- 優勝者はイチゴ: 野田クリスタル推薦のイチゴが、2026年5月2日の大会で初代王者に輝いた。 決勝進出は3組: イチゴ、ひつじねいり、丸亀じゃんご。9人の王者が推薦した全9組が3ブロックに分かれて激突した。 優勝特典は冠番組: 2026年10月にTBSで『イチゴの笑アート』が放送され、千鳥ノブと野田クリスタルも出演した。
【ONE CHANCE 2026の結果】優勝者はイチゴ!決勝進出3組を発表

『ONE CHANCE 2026~王者推薦 漫才No.1決定戦~』は、2026年5月2日(土)午後6時56分からTBS系列で放送された約3時間の特別番組だ。
優勝したのは、マヂカルラブリー・野田クリスタルが推薦したイチゴ(イクト・木原優一)。決勝では、ウエストランド・井口浩之推薦のひつじねいり、たくろう・赤木裕推薦の丸亀じゃんごと対戦し、初代王者の称号を手にした。
決勝進出を決めた3組は次のとおり。
- 優勝:イチゴ(野田クリスタル推薦)
- 決勝進出:ひつじねいり(井口浩之推薦)
- 決勝進出:丸亀じゃんご(赤木裕推薦)
番組の放送記録によると、予選は3つのブロックに分かれ、それぞれの勝者が最終決戦へ進出。決勝では3組が漫才のみで競い、最終的にイチゴが優勝を決めた。
優勝特典は、星野リゾート「界 別府」の宿泊券に加え、TBSバラエティー番組の冠特番を制作・放送する権利。単なるトーナメントの勝利にとどまらず、テレビで自分たちの世界観を表現する機会まで獲得した。
【番組の仕組み】9人の王者が推薦した無冠芸人だけの漫才トーナメント
『ONE CHANCE 2026』の最大の特徴は、出場者を一般公募や予選エントリーで集めるのではなく、実績のある賞レース王者が推薦する方式を採用したことだ。
推薦する側は、M-1グランプリなどの賞レースで頂点を経験した9人。推薦される側は、漫才の実力を認められながらも、賞レースの優勝タイトルを持たない9組だ。
つまり、すでに結果を残した芸人が、自分の目で見つけた次世代の実力者にスポットライトを当てる仕組みになっている。
予選から決勝までの流れ
大会は9組を3組ずつ、A・B・Cの3ブロックに分けて実施。各ブロックで漫才を披露し、観客150人の投票によって勝者を決める方式だった。
ONE CHANCE 2026の大会構成
王者9人が無冠芸人9組を推薦
Aブロック
ひつじねいり
Bブロック
丸亀じゃんご
Cブロック
イチゴ
決勝戦イチゴ
TBS冠特番の権利を獲得
この形式では、推薦者の知名度だけでなく、実際に舞台で観客を笑わせる力が問われる。推薦されたこと自体がゴールではなく、推薦者の期待を背負って結果を出さなければならない点も特徴だ。
また、決勝では漫才のみで勝負する構成となり、予選のトーク企画とは異なる純粋なネタ対決が展開された。
【王者推薦芸人9組一覧】推薦者と出場コンビの関係を徹底整理
今回の顔ぶれを見ると、推薦者と出場者の間には、単なる先輩・後輩以上のつながりがあることが分かる。
長年同じ舞台で競い合ってきた仲間、所属事務所の垣根を越えてネタを磨いてきた相手、まだ世間に知られていない才能を見つけた先輩など、推薦の背景はさまざまだ。
以下はTBSの番組発表に掲載された9人の王者と推薦芸人の対応関係だ。
| 推薦した王者 | 推薦された芸人 | 推薦のポイント |
|---|---|---|
| 赤木裕(たくろう) | 丸亀じゃんご | 漫才の完成度と幅広い客層への対応力 |
| 井口浩之(ウエストランド) | ひつじねいり | 2人のキャラクターのギャップ |
| 久保田かずのぶ(とろサーモン) | チェリー大作戦 | 独特の空気感と間 |
| 柴田英嗣(アンタッチャブル) | タルタル関数 | 親しみやすい笑いと漫才の感覚 |
| 津田篤宏(ダイアン) | 女と男 | 長年の付き合いと男女コンビの個性 |
| 哲夫(笑い飯) | デルマパンゲ | 唯一無二のネタ発想力 |
| 野田クリスタル(マヂカルラブリー) | イチゴ | 従来の漫才の枠に収まらない独創性 |
| 松井ケムリ(令和ロマン) | 大王 | 結成間もない時期からの実力と将来性 |
| 渡辺隆(錦鯉) | スタミナパン | 発想力とネタそのものの面白さ |
