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【安藤忠雄氏の建築】表参道ヒルズの見どころとスパイラルスロープの秘密

榊原 真央 榊原 真央 • 更新: • 公開: • 読了約 11 分
目次

表参道ヒルズを訪れるなら、ショップだけでなく建築にも注目したい。設計を担当したのは、日本を代表する建築家・安藤忠雄氏。表参道の歴史的景観を守りながら、現代的な商業施設を成立させるという難しい課題に取り組んだ。

1.スパイラルスロープは「第二の表参道」

最も特徴的なのが、本館中央の吹き抜けを取り囲むように設置された螺旋状の通路「スパイラルスロープ」だ。

表参道そのものの緩やかな坂道を建物内部に取り込む発想で設計され、勾配は約3度。全長約700メートルに及ぶ通路が地下3階から地上3階まで連続し、歩きながら自然に各フロアのショップを見て回れる構造になっている。

一般的な商業施設では、エスカレーターやエレベーターで階を移動することが多い。一方、表参道ヒルズでは、坂道を散策する感覚で店舗を巡れる。買い物そのものを街歩きの延長として楽しめる設計だ。

2.6層吹き抜けが生み出す開放感

本館中央には、地下3階から地上3階までの6層にわたる吹き抜け空間が設けられている。

各フロアから中央を見渡せるため、建物内部にいながら上下階の動きや空間の広がりを感じられる。イベントや展示が開催される際には、建築そのものが演出の一部となる。

地下3階には約550平方メートルのイベントスペース「スペース オー」があり、ファッションイベント、展示会、キャラクター企画などの会場として利用されている。

2026年11月のジェラート ピケのクリスマス企画でも、この吹き抜け空間につながる中央大階段がホリデー装飾の舞台となる予定だ。建築と季節イベントが一体化する点も、施設の大きな魅力である。

3.旧同潤会青山アパートの記憶を残す「同潤館」

表参道ヒルズの歴史を語るうえで欠かせないのが、同潤館の存在だ。

かつてこの場所には、1927年に完成した旧同潤会青山アパートが建っていた。関東大震災後の復興事業の一環として整備された集合住宅であり、表参道の歴史的な街並みを象徴する建築物だった。

再開発にあたり、安藤氏は建物を単純に取り壊して新しい商業施設に置き換えるのではなく、都市の記憶を継承する方法を検討。旧建物の一部を同潤館として再生する計画を採用した。

加えて、建物の大部分を地下に配置し、高さをケヤキ並木と同程度に抑えることで、通りの景観との調和を図っている。屋上緑化も取り入れ、街の緑を建築へつなげる工夫が施された。

買い物の途中に同潤館へ立ち寄れば、新旧の建築が共存する表参道ヒルズならではの風景を楽しめる。

表参道ヒルズの評判・見どころをどう評価する?

施設の魅力は、大きく3つの観点から整理できる。

- 建築を楽しみたい人: スパイラルスロープや吹き抜け、同潤館など、商業施設でありながら建築鑑賞の目的地にもなる。
- ファッションが好きな人: 国内外のブランド、ジュエリー、スポーツウェア、セレクトショップを一度に比較できる。
- 食事や街歩きを楽しみたい人: カフェやレストランに立ち寄り、ケヤキ並木や周辺の表参道エリアと合わせて散策できる。

一方、低価格の商品を中心に探したい人や、短時間で大量の店舗を回りたい人にとっては、施設の特色が必ずしも目的と一致しない可能性がある。ラグジュアリー系ブランドやデザイン性を重視する店舗が多いため、価格重視のショッピングなら、ほかの商業施設と比較してから訪れるのも一つの方法だ。

表参道ヒルズの魅力は、店舗の数だけではない。建築、ファッション、文化、食事が一つの空間に共存していることにある。第三者の旅行情報でも、ランドマークとしての建築やブランドショップの集積が主な見どころとして紹介されている。

【営業時間・アクセス・駐車場料金】訪問前に知っておきたい実用情報

表參道之丘

営業時間はショップとレストランで異なる

表参道ヒルズの基本営業時間は次の通り。買い物と食事を同じ日に楽しむ場合は、閉店時刻の違いを把握しておきたい。

施設・店舗 営業時間 注意点 ショップ 11:00~20:00 一部店舗は異なる カフェ 11:00~20:00 店舗ごとに確認 レストラン 11:00~22:30 金・土曜は23:00まで 祝前日の日曜のレストラン 11:00~23:00 翌月曜が祝日・休日の場合 駐車場 10:00~24:00 最終入庫23:00

