特に「TRUE LOVE」と「Another Orion」は、現在でも代表曲として広く知られている。
「TRUE LOVE」1993年:ソロデビューを成功させた最大のヒット曲
1993年11月10日に発売された「TRUE LOVE」は、藤井フミヤのソロデビューシングルだ。
フジテレビ系ドラマ「あすなろ白書」の主題歌に起用され、ドラマの人気とともに大きな支持を集めた。ソニー・ミュージックの公式プロフィールでは、200万枚を超えるヒットとして紹介されている。
この曲の成功は、チェッカーズ解散後の藤井フミヤがソロでも十分な人気を獲得できることを示した。グループの看板に頼らず、一人の歌手として新しいキャリアを築く大きなきっかけとなった。
一方、藤井本人は過去のインタビューで、この曲が自身の代表曲として広く知られることへの複雑な思いにも触れている。ヒット曲であることと、自分の音楽人生を一曲だけで語られたくないという感覚は、必ずしも矛盾しない。
「Another Orion」1996年:成熟した歌声を印象付けた名曲
1996年8月7日に発売された「Another Orion」も、藤井フミヤを代表するソロ作品だ。
TBS系ドラマ「硝子のかけらたち」の主題歌として知られ、切なさと温かさを併せ持つメロディーが印象的な楽曲となった。
「TRUE LOVE」がソロデビュー直後の成功を象徴する曲なら、「Another Orion」はソロアーティストとしての表現の幅を広げた作品といえる。
この2曲は、チェッカーズ時代の勢いのあるロックやポップスとは異なる、藤井フミヤの歌唱表現を伝える代表例だ。
藤井フミヤの歴代代表曲
- ギザギザハートの子守唄:1983年、チェッカーズのデビュー曲。
- 涙のリクエスト:1984年、チェッカーズの全国的な人気を押し上げたヒット曲。
- ジュリアに傷心:1984年、チェッカーズを代表する人気ナンバー。
- 星屑のステージ:チェッカーズ時代の代表曲の一つ。
- TRUE LOVE:1993年、ソロデビュー曲にして200万枚超の大ヒット。
- タイムマシーン:1995年に発表されたソロ作品。
- Another Orion:1996年発売のソロ代表曲。
- ココロ:2026年5月6日配信。NHKドラマ10の主題歌。
注目したいのは、チェッカーズ時代の代表曲とソロ時代の代表曲では、楽曲の印象が異なることだ。前者はバンド全体の個性や躍動感、後者は藤井フミヤ自身の歌声や表現力を前面に出している。
【藤井尚之との兄弟関係】F-BLOODの活動と2026年最新シングル
藤井フミヤを語るうえで欠かせない人物が、実弟の藤井尚之だ。チェッカーズ時代から一緒に活動してきた兄弟であり、現在も音楽を通じた関係が続いている。
藤井尚之はチェッカーズ時代からの重要な音楽パートナー
藤井尚之は1964年12月27日生まれ。兄の藤井フミヤより2歳年下で、チェッカーズではサックスを担当していた。
兄弟は1983年に同じチェッカーズのメンバーとしてデビュー。1986年の「NANA」では、藤井フミヤが作詞、藤井尚之が作曲を担当している。
つまり、2人の音楽的な共同作業はF-BLOOD結成よりも前から始まっていた。ボーカルと作曲という異なる役割を持ちながら、一つの音楽を作り上げてきた関係だ。
F-BLOODは1997年に正式始動
チェッカーズ解散後、兄弟はそれぞれソロ活動を開始した。
1995年12月27日には福岡マリンメッセで「F-BLOOD」と題した一夜限りのジョイントコンサートを開催。その後、1997年9月にシングル「I」を発表し、正式なユニットとして活動を開始した。
F-BLOODという名称には、兄弟の血という意味と、血液型を連想させる「F」という文字が込められている。
音楽制作では、基本的に藤井フミヤが作詞、藤井尚之が作曲を担当する。兄弟それぞれの個性を生かした制作体制が、ユニットの特徴になっている。
F-BLOODは不定期に作品を発表し、ライブ活動も行ってきた。チェッカーズとは異なる形で、兄弟の音楽的な結び付きが継続している。
2026年10月21日「天気模様」を配信リリース
2026年のF-BLOODの最新トピックは、新曲「天気模様」の配信だ。
藤井フミヤの公式サイトは、2026年10月21日にF-BLOODのニューシングル「天気模様」の配信開始を発表した。カップリング曲は「ノスタルジック ドライブ」。
さらに「天気模様」は、2026年10月から11月にかけてNHK AM「ラジオ深夜便」の〈深夜便のうた〉としてオンエアされている。
ソロ活動を続ける藤井フミヤと、独自の音楽活動を展開する藤井尚之。その2人が2026年にも新曲を発表している事実は、F-BLOODが単なる懐かしの企画ではなく、現在進行形の音楽ユニットであることを示している。
【再結成の可能性】チェッカーズが再び7人で集まる日は来るのか?
