2026年のレッズを理解するうえで、まず注目したいのは、期待された若手中心のチームづくりと、実際のシーズン結果とのギャップです。
2025年は83勝79敗でナショナル・リーグのワイルドカードを獲得しました。しかし、2026年は75勝87敗に終わり、中地区最下位。前年のポストシーズン進出から一転して、厳しいシーズンとなりました。
一方、個人レベルでは明るい材料もあります。サル・スチュワートは32本塁打、チェイス・バーンズは15勝を記録。エリー・デラクルーズも30本塁打と30盗塁を達成しました。
つまり、チーム全体の成績だけを見て、レッズの選手層を評価するのは早計です。
2026年シーズンの基本データ
| 項目 | 2026年の結果 |
|---|---|
| 所属 | ナショナル・リーグ中地区 |
| レギュラーシーズン | 75勝87敗 |
| 地区順位 | 5位(最下位) |
| 監督 | テリー・フランコーナ |
| 本拠地 | グレート・アメリカン・ボールパーク |
| 前年成績 | 83勝79敗 |
| ポストシーズン | 進出なし |
MLB公式のシーズン総括によると、2026年の最終戦は9月27日。トロント・ブルージェイズに1対5で敗れ、シーズンを終えました。
【注目選手】レッズを代表するスターと期待の若手5人

2026年のレッズを語るなら、野手と投手の両方に注目する必要があります。
特に重要なのが、デラクルーズ、スチュワート、バーンズの3人です。
1.エリー・デラクルーズ(Elly De La Cruz)
ポジション:遊撃手(SS)
右投両打・走攻守を備える中心選手
デラクルーズは、レッズの顔ともいえる存在です。
圧倒的な身体能力とスピードを持ち、長打力も兼ね備えています。2026年には30本塁打と30盗塁を達成し、球団史上4人目の30-30達成者となりました。
過去に同じ記録を達成したのは、エリック・デービス、バリー・ラーキン、ブランドン・フィリップスです。
加えて、2026年は右打席での打撃にも進歩が見られました。MLB公式の記事では、キャリアベストのシーズンを送った選手として評価されています。
6月には右ハムストリングの故障で約3週間離脱しましたが、復帰後も存在感を発揮しました。
2.サル・スチュワート(Sal Stewart)
ポジション:一塁手(1B)
22歳の若手スラッガー
2026年のレッズで、最も注目すべき若手打者の一人がスチュワートです。
MLB公式のシーズン総括によると、主な成績は次のとおりです。
- 本塁打:32本
- 打点:111
- 出場試合:162試合
- オールスター:初選出
特筆すべきなのは、162試合すべてに出場したことです。
故障者が相次いだレッズにとって、年間を通じて出場できる選手の存在は大きな意味を持ちました。
ナショナル・リーグ新人王候補としても名前が挙がり、今後の打線を支える中心選手として期待されています。
3.チェイス・バーンズ(Chase Burns)
ポジション:先発投手(SP)
23歳・右投手
投手陣の中心として大きく飛躍したのがバーンズです。
2026年の成績は以下のとおりです。
- 勝敗:15勝3敗
- 防御率:2.86
- オールスター:初選出
特に勝率の高さと安定した投球が目立ちました。
2024年のMLBドラフトで全体2位指名を受けたバーンズは、わずか2年でオールスター選手へと成長しました。
加えて、2026年7月にはレッズと7年総額1億500万ドルの契約延長を結んでいます。
これは単なる好投手の確保ではありません。球団が今後の先発ローテーションをバーンズ中心に構築する意思を示した大型契約です。
4.ハンター・グリーン(Hunter Greene)
ポジション:先発投手(SP)
チームの先発投手陣を担う存在
グリーンは、レッズの投手陣を考えるうえで欠かせない選手です。
しかし2026年は右肘の問題で離脱し、8月には60日間の負傷者リストに移されました。
10月29日には60日間の負傷者リストからの復帰が球団の取引記録に掲載されています。
ただし、これはロースター上の手続きであり、2027年の開幕から問題なく登板できることを意味するものではありません。
2027年の先発陣を考える際には、グリーンの健康状態が大きな判断材料になります。
5.タイラー・スティーブンソン(Tyler Stephenson)
ポジション:捕手(C)
捕手陣の編成で注目される選手
スティーブンソンは、レッズの捕手として長く注目されてきた選手です。
2026年は130試合に出場し、15本塁打、54打点を記録しました。
一方、10月29日にはフリーエージェントとなったことがMLB公式の取引記録に掲載されました。
捕手は投手との連携や守備面でも重要なポジションです。スティーブンソンの契約動向は、2027年のレッズの捕手編成を左右するポイントになります。
【選手相関・詳細まとめ】2026年の主力選手とチーム内での役割
ここでは、選手同士の役割や2027年に向けた関係性を整理します。
| 選手 | ポジション | 2026年の実績・動向 | チーム内での位置づけ |
|---|---|---|---|
| エリー・デラクルーズ | 遊撃手 | 30本塁打・30盗塁 | 攻撃の中心 |
| サル・スチュワート | 一塁手 | 32本塁打・111打点 | 若手の主軸 |
| チェイス・バーンズ | 先発投手 | 15勝3敗・防御率2.86 | 先発陣の柱 |
| ハンター・グリーン | 先発投手 | 右肘の故障、10月29日ILから復帰 | 健康状態が焦点 |
| タイラー・スティーブンソン | 捕手 | 10月29日FA | 捕手編成の注目選手 |
| ブレイディ・シンガー | 先発投手 | 10月29日FA | 先発陣の編成対象 |
| ブロック・バーク | 救援投手 | 10月29日FA | ブルペンの編成対象 |
この一覧から見えてくるのは、打線には若い中心選手が存在する一方、投手陣と捕手陣には契約や故障をめぐる課題が残っていることです。
特にデラクルーズ、スチュワート、バーンズの3人は、2027年以降のチームづくりを考える際の重要な基盤です。
【移籍・最新ニュース】2026年10月29日に何が起きた?
