- 開催日: 東京マラソン2026は3月1日(日)に開催。車いすマラソンは9時05分、マラソンは9時10分スタート。
- 交通規制: 都庁周辺は6時から、浅草・蔵前は9時から、銀座・日比谷は9時35分~9時40分ごろから規制が始まった。
- 最長の規制: 東京駅前の行幸通りは7時から21時まで。歩行者もコースを自由に横断できず、地下通路や歩道橋などを利用する必要があった。
【大会の全体像】東京マラソン2026の交通規制はいつ、どこで実施された?

東京マラソン2026は、東京都庁をスタートし、神田、日本橋、浅草、両国、門前仲町、銀座、日比谷を経て、東京駅前の行幸通りにフィニッシュするコースで開催された。
東京都の広報資料によると、スタート時刻は次のとおりだった。
- 車いすマラソン:9時05分
- マラソン:9時10分
交通規制は競技の進行に合わせて段階的に実施された。大会公式の全体版交通規制資料では、最も早い都庁通りが6時から、フィニッシュ地点の行幸通りが21時まで規制対象となっている。
つまり、朝のスタート地点と夕方以降のフィニッシュ地点では、規制の目的も解除時刻も異なっていた。単純に「東京マラソンは何時まで通行止め」と覚えるだけでは、実際の移動計画には不十分だった。
大会終了後の3月1日、東京マラソン財団は参加ランナーを速報値で38,773人と発表している。多くのランナーと沿道関係者が参加する大規模イベントだったことも、長時間の交通規制が必要となる背景にある。
【地区別一覧】新宿・飯田橋・浅草・銀座・日比谷の通行止め時間
最も確認しておきたいのが、地区別の交通規制時間だ。
東京マラソンの公式資料と東京都の発表では、道路ごとに規制開始・解除時刻が設定されていた。以下は主要区間を整理した一覧である。
出典:東京マラソン2026公式交通規制全体版、東京都「東京マラソン交通規制のお知らせ」。時刻は予定された規制時間であり、競技状況により変更される場合がある。
新宿区・都庁周辺は朝6時から規制
スタート地点となった東京都庁周辺では、都庁通りが6時から10時15分まで通行規制の対象となった。
議事堂通りなども6時30分から規制が始まり、周辺の北通りや靖国通りにも8時35分から規制が広がった。
特に注意したいのは、都庁前だけでなく、富久町西や市谷見附方面へ向かう道路にも影響が及んだ点だ。
新宿駅周辺での送迎、ホテルへの車でのアクセス、早朝の業務車両の移動などは、通常の日曜日と同じ感覚では計画できない状況だった。
飯田橋・神保町は8時45分から規制
飯田橋から神保町にかけては、外堀通りと白山通りが主な規制対象となった。
- 市谷見附~飯田橋:8時45分~11時05分
- 飯田橋~神保町:8時45分~11時20分
- 神保町~淡路町:8時50分~11時40分
- 淡路町~須田町:8時50分~11時50分
飯田橋周辺は複数の鉄道路線が交差する交通の要所でもある。道路を使った移動が難しくなる一方、鉄道と徒歩を組み合わせる移動が現実的な選択肢となった。
浅草・蔵前は9時から14時台まで影響
浅草・蔵前地区では、江戸通りを中心に規制が行われた。
浅草橋から蔵前一丁目までは9時から14時25分、蔵前一丁目から厩橋までは14時15分までが予定時間だった。
一方、厩橋から雷門・吾妻橋方面は12時50分までと、同じ江戸通りでも区間によって解除時刻が異なっていた。
蔵前橋通りや清澄通りも対象となっており、両国、森下方面への移動にも影響が及んだ。
日本橋・銀座は午後まで規制が継続
日本橋では中央通りと永代通りが主な対象となり、区間によって14時45分から15時まで規制が続いた。
銀座では中央通りが9時35分から15時まで、銀座四丁目から数寄屋橋までの晴海通りが9時40分から15時15分までの予定だった。