チェッカーズの再結成は、長年にわたってファンの関心を集めてきたテーマだ。往年のヒット曲が現在も歌い継がれ、藤井フミヤのライブでもチェッカーズ時代の楽曲が披露されるようになったことで、期待が高まる場面もある。
藤井フミヤは過去に再結成へ慎重な姿勢を示している
2017年の日刊ゲンダイの報道では、F-BLOODの活動について語った藤井フミヤが、チェッカーズの復活は難しいという趣旨の発言をしている。
理由として挙げたのは、すでに音楽活動をしていないメンバーもいるという点だった。
この発言は当時の状況を示すものであり、2026年の新たな再結成計画を否定する公式発表ではない。ただし、メンバーそれぞれの活動状況や過去の関係を考えると、再結成が簡単ではないことは理解できる。
オリジナルメンバー全員での復活には大きな課題がある
再結成を考えるうえで避けて通れないのが、徳永善也の死去だ。2004年に40歳で亡くなっているため、1980年代と同じ7人によるオリジナル編成をそのまま再現することはできない。
加えて、藤井フミヤと高杢禎彦の関係をめぐる問題も残っている。2003年の著書をめぐる対立は、グループの歴史を振り返る際に繰り返し取り上げられてきた。
2026年11月1日現在、チェッカーズの正式な再結成について、具体的な開催日やメンバー構成を伴う公式発表は確認できない。
チェッカーズの楽曲は現在も藤井フミヤのステージで生きている
一方、再結成とチェッカーズの楽曲を聴ける機会は別の問題だ。
藤井フミヤは2020~2021年の「ACTION」ツアーなどで、チェッカーズ時代の楽曲をソロステージで披露してきた。2021年には「ギザギザハートの子守唄」を約29年ぶりに公の場で歌ったことも話題になった。
また、2025~2026年のFUTATABIではチェッカーズ、F-BLOOD、ソロの楽曲を組み合わせたステージを展開。2026年10月のアリーナ公演も、その流れを受け継ぐ内容だった。
したがって、現時点ではバンドとしての再結成を期待するよりも、藤井フミヤのライブやメンバーそれぞれの活動を通して、チェッカーズの音楽がどのように受け継がれていくかに注目するのが現実的だ。
【プロの結論】チェッカーズ時代と現在の藤井フミヤは何が違う?