2026年10月29日は、レッズの選手編成に関する重要な動きが複数記録された日です。
フリーエージェントとなった3選手
MLB公式の取引記録では、次の3選手がフリーエージェントとなりました。
- タイラー・スティーブンソン:捕手
- ブレイディ・シンガー:右投げ先発投手
- ブロック・バーク:左投げ救援投手
ここで注意したいのが、FAと移籍決定は同じではないという点です。
FAになったからといって、すでに別球団との契約が成立したわけではありません。今後、他球団との交渉やレッズとの再契約など、複数の可能性があります。
負傷者リストから復帰した選手
同じ10月29日には、以下の選手の負傷者リストからの復帰も記録されました。
- ハンター・グリーン
- ブレイク・ダン
これらの動きは、シーズン終了後のロースター整理という側面も持っています。実際の2027年の戦力は、今後の契約や春季キャンプの状態によって変わります。
チェイス・バーンズの大型契約は本当?
こちらは単なる噂ではありません。
2026年7月、バーンズはレッズと7年総額1億500万ドルの契約延長を結びました。
若い投手に対する長期契約であり、球団が将来の投手陣の中心として評価していることがうかがえます。
一方、デラクルーズやスチュワートの長期的な契約については、ファンの間で議論が続いています。契約に関する期待や推測と、正式に発表された契約は分けて考える必要があります。
【ネットの反応・炎上】レッズの選手に対するファンの本音と噂の真相
2026年のレッズは、個人成績で光る選手がいたにもかかわらず、チームとして結果を残せませんでした。
そのため、ファンの議論も個々の選手の評価だけではなく、球団の編成や選手層、将来のチームづくりに広がっています。
ネット上で目立つ3つの論点
1.スター選手以外の選手層が弱いのではないか
Redditのレッズ関連コミュニティでは、10月3日の議論で、スチュワートやバーンズといった中心選手の活躍に対して、周囲の選手層が十分ではないという意見が見られました。
主力が好成績を残しても、打線全体や投手陣を支える選手が不足すれば勝利につながりにくいという指摘です。
これは、チーム打率や出塁率が低迷した2026年の数字とも関連しています。
2.球団の経営・編成方針に対する不満
8月22日のRedditの投稿では、2026年の成績低迷を受け、球団の将来に悲観的な見方を示すファンもいました。
批判の対象は特定選手だけではありません。
- 補強が十分なのか
- 若手を育てる環境が整っているのか
- 主力選手を長期的に引き留められるのか
- 毎年のように再建を繰り返すのではないか
こうした球団全体への疑問が議論されています。
3.若手の成長には期待する声もある
一方、若手選手への期待がなくなったわけではありません。
9月27日のシーズン最終戦に関するコミュニティの投稿では、デラクルーズ、スチュワート、バーンズの活躍を評価し、若手選手の成長を楽しみにする声も確認できます。
つまり、ファンの評価は単純な失望一色ではなく、球団の運営に対する不満と若手への期待が同時に存在している状況です。
レッズ選手に炎上や不祥事があったのか?