さらに数寄屋橋から西新橋までは16時20分まで規制が設定されていた。
銀座で買い物や飲食を予定していた人にとっては、目的地の店舗が営業していても、車で店舗前まで移動できるとは限らない点が重要だった。
日比谷・芝公園は午後4時台まで注意
日比谷・芝公園方面は、コース終盤にあたるため午後まで規制が続いた。
- 晴海通り(数寄屋橋~西新橋):16時20分まで
- 日比谷通り(西新橋~芝公園グランド前):16時まで
- 日比谷通り(芝公園グランド前~芝五丁目):15時55分まで
- 第一京浜(芝五丁目~札ノ辻):15時50分まで
また、フィニッシュ周辺では日比谷通りの日比谷~大手町が18時まで規制対象となっていた。
東京駅周辺は、行幸通りの21時までという長時間規制も見逃せない。
【首都高速道路】新宿・飯田橋・西神田・浜町・芝公園の出入口規制
東京マラソン2026では、一般道路だけでなく首都高速道路の一部出入口も規制された。
大会公式の交通規制資料に掲載された対象は、次の5か所である。
- 新宿出入口: 4号新宿線の上り入口・上り出口・下り出口が6時30分~10時15分
- 飯田橋出口: 5号池袋線上りが8時45分~11時20分
- 西神田出口: 5号池袋線下りが8時45分~11時20分
- 浜町出口: 6号向島線の箱崎ロータリー方面が9時~14時35分
- 芝公園入口: 都心環状線内回りが終日通行止め
新橋・浜松町方面への高速道路利用
公式の高速道路規制図では、新橋・浜松町方面へ向かう場合の代替出口として、次の利用案内が示されていた。
- 都心環状線の汐留出口(内回り)
- 都心環状線の銀座出口(外回り)
また、芝公園出口から新橋・浜松町方面へは通行できない旨も案内されていた。
この点は、芝公園出口が通常利用できるかどうかだけで判断すると間違いやすい。出口を利用できる場合でも、その先の一般道で目的地方面へ進めるとは限らないためだ。
【迂回ルートと交通規制マップ】車で移動する場合の注意点
東京マラソン2026の公式交通規制マップには、マラソンコースだけでなく、通行推奨ルート、主な通行可能ルート、立体交差を利用した横断可能道路が示されていた。
重要なのは、規制区域を避けることと、目的地まで実際に通行できる道路を選ぶことを分けて考える点である。
公式の迂回ルート検索を利用する
東京マラソン財団は、大会前の2026年2月から自動車向けの迂回ルート検索を案内していた。
この仕組みでは、交通規制実施箇所を避ける経路を調べられる。全体図だけで判断しにくい場合は、区ごとの詳細版と合わせて確認する方法が適している。
特に確認したいのは次の3点だ。
1. 出発地と目的地が規制区域に含まれていないか。
2. 目的地までの途中にコース直近の通行禁止道路がないか。
3. 首都高速道路の出入口規制と一般道の規制が重なっていないか。
銀座・日比谷方面は新橋方面と桜田門方面を区別
中央区版の規制図には、銀座・日比谷周辺から新橋方面へ向かう迂回案内と、桜田門方面へ向かう迂回案内が掲載されていた。
規制時間も異なる。
- 新橋方面の迂回案内:9時35分~15時
- 桜田門方面の迂回案内:9時40分~16時20分
また、晴海通りの立体交差など、一般道路の規制区域内でも通行できる箇所が設定されていた。
ただし、立体交差であればすべての車両が通れるわけではない。公式資料では、晴海通りの数寄屋橋~祝田橋間の立体交差について、高さ3.5メートル以上の車両、原付、自転車は通行できないとされていた。
車での移動を避けたほうがよいケース
次のような予定がある場合は、公共交通機関への切り替えが有効だった。
- 新宿から日本橋・銀座方面へ移動する。
- 浅草・蔵前周辺で複数の目的地を回る。
