2026年11月1日、米女子ゴルフのLPGAツアー「メイバンク選手権」がマレーシアのクアラルンプールG&CCで最終日を迎え、山下美夢有が通算22アンダー、266ストロークで大会連覇を達成した。2位のリュー・ヤン(中国)に2打差をつける優勝で、今季3勝目、米女子ツアー通算5勝目という大きな節目を迎えた。
今大会では山下だけでなく、前週のBMW女子選手権を制した吉田優利や岩井明愛もトップ10入りを果たした。日本勢の好調が続くなか、次戦は11月5日開幕のTOTOジャパンクラシック。前年優勝者の畑岡奈紗を含む日本勢の活躍にも期待が集まる。ここでは、2026年の最新リーダーボード、日本人選手の最終順位、賞金・CMEグローブランキング、次戦の日程と注目選手を整理する。
【2026年最新速報】メイバンク選手権は山下美夢有が通算22アンダーで連覇!

2026年10月29日から11月1日まで開催されたメイバンク選手権。舞台となったのは、マレーシアのクアラルンプールG&CC、ウエストコース(パー72、6536ヤード)だ。
山下美夢有は4日間を通じて安定したスコアを記録。第2ラウンドから首位を守り、最終日も後続の追い上げを許さず、通算22アンダーで頂点に立った。
LPGA公式発表および大会結果によると、主な最終成績は次のとおり。
メイバンク選手権2026・最終リーダーボード
| 順位 | 選手名 | 通算スコア | 最終スコア |
|---|---|---|---|
| 1位 | 山下美夢有 | -22 | 266 |
| 2位 | リュー・ヤン | -20 | 268 |
| T3 | ポーリーヌ・ルサン=ブシャール | -19 | 269 |
| T3 | マリサ・トメイ(アマ) | -19 | 269 |
| 5位 | ロビン・チェ | -17 | 271 |
| 6位 | アチラヤ・スリウォン | -16 | 272 |
| 7位 | キム・アリム | -15 | 273 |
| 8位 | チャン・ウェイウェイ | -14 | 274 |
| T9 | 岩井明愛 | -13 | 275 |
| T9 | 吉田優利 | -13 | 275 |
山下の4日間のスコアは、65・66・67・68。最終日は4アンダーの68をマークした。
優勝賞金は45万ドル。大会賞金総額300万ドルのなかで、山下は優勝者に与えられる500ポイントも獲得した。
2打差を守り抜いた最終日の戦い
最終日の山下は5バーディー、1ボギーという内容だった。
追い上げてきたのは、中国のリュー・ヤン。第3ラウンドで63を記録して優勝争いに加わり、最終日も68で回った。
しかし、山下も68と安定したプレーを維持。最後までリードを守り切り、2打差で勝利を決めた。
2025年大会では三つどもえのプレーオフを制して優勝していた山下。2026年はプレーオフに持ち込まれることなく、72ホールを通じた安定感でタイトルを守った。
【日本人選手の順位・成績】吉田優利と岩井明愛もトップ10入り
メイバンク選手権では、山下の優勝に加えて日本人選手の複数人が上位に入った。
特に注目したいのは、前週のBMW女子選手権でLPGAツアー初優勝を飾った吉田優利だ。連続優勝こそならなかったものの、山下と同じ通算13アンダーで9位タイに入り、好調を維持した。
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の大会結果などをもとに、日本勢の最終順位をまとめた。
日本勢の最終順位・スコア一覧
| 選手名 | 最終順位 | 通算スコア | 大会結果 |
|---|---|---|---|
| 山下美夢有 | 優勝 | -22 | 大会連覇 |