2026年の報道で大きく取り上げられた問題は、主にチーム成績、故障者の増加、打線の不振、編成上の課題です。
選手個人の重大な不祥事がチーム低迷の原因になったとする確かな報道は、今回参照したMLB公式のシーズン総括には見当たりません。
そのため、チームへの批判と個人選手の炎上を混同しないことが大切です。
また、デラクルーズの移籍に関するファンの心配やスチュワートの長期契約を望む声も、正式な移籍発表や契約成立とは別の話です。
【2027年への展望】レッズが立て直すために必要な3つの条件
2026年の結果を受け、レッズが取り組むべき課題は明確になっています。
1.若手の主力を中心に打線を整える
デラクルーズとスチュワートは、個人として十分な結果を残しました。
しかし、チーム全体では打率.229、出塁率.305、長打率.394にとどまりました。
MLB公式の総括によると、打率と出塁率はメジャー全体で最下位。長打率も25位でした。
スター選手だけに得点を依存するのではなく、出塁できる打者や中軸を支える選手を増やすことが必要です。
2.先発投手の故障対策とローテーションの再構築
2026年は、ハンター・グリーンやニック・ロドロの故障が先発陣に影響しました。
その結果、先発投手が長いイニングを投げられず、救援陣への負担も増加しました。
バーンズというエース候補が台頭したことは大きな収穫ですが、2027年に向けてはグリーンやロドロを含めた先発陣の健康管理が欠かせません。
3.球団の補強方針と契約戦略
MLB公式のシーズン総括では、監督テリー・フランコーナと、編成を担当するニック・クラール、ブラッド・ミーダーが2027年もチームに残ることが示されています。
つまり、現体制のもとで立て直しを目指す方針です。
バーンズとの長期契約に続き、どの選手を中心に据え、どのポジションを補強するのかが注目されます。
【プロの結論】2026年のレッズは選手不足よりもチーム全体のバランスが課題
2026年のレッズを分析する際、75勝87敗という数字だけで若手選手の評価を下げるべきではありません。
デラクルーズは30-30を達成し、スチュワートは32本塁打を記録。バーンズは15勝を挙げ、長期契約も獲得しました。
個人の成長という観点では、将来につながる成果がありました。
一方で、攻撃力、先発陣の健康状態、ブルペンの負担、守備面など、チーム全体の課題は残っています。
2027年のレッズを評価するなら、次の3点を確認するのが有効です。
- 若手の主力を周囲の選手が支えられるか
- 故障者が復帰し、安定した先発ローテーションを組めるか
- FAや新規補強によって選手層を厚くできるか
スター選手の存在だけでは、162試合を戦い抜くチームは完成しません。レッズに必要なのは、主力の成長を勝利に結びつける総合的な戦力づくりです。
【シンシナティ・レッズ選手】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のシンシナティ・レッズで最も活躍した選手は誰ですか?
エリー・デラクルーズ、サル・スチュワート、チェイス・バーンズが代表的です。デラクルーズは30本塁打・30盗塁、スチュワートは32本塁打・111打点、バーンズは15勝3敗、防御率2.86を記録しました。
Q2:レッズの主力選手で移籍する選手はいますか?
2026年10月29日には、タイラー・スティーブンソン、ブレイディ・シンガー、ブロック・バークがFAとなりました。ただし、FAは移籍先の決定を意味しません。
Q3:エリー・デラクルーズは2026年に30-30を達成しましたか?
はい。30本塁打と30盗塁を達成し、球団史上4人目の30-30達成者になりました。
Q4:チェイス・バーンズの契約はどうなっていますか?
2026年7月にレッズと7年総額1億500万ドルの契約延長を結びました。
Q5:2026年のレッズはプレーオフに進出しましたか?
いいえ。75勝87敗でナショナル・リーグ中地区5位に終わり、ポストシーズン進出を逃しました。
Q6:レッズの選手に炎上や不祥事の噂はありますか?
2026年の主な話題は、チームの成績不振や補強方針への批判です。特定選手の重大な不祥事がチーム低迷の原因になったとする確かな情報は、今回確認した公式総括では示されていません。
まとめ:シンシナティ・レッズ選手の2027年最新動向にも注目
2026年のシンシナティ・レッズは、75勝87敗という厳しい結果に終わりました。
しかし、個人レベルでは将来への期待を感じさせる成果も数多くありました。
- エリー・デラクルーズ:30本塁打・30盗塁
- サル・スチュワート:32本塁打・111打点
- チェイス・バーンズ:15勝3敗、防御率2.86
- ハンター・グリーン:故障からの復帰手続き
- タイラー・スティーブンソン:FAによる契約動向の変化
特に注目したいのは、若手の中心選手を生かしながら、投手陣と打線全体をどこまで強化できるかという点です。
2027年に向けて、レッズは若手の成長を待つだけではなく、実際に勝てるチームへと変化する必要があります。
2026年はチームにとって苦しいシーズンでしたが、デラクルーズ、スチュワート、バーンズという軸が見えてきたことは大きな収穫です。 今後の契約、補強、故障者の復帰状況が、シンシナティ・レッズの次のシーズンを占う重要なニュースになるでしょう。