- 日比谷・芝公園周辺で車の乗降を予定する。
- コースを横断する必要がある。
- 規制解除直後に目的地へ到着したい。
規制時間は予定時刻であり、競技の進行状況によって変動する。解除予定時刻ぎりぎりの移動計画は避け、時間に余裕を持たせることが現実的だった。
【歩行者・自転車】横断禁止と地下通路・歩道橋の利用方法
東京マラソンの交通規制で誤解されやすいのが、歩行者ならコースを横断できるという認識だ。
大会公式資料では、歩行者、自転車、電動キックボードなどについてもコース横断を規制すると案内されていた。
つまり、車両だけが通行止めになるわけではない。
歩行者は地下通路・歩道橋を利用
コースを横断する必要がある場合、歩行者は次のようなルートを利用することになる。
- 地下鉄駅の地下通路
- 地下道
- 歩道橋
- 公式案内図に掲載された立体交差の通行可能箇所
中央区の案内では、日本橋浜町、日本橋、京橋、銀座三丁目付近などに横断のための指定箇所が示されていた。
銀座地区の交通規制マップにも、地下通路や歩道橋を利用するための案内が掲載されている。
地下通路を使う際に確認したい場所
公式の自転車横断マップには、規制区域周辺の横断可能ポイントとして、次のような場所が掲載されていた。
- 新日本橋駅地下道
- 日本橋駅地下道
- 水天宮前駅地下道
- 浅草橋駅地下道
- 蔵前駅地下道
- 銀座一丁目駅地下道
- 内幸町駅地下道
- 行幸通り地下道
ただし、この資料は自転車の横断案内を目的としたものでもあり、すべての通路を同じ条件で歩行者が利用できるという意味ではない。各駅の通行案内や現場係員の誘導を確認する必要がある。
自転車は歩行者と同じ感覚で移動できない
自転車については、地下通路を利用できない場所や、押して横断することが求められる場所など、個別の条件が設けられていた。
公式の自転車横断マップでは、規制時間を6時から16時25分ごろまでとし、26か所の横断可能ポイントを掲載していた。
一部の場所では、自転車を降りて手押しで横断する方法や、自転車運搬の実施が案内されていた。
したがって、自転車で移動する場合は、一般の道路地図だけではなく、自転車専用の横断案内を確認することが必要だった。
【公共交通への影響】路線バス・周辺施設の利用にも注意
東京マラソン2026の交通規制は、自家用車だけでなく、路線バスや地域交通にも影響した。
台東区では、地域循環バス「めぐりん」の一部路線が迂回運行となり、雷門通りから浅草消防署付近などで停車しないバス停が設定された。
また、東西めぐりんは始発から13時20分ごろまで、南めぐりんは始発から14時45分ごろまで迂回予定とされていた。
港区のコミュニティバス「ちぃばす」でも、田町、新橋、芝、六本木方面の一部便が運休した。
例えば、田町ルートの田町駅東口発は始発から15時45分まで、芝ルートの新橋駅発は始発から15時56分まで運休予定だった。
このほか、高輪ルートでは一部バス停の休止や迂回運行も予定されていた。
交通規制に関するよくある誤解
特に注意したいのは、以下の3点である。
誤解1:規制時間が終われば周辺道路もすべて通常に戻る
道路ごとに解除時刻が異なるため、同じ地区でも一部の道路だけ規制が続く場合がある。
誤解2:歩行者ならコースを横切れる
歩行者も横断規制の対象となる。地下道や歩道橋などを利用する必要がある。
誤解3:首都高速道路を利用すれば都心を自由に移動できる
首都高速道路にも出入口規制があり、降りた後の一般道にも交通規制がある。高速道路だけでなく、目的地までの経路全体を確認する必要がある。
【プロの結論】東京マラソンの交通規制は道路単位で確認するのが正解
東京マラソン2026の交通規制を振り返ると、最も重要なのは、地区名だけで規制時間を判断しないことだ。