| 岩井明愛 | T9 | -13 | トップ10 |
| 吉田優利 | T9 | -13 | トップ10 |
| 原英莉花 | T35 | -7 | 最終日に66 |
| 古江彩佳 | T35 | -7 | 35位タイ |
| 岩井千怜 | T35 | -7 | 35位タイ |
| 勝みなみ | T44 | -6 | 44位タイ |
| 渋野日向子 | 59位 | -1 | 59位 |
日本勢の注目ポイント
山下美夢有
今大会の主役。大会連覇に加え、今季3勝目、米女子ツアー通算5勝目を達成した。最終ラウンドでも4アンダーを記録し、首位を守り切ったことが大きい。
岩井明愛
通算13アンダーで9位タイ。山下とともに日本勢のトップ10入りを果たした。次戦でも上位争いに加われるか注目される。
吉田優利
前週のBMW女子選手権で初優勝を飾った勢いを維持し、今大会でも9位タイ。アジアシリーズで安定した成績を残している点が評価できる。
原英莉花・古江彩佳・岩井千怜
3人は通算7アンダーの35位タイ。原英莉花は最終日にボギーなしの66を記録し、順位を上げた。
渋野日向子
通算1アンダーの59位。今大会では上位進出には届かなかったが、次戦の日本開催大会での巻き返しが期待される。
【2週連続の日本勢優勝】吉田優利のBMW女子選手権と山下美夢有の快挙
2026年10月後半のLPGAツアーを振り返るうえで見逃せないのが、日本勢による2週連続優勝だ。
その起点となったのが、韓国で開催されたBMW女子選手権である。
吉田優利がBMW女子選手権でLPGA初優勝
2026年10月22日から25日まで韓国のパインビーチ・ゴルフリンクスで開催されたBMW女子選手権。
吉田優利は4日間を66・69・68・68で回り、通算17アンダー、271ストロークで優勝した。
最終日は首位から4打差でスタートしたものの、4アンダー68をマーク。リュ・ヘラン、チェ・ヘジンに1打差をつけて逆転勝利を収めた。
これは吉田にとってLPGAツアー初優勝。大会史上、日本人選手が初めて優勝した記録にもなった。
山下美夢有は岡本綾子以来38年ぶりの大会連覇
続くメイバンク選手権では山下美夢有が優勝。
これにより、日本勢はBMW女子選手権から2週連続でLPGAツアーのタイトルを獲得した。
さらに山下の大会連覇には歴史的な意味がある。
日本勢が米女子ツアーの同一大会を連覇したのは、1987年と1988年に京セラ・稲盛クラシックを制した岡本綾子以来、38年ぶりとなる。
また、山下の今季米女子ツアー3勝は、2010年に5勝を挙げた宮里藍以来、16年ぶりの日本勢によるシーズン3勝以上という記録にもつながった。
2026年10月の日本勢の優勝リレー
| 時期 | 大会 | 優勝選手 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 10月22~25日 | BMW女子選手権 | 吉田優利 | LPGA初優勝 |
| 10月29日~11月1日 | メイバンク選手権 | 山下美夢有 | 大会連覇・今季3勝目 |
| 11月5~8日 | TOTOジャパンクラシック | 開催前 | 畑岡奈紗らが出場予定 |
この流れは、単に日本人選手が連続して優勝したというだけではない。
吉田の初タイトル、山下の大会連覇、岩井明愛らのトップ10入りと、異なる選手がそれぞれの強みを発揮している点に価値がある。
特定の選手だけに依存しない日本勢の層の厚さが、アジアシリーズで結果として表れている。
【次戦速報】TOTOジャパンクラシック2026の日程・会場・注目選手
メイバンク選手権終了後、LPGAツアーは日本へ舞台を移す。