藤井フミヤの音楽人生を振り返ると、チェッカーズ時代と現在では、アーティストとしての立ち位置が大きく変化している。
グループの中心人物から、自らの音楽を選ぶソロアーティストへ
チェッカーズ時代の藤井フミヤは、7人のメンバーの中心に立つボーカリストだった。メンバーそれぞれに役割があり、バンド全体のサウンドやビジュアルが一つのブランドを形成していた。
ソロ転身後は、自身の歌声や作品の方向性をより前面に出す活動へと変化した。作詞や楽曲制作に取り組み、ドラマ主題歌、全国ツアー、兄弟ユニットなど、表現の場を広げてきた。
特に重要なのは、過去の人気に依存するのではなく、新しい作品を作り続けている点だ。2026年の「ココロ」やF-BLOODの「天気模様」は、現在も音楽制作の現場に関わっていることを示す具体的な実績である。
過去の代表曲と新しい作品を共存させる活動スタイル
藤井フミヤの現在のライブには、チェッカーズ時代から応援してきた世代だけでなく、ソロ作品やドラマ主題歌を通じて音楽に触れた人も参加できる。
「TRUE LOVE」や「Another Orion」のようなソロの名曲と、「ギザギザハートの子守唄」「涙のリクエスト」のようなチェッカーズの代表曲を同じアーティストのキャリアとして扱えることは、大きな強みだ。
2026年のFUTATABIとARENA LIVE 360°は、まさにその音楽的な蓄積を見せた活動だった。
藤井フミヤの現在を知りたい人が注目すべき3つのポイント
- 新曲:2026年5月の「ココロ」など、現在進行形の楽曲制作に注目する。
- ライブ:FUTATABIやARENA LIVE 360°のように、過去と現在の楽曲を横断するステージを見る。
- 兄弟活動:F-BLOODの新作や藤井尚之との共演を追う。
昔のチェッカーズを知る人には懐かしさがあり、ソロ時代から知った人には新しい発見がある。どちらの入口から入っても、藤井フミヤの音楽を長く楽しめることが、現在の活動の魅力だ。
チェッカーズ藤井フミヤに関するよくある質問(FAQ)
Q1:藤井フミヤは2026年現在、何歳ですか?
A1:1962年7月11日生まれで、2026年11月1日現在64歳です。ソロアーティストとして全国ツアーや新曲制作を続けています。
Q2:チェッカーズはなぜ解散したのですか?
A2:1992年末に解散しました。音楽制作の方向性の変化やメンバー間の関係など、複数の事情が背景にありました。藤井フミヤ自身も、解散前の1年間が最もつらかったと振り返っています。
Q3:藤井フミヤと高杢禎彦は現在も不仲なのですか?
A3:2003年の高杢禎彦の著書をきっかけに、2人の確執が広く報じられました。ただし、2026年現在の2人の関係について、詳細を明らかにする新たな公式発表は確認できません。
Q4:藤井フミヤの最も有名なソロ曲は何ですか?
A4:代表曲として特に知られているのは、1993年発売の「TRUE LOVE」と1996年発売の「Another Orion」です。「TRUE LOVE」は200万枚を超えるヒットを記録しました。
Q5:F-BLOODとはどのようなユニットですか?
A5:藤井フミヤと実弟の藤井尚之による兄弟音楽ユニットです。1997年に正式始動し、基本的にフミヤが作詞、尚之が作曲を担当します。2026年10月21日には新曲「天気模様」を配信リリースしました。
Q6:チェッカーズが再結成する可能性はありますか?
A6:2026年11月1日現在、正式な再結成の発表はありません。徳永善也の死去や元メンバー間の関係などもあり、オリジナルメンバーによる復活には課題があります。
Q7:FUTATABIは2026年も開催していますか?
A7:「FUTATABI」は2025年4月18日に始まり、2026年7月12日に最終公演を迎えました。2026年10月には大阪城ホールと日本武道館で「ARENA LIVE 2026 360°」が開催されています。
まとめ:藤井フミヤはチェッカーズの歴史を受け継ぎながら進化を続けている
藤井フミヤの音楽人生は、1983年のチェッカーズでのデビューから始まり、1992年の解散、1993年のソロデビューを経て、2026年現在も続いている。
「ギザギザハートの子守唄」「涙のリクエスト」で時代を築いたチェッカーズ。その後、「TRUE LOVE」「Another Orion」というソロの代表曲を生み出し、弟・藤井尚之とのF-BLOODでも独自の音楽を発信してきた。
2026年には「FUTATABI」の完走、「ココロ」のリリース、10月のアリーナ公演、F-BLOODの「天気模様」と、活動の節目が続いた。
一方、チェッカーズの解散理由や高杢禎彦との関係、再結成の可能性については、当事者それぞれの証言や過去の報道を踏まえて理解することが大切だ。懐かしさだけで語れるほど、グループの歴史は単純ではない。
藤井フミヤの本当の魅力は、チェッカーズ時代の成功を過去の栄光にせず、新しい音楽とライブへつなげていることにある。64歳を迎えた2026年も、その歌声と表現活動は止まっていない。今後もソロ、F-BLOOD、そしてチェッカーズの楽曲がどのような形で受け継がれていくのか、注目したい。