休館日は不定休。季節やイベントによって営業時間が変更されることもあるため、特定の店舗やイベントを目的に訪問する場合は最新の案内を確認したい。

表参道駅A2出口から徒歩2分

公共交通機関を利用する場合、最も便利なのは東京メトロ表参道駅だ。




最寄り駅・徒歩時間


東京メトロ 表参道駅

徒歩2分


銀座線・千代田線・半蔵門線/A2出口


明治神宮前〈原宿〉駅

徒歩3分


千代田線・副都心線/5番出口


JR原宿駅

徒歩7分


山手線/表参道口

住所は東京都渋谷区神宮前4丁目12番10号。表参道駅A2出口から表参道のケヤキ並木沿いに進めば、施設の外観を確認しながらアクセスできる。

駐車場は182台、基本料金は30分450円

車で訪れる場合は、本館B4Fに設けられた施設内駐車場を利用できる。収容台数は182台で、機械式161台、自走式21台という構成だ。


2026年の駐車場料金


基本料金
450円/30分


平日最大料金
3,500円

10:00~24:00。土・日・祝日は対象外。


一泊料金
1,500円

24:00~翌10:00。休館日を除く。

買い物による駐車場割引

館内で買い物をすると、購入金額に応じて駐車場サービス券を受け取れる。

当日の1ショップでの購入金額 駐車サービス
3,000円以上 1時間
10,000円以上 2時間
30,000円以上 3時間
100,000円以上 12時間

ヒルズカードMastercard®の保有者には、毎回1時間の駐車サービスもある。ただし、最大料金や一泊料金を利用する場合は、駐車サービス券との併用ができない。

機械式駐車場には車両制限がある。ハイルーフ車は高さ2.1メートルまで、通常車両は1.55メートルまでで、幅1.9メートル、長さ5.3メートル、重量2.3トンが基本的な制限となる。

また、駐車場入口への進入は左折のみ。車高の高い車や大型車で訪問する場合は、事前確認が欠かせない。

【表参道ヒルズ】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:表参道ヒルズの2026年春の新店舗は何店舗ですか? A1:森ビルの公式発表では7件です。PELLE MORBIDA、AMAZINGCRE、KEY TIMEZ、G/FORE、XEXYMIX、HOORSENBUHSの6ブランドが新規出店し、Y-3がリニューアルオープンしました。

Q2:表参道ヒルズへのアクセスで一番便利な駅はどこですか? A2:東京メトロの表参道駅です。銀座線・千代田線・半蔵門線のA2出口から徒歩約2分で到着します。

Q3:表参道ヒルズの営業時間は何時から何時までですか? A3:ショップとカフェは11:00~20:00、レストランは11:00~22:30です。金曜・土曜と、翌月曜日が祝日・休日となる日曜のレストランは23:00まで営業します。一部店舗は営業時間が異なります。

Q4:表参道ヒルズに駐車場はありますか? A4:本館B4Fに182台収容の駐車場があります。基本料金は30分450円で、平日は10:00~24:00の最大料金3,500円が設定されています。土日祝日は最大料金の対象外です。

Q5:表参道ヒルズで2026年11月に開催されるイベントは何ですか? A5:11月2日時点では、11月8日までの「Hello Kitty's Lounge」、11月15日までの「この秋のひとさら」、11月29日までの「ALWAYS OUT OF STOCK」が注目企画です。また、11月14日からは「GELATO PIQUE CHRISTMAS GIFT MARKET 2026」が開催予定です。

Q6:表参道ヒルズの建築を手掛けたのは誰ですか? A6:建築家の安藤忠雄氏です。表参道の坂道を建物内部に取り込んだスパイラルスロープや、6層吹き抜けの空間、旧同潤会青山アパートを再生した同潤館などが代表的な見どころです。

まとめ:【プロの結論】2026年の表参道ヒルズは買い物・建築・イベントを一緒に楽しむ場所

2026年の表参道ヒルズは、開業20周年という節目に合わせて、ファッション、ジュエリー、アート、グルメの魅力を改めて発信している。

春にはAMAZINGCRE、HOORSENBUHS、KEY TIMEZなどが登場し、従来のラグジュアリーファッションに加えて、ゴルフやスポーツ、ライフスタイルの選択肢も広がった。秋から冬にかけても、ハローキティの体験型イベントやジェラート ピケのクリスマス企画など、季節に合わせた催しが続く。

訪問目的によって、おすすめの楽しみ方は異なる。

- 新しいブランドを探したい人: 本館B1F・1F・2Fを中心に春の新店舗を巡る。
- 建築やアートが好きな人: スパイラルスロープ、吹き抜け、同潤館をじっくり鑑賞する。
- 食事やカフェを楽しみたい人: レストランの営業時間に合わせてランチやディナーを計画する。
- 季節のイベントを楽しみたい人: 11月のポップアップやクリスマス企画に合わせて訪問する。

特に初めて訪れる人には、表参道駅A2出口から入り、スパイラルスロープを歩きながらショップを見て、最後にレストランやカフェで休憩するコースがおすすめだ。

表参道ヒルズの本当の魅力は、買い物だけで訪れても、建築や文化に関心を持って訪れても、それぞれ違った楽しみ方ができること。2026年の新店舗とイベントを目的に訪れながら、20年にわたって受け継がれてきた表参道の街の風景にも目を向けてみたい。

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榊原 真央

取材デスクとして10年以上の取材経験。geinou領域の公式発表・配信元の告知を一次情報として確認し、確認できない情報は記事に含めない方針です。

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