次戦は、日本で開催される唯一のLPGA公式ツアー競技であるTOTOジャパンクラシックだ。
2026年大会の開催概要は次のとおり。
TOTOジャパンクラシック2026
11月5日~8日
2026年・木曜日~日曜日
開催コース
太平洋クラブ美野里コース
開催地
茨城県小美玉市
出場選手
78人
競技形式
72ホール・ストロークプレー
予選カット
なし
賞金総額
210万ドル
優勝CMEポイント
500ポイント
大会公式サイト・LPGA公式大会情報より
前回優勝者は畑岡奈紗!2025年大会の結果
2025年大会の優勝者は畑岡奈紗だった。
最終ラウンドは雨によるコースコンディション悪化のため中止となり、第3ラウンド終了時点で通算15アンダーだった畑岡と荒木優奈がプレーオフに進出した。
プレーオフでは18番ホールを短縮した特別な形式で競技が行われ、畑岡がパー、荒木がボギー。畑岡が勝利を収め、TOTOジャパンクラシック2度目の優勝を果たした。
2026年大会ではディフェンディングチャンピオンとして出場する。
2026年大会の注目選手
山下美夢有
メイバンク選手権の連覇で勢いは十分。今季3勝目を挙げた状態で日本に戻り、国内開催大会でも優勝を狙う。
畑岡奈紗
2025年大会の優勝者。地元開催に近い日本の舞台で連覇を狙う立場ではなく、王座奪還を目指すディフェンディングチャンピオンとして注目される。
吉田優利
BMW女子選手権で初優勝し、メイバンク選手権でも9位タイ。現在の好調を日本開催大会につなげられるかが見どころ。
岩井明愛
メイバンク選手権9位タイ。安定した上位進出を続けられるか注目したい。
古江彩佳
米女子ツアーで実績を重ねてきた選手。日本のコースでの対応力に期待がかかる。
大会公式の選手一覧には、このほか岩井千怜、勝みなみ、原英莉花、渋野日向子、竹田麗央らの名前も掲載されている。
出場枠はLPGAツアー所属選手43人とJLPGAツアー所属選手35人の合計78人。両ツアーの選手が同じ舞台で競う点も、この大会ならではの特徴だ。
【2026年最新ランキング】LPGA賞金ランキングとCMEグローブポイント
LPGAツアーの速報を追う際には、各大会の順位だけでなく、シーズンを通じた賞金ランキングとCMEグローブポイントランキングも確認したい。
この2つは似ているようで、意味が異なる。
- 賞金ランキング:シーズン中に獲得した公式賞金の累計。
- CMEグローブポイントランキング:各大会の成績に応じて獲得するポイントの累計。年間最終戦への出場権にも関係する。
山下美夢有の賞金ランキング
2026年11月1日時点のゴルフダイジェスト・オンラインの賞金ランキングでは、山下美夢有は3位、獲得賞金3,203,653ドルとなっている。
メイバンク選手権の優勝賞金45万ドルが加わったことで、シーズン賞金は320万ドルを突破した。
上位にはネリー・コルダ、ユ・ヘランが位置しており、山下は賞金ランキングでも年間タイトルを争う位置にいる。
CMEグローブポイントランキング
CMEグローブは、LPGAツアーの年間ポイント競争だ。
メイバンク選手権の優勝で山下は500ポイントを加算。大会終了後のランキングでは、3,183.626ポイントで2位に浮上している。
また、岩井明愛の姉妹選手である岩井千怜とは別に、岩井明愛もポイントランキング上位に位置している。
LPGA公式ランキングで確認できる大会終了後の主な日本人選手の順位は次のとおり。
| 選手名 | CMEポイント | 順位 |
|---|---|---|
| 山下美夢有 | 3,183.626 | 2位 |
| 岩井明愛 | 1,352.053 | 13位 |
CMEグローブ要点はなぜ重要?
