神月柚莉愛の経歴で見逃せないのが、子役から声優へ一直線に進んだわけではないという点です。2026年10月のインタビューでは、本人がそれぞれの時期に経験した壁や、進路を変えた理由を具体的に語っています。
0歳から始まった芸能活動
芸能界に入ったのは赤ちゃんのころです。最初はおむつの赤ちゃんモデルとして活動し、ドラマにも赤ちゃん役で出演しました。
千葉県君津市に住んでいたため、都内のオーディションに通うことも簡単ではありませんでした。インタビューでは、オーディションから帰宅すると結果を知らせるファクスが届いており、不合格を知ることも多かったと振り返っています。
その後、小学2年生ごろにミュージカル『ピーターパン』のオーディションに合格。姉の舞台を見て演劇に興味を持ったことも、舞台の世界を目指すきっかけになりました。
ポニョの後に訪れた仕事の空白期間
『崖の上のポニョ』の出演後は声優を志しましたが、思うように役を得られませんでした。中学から高校にかけてもオーディションに落ちることが続き、一時は家族で芸能活動を続けるかどうかを話し合ったといいます。
それでも神月は、舞台に立ち続けたいという気持ちを捨てませんでした。大学進学よりも芸能活動を続けることを優先し、劇団や声優事務所への応募も重ねていきます。
名古屋でのアイドル活動が新たな転機に
その後、神月はタレントの濱口優が関わるアイドルメンバー募集をきっかけに、名古屋を拠点とするPIDL.Nagoyaに参加しました。最初のオーディションでは選ばれなかったものの、本人が不合格の理由を尋ねたことで、名古屋で活動する機会につながったといいます。
グループはその後、PIDL☆未来stageやVeryMerryへと名称を変えながら活動。神月自身もアイドルとしてステージに立ち、東海地方のメディア出演やライブを経験しました。
しかし、運営方針の変化などを受けて進路を再検討し、2020年10月にアイドル活動を卒業。千葉に戻り、声優としての再出発を目指します。
この時期に転機となったのが、松竹芸能の声優部門への参加でした。2022年にはテレビ東京系アニメ『ちみも』で鬼神めい役を担当。レギュラー出演を果たし、声優としての活動基盤を築き始めました。
【松竹芸能を退所?】2026年の所属事務所と今後の活動

神月柚莉愛の所属事務所を調べると、松竹芸能、松竹エンタテインメント、エルキュールという複数の名称が出てきます。これは活動期間によって所属先が変わっているためです。
松竹芸能と松竹エンタテインメントはどう違う?
2026年10月のSmart FLASHのインタビューによると、神月は濱口優から松竹芸能に声優部門ができたことを聞き、声優の道へ進みました。その後、仮所属を経て正式所属となっています。
一方、松竹エンタテインメントの公式発表では、2025年5月1日付で神月柚莉愛を含む声優8人の所属が告知されました。松竹芸能で声優としての道を開き、その後、松竹エンタテインメントに所属していたという経緯です。両社の名称を混同しないことが大切です。
2026年8月31日に専属契約終了、10月から新事務所へ
2026年8月31日、松竹エンタテインメントは神月柚莉愛との専属契約終了を公式サイトで発表しました。同日、本人もSNSを通じて退所を報告しています。
報道された本人の説明では、退所は声優として活動を続けていくための前向きな決断でした。これまで関わった松竹芸能や松竹エンタテインメント、仕事を通じて出会った関係者への感謝も伝えています。
そして、2026年10月1日からエルキュールに所属。本人の公式Xで新しい所属先が報告され、翌2日のSmart FLASHのインタビューでもエルキュール所属と紹介されています。
つまり、2026年11月現在の所属先を調べる場合は、過去の松竹芸能や松竹エンタテインメントのプロフィールではなく、エルキュールへの所属報告を基準にするのが適切です。
本人が語った今後の目標は「人間の役」の演技力
2026年10月のインタビューで神月は、人外キャラクターの演技に手応えを感じている一方、人間の役をもっと上手に演じられるようになりたいという目標も明かしています。
また、『クジマ歌えば家ほろろ』については続編への期待も口にしています。ただし、これは本人の希望であり、続編制作が決定したという意味ではありません。
