2026年の全国高校女子駅伝は、12月20日(日)に京都市のたけびしスタジアム京都で開催されます。女子第38回大会にあたり、都道府県代表47校と地区代表11校を合わせた、合計58校が出場する予定です。
11月1日時点では、女子の出場校一覧に44校が掲載されています。内訳は都道府県代表43校と北海道地区代表1校です。
残る都道府県予選は東京・神奈川・愛知・三重の4大会。加えて、北海道以外の地区代表10枠も今後の地区大会で決まります。
2026年の注目予選結果と総合タイム
2026年の都道府県予選では、全国大会の優勝経験を持つ強豪校が相次いで代表権を獲得しました。
注目校の県予選結果は次のとおりです。
- 仙台育英(宮城):1時間06分42秒
- 薫英女学院(大阪):1時間08分23秒
- 神村学園(鹿児島):1時間08分44秒
- 西条農(広島):1時間08分50秒
- 立命館宇治(京都):1時間09分16秒
- 大分東明(大分):1時間09分20秒
- 智辯カレッジ(奈良):1時間09分42秒
- 長野東(長野):1時間10分13秒
- 須磨学園(兵庫):1時間10分20秒
- 筑紫女学園(福岡):1時間10分47秒
特に注目したいのが、前回全国大会優勝校の長野東です。
11月1日の長野県予選では1時間10分13秒で優勝。大会新記録を樹立し、20年連続20回目の全国大会出場を決めました。
また、2025年大会2位の薫英女学院、3位の立命館宇治も、それぞれ大阪府・京都府の代表権を獲得しています。
ただし、上記は各都道府県の異なるコースで記録されたタイムです。単純な全国ランキングではなく、各校の予選での仕上がりを確認する参考記録として見る必要があります。
【2026年全国高校女子駅伝】都道府県代表校・地区代表校一覧

11月1日時点で出場が決まっている学校を地域別に整理します。
北海道・東北地区
- 北海道:札幌山の手
- 北海道地区代表:旭川龍谷
- 青森県:青森山田
- 岩手県:花巻東
- 宮城県:仙台育英
- 秋田県:横手清陵学院
- 山形県:山形中央
- 福島県:学法石川
山形中央は初出場。青森山田と仙台育英は長年にわたって全国大会に出場している東北の強豪です。
関東地区
- 茨城県:茨城キリスト
- 栃木県:宇都宮文星女子
- 群馬県:共愛学園
- 埼玉県:埼玉栄
- 千葉県:市船橋
- 山梨県:山梨学院
東京都と神奈川県は11月3日に予選が予定されています。
北信越地区
- 新潟県:新潟明訓
- 長野県:長野東
- 富山県:富山商
- 石川県:金沢学大附
- 福井県:鯖江
長野東は2025年の全国王者。今回も優勝候補として注目される存在です。
東海地区
- 静岡県:浜松市立
- 岐阜県:美濃加茂
愛知県は11月7日、三重県は11月8日に代表校が決まる予定です。
近畿地区
- 滋賀県:比叡山
- 京都府:立命館宇治
- 大阪府:薫英女学院
- 兵庫県:須磨学園
- 奈良県:智辯カレッジ
- 和歌山県:智辯和歌山
大阪の薫英女学院と京都の立命館宇治は、2025年大会でも上位に入った実力校です。
中国地区
- 鳥取県:鳥取城北
- 島根県:平田
- 岡山県:倉敷
- 広島県:西条農
- 山口県:西京
広島県代表の西条農は22年ぶり3回目の全国大会出場を決めました。
四国地区
- 香川県:高松工芸
- 徳島県:城東
- 愛媛県:聖カタリナ
- 高知県:山田
高知県の山田は38年連続38回目の出場。女子大会の歴史とともに歩んできた伝統校です。
九州地区
- 福岡県:筑紫女学園
- 佐賀県:白石
- 長崎県:長崎商
- 大分県:大分東明
- 熊本県:ルーテル学院
- 宮崎県:小林
- 鹿児島県:神村学園
- 沖縄県:名護
九州地区は筑紫女学園、神村学園、大分東明など、全国上位を狙える学校がそろっています。
なお、上記は11月1日時点の決定校です。東京都・神奈川県・愛知県・三重県の4代表と、残る10地区代表は今後追加されます。
【2026年予選日程】都道府県大会と地区大会はいつ開催?