同じ新宿区でも都庁通りと靖国通りでは開始時刻が違い、日本橋・銀座でも中央通りと晴海通りでは解除時刻が異なる。
移動計画を立てる際に役立つ判断基準は、次の3つに整理できる。
- 目的地優先: 店舗、施設、駅など目的地の所在地を先に特定する。
- 道路優先: 目的地に接続する道路の規制時間を確認する。
- 移動手段優先: 車、自転車、徒歩、鉄道のうち、規制の影響が少ない方法を選ぶ。
特に都心部では、車で遠回りするよりも、鉄道で最寄り駅まで移動し、地下通路や歩道橋を利用するほうが合理的な場合もある。
また、行幸通りのように21時まで規制される場所もあるため、競技終了予定だけを基準に移動を計画するのは避けたい。
大会の交通規制は、ランナーの安全確保と都心の交通機能を両立させるためのものだ。沿道の住民、店舗、配送事業者、観光客など、それぞれの立場に応じた事前確認が欠かせない。
【東京マラソン交通規制】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:東京マラソン2026の交通規制は何時から何時まででしたか?
A1:最も早い都庁通りは6時から、最も遅い行幸通りは21時まででした。道路によって規制時間が異なり、都心部では午前中から午後4時台まで規制が続く区間もありました。
Q2:浅草・蔵前の交通規制は何時に解除されましたか?
A2:浅草の厩橋から雷門・吾妻橋方面は12時50分まで、浅草橋から蔵前一丁目の江戸通りは14時25分までが予定時間でした。区間によって解除時刻が異なります。
Q3:首都高速道路で通行止めになった出入口はどこですか?
A3:新宿、飯田橋、西神田、浜町の各出入口と、芝公園入口が対象でした。芝公園入口の都心環状線内回りは終日通行止めでした。
Q4:東京マラソンの交通規制中、歩行者は道路を横断できますか?
A4:マラソンコースを直接横断することはできません。地下通路、地下鉄駅の通路、歩道橋などの指定された経路を利用する必要があります。
Q5:銀座・日本橋周辺の交通規制は何時まででしたか?
A5:日本橋の中央通りは区間によって14時45分または15時まで、銀座の中央通りは15時まで、数寄屋橋方面の晴海通りは15時15分または16時20分までが予定時間でした。
Q6:東京マラソン2026の交通規制マップはどこで確認できますか?
A6:東京マラソン財団の公式ウェブサイトで、全体版と新宿区、千代田区、中央区、台東区、港区などの地区別資料が公開されていました。首都高速道路の出入口規制や自転車横断案内も別資料で確認できます。
まとめ:東京マラソン2026の交通規制で押さえるべきポイント
東京マラソン2026は3月1日に開催され、新宿から東京駅前までの広い範囲で交通規制が実施された。
特に重要な時間は次のとおりだ。
- 都庁周辺:6時から
- 飯田橋・神保町:8時45分から
- 浅草・蔵前:9時から
- 日本橋・銀座:8時55分~9時40分ごろから
- 日比谷・芝公園:9時40分から
- 行幸通り:7時から21時まで
首都高速道路の出入口規制、路線バスの運休、歩行者の横断禁止など、一般道路の通行止め以外にも注意すべき点は多かった。
東京マラソンの交通規制を正しく理解するには、地区別の大まかな時間だけでなく、道路名、交差点、横断可能箇所まで確認することが大切だ。
2027年以降の大会でも、開催日や規制区間、解除時刻は大会ごとに異なる。過去の交通規制マップをそのまま次回大会に当てはめず、最新の公式発表を基準に移動計画を立てたい。
主な参考資料:東京マラソン財団「東京マラソン2026交通規制のお知らせ」全体版・各区版・自転車横断マップ、東京都「広報東京都2026年2月号」、中央区・台東区・港区の交通案内資料。