ポニョ役をきっかけに声優を志し、長い試行錯誤を経てクジマ役をつかんだ神月にとって、現在は新しいキャリアを築く段階です。
【プロの結論】神月柚莉愛のキャリアから見える3つの注目点
神月柚莉愛の歩みを整理すると、単に「ポニョの声優が大人になって別の作品に出演している」という話ではありません。そこには、子役出身者のキャリア形成や声優業界における役柄の固定化、活動の再構築というテーマがあります。
1. 大ヒット作への出演は必ずしも次の仕事につながらない
『崖の上のポニョ』は知名度を高めた代表作ですが、本人の証言では、その強いイメージが別の声優役を得る際の壁にもなりました。
これは、代表作があることと、幅広い役柄を獲得できることが必ずしも同じではないことを示しています。特定の役で知られる声優が、そのイメージをどう乗り越えるかは、キャリアを考えるうえで要点です。
2. 声優・俳優・歌手・アイドルの経験が現在の表現につながる
神月は、子役、ミュージカル、歌手、アイドル、声優と複数の活動領域を経験しています。こうした経験は、キャラクターの感情を表現する際の引き出しにもなります。
特に2026年のクジマ役では、独特のイントネーションや外国語の発音に対応する必要がありました。単に声質が個性的というだけでなく、役に合わせて細かく調整する姿勢がうかがえます。
3. 所属事務所の変更と芸能活動の終了は別の話
2026年8月の松竹エンタテインメントとの契約終了を、芸能界引退や声優活動の終了と解釈するのは誤りです。本人は10月にエルキュールへの所属を報告し、声優として活動を続ける意向を示しています。
人物の現在を調べる際には、退所発表だけで判断せず、その後の所属先や本人の活動報告まで追うことが大切です。神月の場合、2026年10月のインタビューと所属報告が、現在地を理解する重要な情報になっています。
【よくある質問】奈良柚莉愛の現在に関するFAQ
Q1:奈良柚莉愛は現在、何という名前で活動していますか?
A1:現在の活動名は神月柚莉愛(こうづき・ゆりあ)です。2009年ごろには「ならゆりあ」の名前でも活動していました。
Q2:奈良柚莉愛は『崖の上のポニョ』のポニョ役本人ですか?
A2:はい。2008年公開のスタジオジブリ映画『崖の上のポニョ』で、当時7歳の奈良柚莉愛が主人公ポニョの声を担当しました。
Q3:神月柚莉愛は松竹芸能を退所したのですか?
A3:松竹芸能で声優としての活動を始め、その後、松竹エンタテインメントに所属していました。2026年8月31日に同社との専属契約が終了し、10月1日からエルキュールに所属しています。
Q4:神月柚莉愛の2026年の出演作品は何ですか?
A4:『クジマ歌えば家ほろろ』のクジマ役と、『小3アシベ QQゴマちゃん』のゴマちゃん役です。どちらも2026年に放送されたテレビアニメです。
Q5:神月柚莉愛は声優を引退したのでしょうか?
A5:いいえ。2026年10月の本人インタビューでは声優活動を続ける意向を示しており、新しい所属先で活動しています。
Q6:神月柚莉愛は『クジマ歌えば家ほろろ』の続編に出演しますか?
A6:本人はインタビューで第2期への希望を語っています。ただし、2026年11月時点で、続編の制作決定を示す公式発表は確認できません。
まとめ:奈良柚莉愛から神月柚莉愛へ、現在も続く声優としての挑戦
奈良柚莉愛は、2008年の『崖の上のポニョ』でポニョ役を演じた子役です。その後、ならゆりあ、神月柚莉愛へと活動名を変えながら、歌手、舞台俳優、アイドル、声優として経験を積んできました。
2026年には『クジマ歌えば家ほろろ』のクジマ役、『小3アシベ QQゴマちゃん』のゴマちゃん役を担当。ポニョ役から長い時間を経て、再び個性的な生き物のキャラクターで存在感を示しています。
所属事務所についても、2026年8月の松竹エンタテインメントとの契約終了を経て、10月からエルキュールに所属。芸能活動そのものを終えたわけではありません。
今後の注目点は、本人が目標に掲げる人間のキャラクターの演技、そしてクジマ役に続く新しい代表作です。ポニョという一つの役だけでは語り切れない、神月柚莉愛の声優としての挑戦はこれからも続いていきます。