全国大会に出場するには、基本的に都道府県予選で優勝するか、地区大会の代表枠を獲得する必要があります。
残る都道府県予選の日程
| 都道府県 | 開催日 |
|---|---|
| 東京 | 11月3日(火・祝) |
| 神奈川 | 11月3日(火・祝) |
| 愛知 | 11月7日(土) |
| 三重 | 11月8日(日) |
この4大会が終了すると、47都道府県の代表校が出そろいます。
2026年地区大会の日程
都道府県予選の次に行われるのが地区大会です。都道府県代表とは別に、各ブロックの代表枠を争います。
| 地区 | 開催日 |
|---|---|
| 東北 | 11月14日(土) |
| 北関東 | 11月19日(木) |
| 南関東 | 11月19日(木) |
| 北信越 | 11月14日(土)・15日(日) |
| 東海 | 11月22日(日) |
| 近畿 | 11月15日(日) |
| 中国 | 11月14日(土) |
| 四国 | 11月15日(日) |
| 北九州 | 11月21日(土) |
| 南九州 | 11月21日(土) |
北海道地区については、北海道予選2位の旭川龍谷がすでに地区代表として決定しています。
全国大会の開催概要
- 大会名:女子第38回全国高等学校駅伝競走大会
- 開催日:2026年12月20日(日)
- 会場:たけびしスタジアム京都
- 女子スタート予定:10時20分
- 競技距離:21.0975km
- 区間数:5区間
- 出場予定:58校
日本陸上競技連盟の大会情報にも、12月20日開催と京都のたけびしスタジアム京都発着が掲載されています。
【2025年全国高校女子駅伝の最終順位】長野東が1時間6分30秒で2連覇
2026年大会を予想するうえで、前回大会の結果は欠かせません。
2025年12月21日に開催された女子第37回全国高校駅伝では、長野東が1時間6分30秒で優勝しました。
2位の薫英女学院との差は33秒。3位の立命館宇治には59秒の差をつけ、長野東が終始安定したレースを展開しました。
2025年大会の上位10校
| 順位 | 学校名 | 総合タイム | 2026年の状況 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 長野東 | 1:06:30 | 長野県代表 |
| 2位 | 薫英女学院 | 1:07:03 | 大阪府代表 |
| 3位 | 立命館宇治 | 1:07:29 | 京都府代表 |
| 4位 | 仙台育英 | 1:07:38 | 宮城県代表 |
| 5位 | 埼玉栄 | 1:08:08 | 埼玉県代表 |
| 6位 | 倉敷 | 1:08:10 | 岡山県代表 |
| 7位 | 東大阪大敬愛 | 1:08:24 | 近畿地区枠は未決定 |
| 8位 | 須磨学園 | 1:09:01 | 兵庫県代表 |
| 9位 | 西京 | 1:09:14 | 山口県代表 |
| 10位 | 神村学園 | 1:09:17 | 鹿児島県代表 |
2025年の上位校が2026年も多く代表権を獲得している点は興味深いところです。
特に長野東、薫英女学院、立命館宇治、仙台育英の4校は、2026年の全国大会でも上位争いに加わる可能性があります。
一方、7位の東大阪大敬愛は大阪府代表ではありません。大阪府代表は薫英女学院に決まっており、東大阪大敬愛が再び全国の舞台に立つには近畿地区代表枠での出場権獲得が必要です。
長野東の2025年優勝が際立った理由
長野東の強さは、単にエース選手の個人能力だけではありません。
1区の川上南海が19分06秒で区間賞を獲得し、序盤からチームを先頭に押し上げました。
さらに3区の真柴愛里が9分06秒の区間新記録を樹立。中盤で後続との差を広げ、最後まで首位を譲りませんでした。
長野県高等学校体育連盟の大会報告でも、1区の区間賞と3区の区間新記録、そして一度も首位を譲らなかった完全優勝が紹介されています。
優勝タイムの1時間6分30秒は、高校歴代最高記録の1時間6分26秒にわずか4秒届かない歴代2位の好記録でした。
【高校女子駅伝の区間賞・区間記録】2025年の5区間を徹底分析
全国高校女子駅伝の特徴は、5人の選手がそれぞれ異なる距離を担当することです。
全体の距離はハーフマラソンと同じ21.0975km。1区から5区までの距離は以下のようになっています。
- 1区:6.0km
- 2区:4.0975km
- 3区:3.0km
- 4区:3.0km
- 5区:5.0km
2025年大会では、それぞれの区間で異なる学校の選手が区間賞を獲得しました。
2025年大会の区間賞一覧
1区・6.0km
川上南海(長野東・2年)
記録:19分06秒
序盤の重要区間で区間賞を獲得。長野東の優勝につながる流れを作りました。
2区・4.0975km
河村璃央(薫英女学院・3年)
記録:12分45秒
薫英女学院が区間賞を獲得し、上位争いで存在感を示しました。
3区・3.0km
真柴愛里(長野東・3年)
記録:9分06秒
区間新記録。長野東の優勝を大きく後押しした走りです。
4区・3.0km
J・ジェプコエチ(倉敷・3年)
記録:8分32秒
区間新記録を樹立。倉敷の6位入賞にもつながる好走でした。
5区・5.0km
小林美友(立命館宇治・3年)
記録:15分50秒
最終区で区間賞を獲得。地元京都の立命館宇治を3位に導きました。
区間賞と総合優勝は必ずしも一致しない
2025年大会で注目したいのは、区間賞を獲得した学校が複数に分かれていることです。
薫英女学院は2区、倉敷は4区、立命館宇治は5区で区間賞を獲得しました。
それでも総合優勝は長野東でした。
駅伝は個人の区間記録を合算するだけではなく、各中継所での順位、選手の配置、チーム全体の安定性が結果を左右します。
特定の区間に強い選手を配置するだけでなく、全区間で大きく順位を落とさない選手層が必要です。
【歴代優勝校と2026年の優勝候補】長野東の3連覇はある?