CMEグローブ要点は、年間最終戦のCMEグループ・ツアー選手権への出場に直結する。
LPGA公式ルールでは、原則として最終戦直前の大会終了時点でポイントランキング上位60人(同順位を含む)が出場資格を得る。
つまり、優勝争いだけでなく、年間を通じたトップ10入りや安定した成績も重要になる。
賞金ランキングで上位にいても、CMEポイントランキングで同じ順位になるとは限らない。大会速報を見る際には、両方を分けて確認するのが正しい見方だ。
LPGAツアーのライブスコア・速報を確認する方法
試合中の順位を確認したい場合は、LPGA公式のLeaderboardが基本となる。
確認すべき項目は以下の4つだ。
1. POS(順位): 現在の順位や同順位の選手を確認する。
2. TOT(通算スコア): その大会での通算アンダー・オーバーを確認する。
3. THRU(ホール進行状況): 何ホール終了しているかを確認する。
4. R1~R4(各ラウンド): 1日ごとのスコアを比較する。
特に最終日は、まだプレー中の選手とホールアウト済みの選手が混在する。
一時的な順位だけで優勝を判断せず、全選手が18ホールを終了した段階の最終順位を確認することが大切だ。
出場選手や組み合わせ、スタート時間については大会別のEntries・Tee Times・Pairings欄も役立つ。
【よくある質問】LPGAツアー速報・2026年の順位と結果について
Q1:2026年メイバンク選手権の優勝者は誰ですか?
A1:山下美夢有です。2026年11月1日の最終日に通算22アンダー266でホールアウトし、2位のリュー・ヤンに2打差をつけて大会連覇を達成しました。今季3勝目、米女子ツアー通算5勝目です。
Q2:メイバンク選手権で日本人選手は何位でしたか?
A2:山下美夢有が優勝、岩井明愛と吉田優利が9位タイでした。原英莉花、古江彩佳、岩井千怜は35位タイ、勝みなみは44位タイ、渋野日向子は59位です。
Q3:TOTOジャパンクラシック2026はいつ開催されますか?
A3:2026年11月5日から8日まで、茨城県の太平洋クラブ美野里コースで開催されます。賞金総額は210万ドル、出場選手は78人です。
Q4:TOTOジャパンクラシックの前回優勝者は誰ですか?
A4:畑岡奈紗です。2025年大会では荒木優奈とのプレーオフを制して優勝しました。2026年大会にも出場予定です。
Q5:吉田優利は2026年にLPGAツアーで優勝しましたか?
A5:はい。2026年10月22日から25日に開催されたBMW女子選手権で通算17アンダー271を記録し、LPGAツアー初優勝を飾りました。
Q6:LPGAツアーの賞金ランキングとCMEランキングは同じですか?
A6:異なります。賞金ランキングは獲得した賞金の累計、CMEランキングは大会成績に応じたポイントの累計です。CME要点は年間最終戦の出場資格にも関係します。
まとめ:山下美夢有の連覇からTOTOジャパンクラシックへ、日本勢の勢いに注目
2026年11月1日のメイバンク選手権は、山下美夢有が通算22アンダー266で優勝し、大会連覇という歴史的な結果で幕を閉じた。
前週のBMW女子選手権では吉田優利がLPGAツアー初優勝。さらに今大会では岩井明愛と吉田が9位タイに入るなど、日本勢の存在感が際立った。
今回の結果で押さえておきたい要点は3つある。
- 山下美夢有は大会連覇、今季3勝目、通算5勝目を達成。
- 吉田優利と岩井明愛もトップ10入りし、日本勢の層の厚さを示した。
- 次戦TOTOジャパンクラシックは11月5日開幕。畑岡奈紗をはじめとする日本勢が地元開催で優勝を目指す。
特に注目したいのは、山下の勢いが日本開催のTOTOジャパンクラシックでも続くかどうかだ。前年覇者の畑岡奈紗、BMW女子選手権優勝者の吉田優利、そして岩井姉妹や古江彩佳らとの優勝争いは見逃せない。
2026年シーズン終盤のLPGAツアーは、日本人選手が年間タイトル争いにどこまで食い込めるかという点でも重要な局面を迎えている。 大会ごとの最終順位だけでなく、賞金ランキングとCMEグローブポイントの変動も合わせて追いかけたい。
主な情報源:LPGA公式サイト、JLPGA公式サイト、TOTOジャパンクラシック大会公式サイト、ゴルフダイジェスト・オンライン。2026年11月1日時点。