全国高校女子駅伝は1989年に第1回大会が開催されました。
歴代の優勝校には、市船橋、埼玉栄、仙台育英、立命館宇治、豊川、須磨学園、薫英女学院、神村学園、長野東など、全国を代表する強豪校が並びます。
歴代大会の主な優勝記録
- 1989年:市船橋(千葉)1時間09分48秒
- 1996年:埼玉栄(埼玉)1時間06分26秒
- 2017年:仙台育英(宮城)1時間06分35秒
- 2022年:長野東(長野)1時間07分37秒
- 2023年:神村学園(鹿児島)1時間07分28秒
- 2024年:長野東(長野)1時間07分27秒
- 2025年:長野東(長野)1時間06分30秒
特に長野東は2022年、2024年、2025年と3回の優勝を記録しています。
2024年と2025年は連続優勝となり、2026年は3連覇に挑む大会です。
2026年に注目したい4つの強豪校
1. 長野東
前回王者であり、2026年も長野県予選を制しました。県予選で大会新記録を出した点も見逃せません。
3連覇を達成できるかが最大の注目ポイントです。
2. 薫英女学院
2025年大会2位。2026年大阪府予選も1時間08分23秒で制し、全国大会への切符を獲得しました。
前回の悔しさを晴らす優勝争いが期待されます。
3. 立命館宇治
2025年大会3位。2026年京都府予選では1時間09分16秒で優勝し、38年連続38回目の全国大会出場を決めました。
第1回から続く連続出場記録は、全国高校女子駅伝の歴史を象徴しています。
4. 仙台育英
2025年大会4位。2026年宮城県予選では1時間06分42秒を記録しました。
2026年の県予選タイムでは特に目を引く結果で、全国大会でも注目される存在です。
【プロの結論】2026年の順位予想で重視したいポイント
2026年の優勝争いを見極めるには、県予選の総合タイムだけで判断するのは適切ではありません。
県ごとにコースの起伏、気象条件、走路環境が異なるためです。
特に注目したい評価基準は次の3点です。
1. 1区の安定感: 最長区間で先頭集団に食らいつけるか。
2. 中盤の選手層: 2~4区で順位を維持し、後続との差を広げられるか。
3. 5区の持久力: 5kmの最終区間で順位を守り、逆転できる選手がいるか。
また、都道府県代表と地区代表は出場権を得る経路が異なります。地区大会での代表決定を待たずに、58校すべてが決まったと考えるのは早計です。
2025年の上位校が2026年も複数残っていることから、前年の実績と今年の予選結果を組み合わせて見ることが、全国大会の勢力図を理解する近道です。
【高校女子駅伝結果】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年の全国高校女子駅伝はいつ開催されますか?
A1:2026年12月20日(日)です。京都市のたけびしスタジアム京都を発着点とし、女子は10時20分スタート予定です。
Q2:2025年の高校女子駅伝で優勝した学校とタイムは?
A2:長野東高校です。1時間6分30秒で優勝し、2年連続3回目の全国制覇を達成しました。2位は薫英女学院、3位は立命館宇治でした。
Q3:全国高校女子駅伝は何区間で何キロ走りますか?
A3:5区間、合計21.0975kmです。1区6km、2区4.0975km、3区3km、4区3km、5区5kmで構成されています。
まとめ:2026年は長野東の3連覇と強豪校の逆襲に注目
2026年の高校女子駅伝は、12月20日の全国大会に向けて代表校が決まりつつあります。
11月1日時点で44校の出場が決まり、長野東、薫英女学院、立命館宇治、仙台育英など、前回大会の上位校も順調に全国への切符を手にしています。
2025年は長野東が1時間6分30秒で完全優勝し、2連覇を達成しました。2026年は3連覇がかかる一方、薫英女学院や立命館宇治、仙台育英、神村学園なども優勝を狙います。
都道府県予選の最終結果に加え、11月中旬から下旬にかけて行われる地区大会も重要です。
最終的な代表58校がそろった段階で、各校の区間エントリーや直近の記録を比較すれば、全国大会の優勝争いがさらに見えてきます。
2026年の都大路でどの学校が頂点に立つのか。長野東の3連覇を含め、各校のタスキリレーに注目です。
主な競技資料・確認資料
- 日本陸上競技連盟:2026年全国大会の開催日・会場情報
- 月陸Online:2026年代表校一覧、予選タイム、歴代優勝校
- 全国高校駅伝2025年大会公式記録:総合順位・区間賞・区間記録
- 長野県高等学校体育連盟:長野東の2025年優勝報告
- 2026年都道府県大会・地区大会の日程と代表校情報