出典:TBS番組公式発表・推薦コメント。推薦理由はコメントの要旨を整理したもの。
注目したい推薦者と芸人の関係
1. 野田クリスタルとイチゴ
今回の優勝を語るうえで欠かせないのが、野田クリスタルとイチゴの組み合わせだ。
野田は、イチゴについて、自分たちマヂカルラブリーにも漫才なのかどうかという議論があったものの、イチゴはそれを上回るほど独特な存在だと評価。番組公式コメントでは、大会そのものを壊してくれるようなコンビとして期待を寄せていた。
単純に技術が高いコンビを推薦するのではなく、既存の漫才の枠組みに新しい刺激を与える存在として選んだ点が興味深い。
2. 井口浩之とひつじねいり
ウエストランドの井口が推薦したのは、ひつじねいり。所属事務所の異なる芸人同士でありながら、ライブを通じて交流し、ネタを磨いてきた関係だ。
井口が評価したのは、2人のキャラクターの違いから生まれるギャップやコントラスト。コンビ内の対照的な個性が漫才の武器になるという見立てだった。
3. 赤木裕と丸亀じゃんご
たくろうの赤木が推薦した丸亀じゃんごは、舞台経験を積み重ねてきた実力派。赤木は、自分たちがM-1で優勝する前の立ち位置と重なる部分があると説明し、今が飛躍するタイミングだと評価していた。
この推薦には、同じ舞台で努力を重ねてきた芸人だからこそ分かる、実力とブレイクのタイミングへの期待が込められている。
4. 笑い飯・哲夫とデルマパンゲ
哲夫は、デルマパンゲを長年紹介し続けてきたと語っている。ミルクボーイやツートライブ、金属バットらと漫才ライブを重ねてきた関係もあり、実力がありながら大きなタイトルに届いていない芸人として、今回のチャンスに期待を寄せていた。
このように、推薦者の顔ぶれを追うだけでも、賞レースの舞台裏にある芸人同士の交流や、表舞台に出る機会を待つ才能が見えてくる。
【イチゴが優勝した理由】野田クリスタルの推薦と独創的な漫才
なぜイチゴが『ONE CHANCE 2026』の初代王者になったのか。
大きな手掛かりは、野田クリスタルの推薦コメントとTBSが優勝後に発表した番組紹介にある。
従来の漫才の型を打ち破る発想
TBSの10月の優勝特番告知では、イチゴの優勝について、従来の漫才の型を大きく打ち破ったネタが勝利につながったと紹介している。
イチゴの特徴は、一般的な漫才の形式を忠実に守ることよりも、自分たちの発想や表現を前面に押し出すところにある。
野田が推薦時に期待したのも、まさにその部分だった。マヂカルラブリー自身も漫才の形式をめぐって議論された経験があるからこそ、イチゴの型破りな表現に可能性を感じたのだろう。
観客投票で評価された個性
大会では観客150人の投票が採用されていた。審査員数人の採点で順位を決める方式とは異なり、会場の観客が漫才を見て直接評価する仕組みだ。
この方式では、細かな技術や構成の完成度だけでなく、短い時間で観客の印象に残る個性や、予想を超える展開も大きな武器になる。
イチゴのように独創的なスタイルを持つコンビにとって、観客がその面白さを直接受け止める形式は、持ち味を発揮する機会になったと考えられる。
優勝理由を読み解く3つのポイント
- 独創性: 従来の漫才の形式にとらわれないネタ作り。
- 推薦者の評価: 野田クリスタルが、ほかのコンビにはない個性を高く評価。
- 観客への訴求力: 150人の観客が参加する投票形式で勝ち切ったこと。
ただし、優勝の決定要因を特定のネタの一部分や単一の技術に限定することはできない。TBSが公表した事後説明から読み取れるのは、イチゴの独創性が大会のコンセプトと強く結び付いていたという点だ。
また、2位以下の決勝順位や得票数を優勝の理由と混同しないことも大切だ。確実に押さえたい事実は、イチゴが決勝を制し、冠特番の権利を獲得したことにある。
【2026年10月の続報】イチゴの冠特番『笑アート』とは?
『ONE CHANCE 2026』の優勝特典として制作されたのが、『まだまだお笑いの日 ONECHANCE2026 優勝特番 ~イチゴの笑アート~』だ。
番組は2026年10月17日(土)深夜0時58分から1時28分まで、TBSで放送された。テレビ番組表では10月18日未明の放送として掲載される場合もあるが、TBSの番組告知では10月17日深夜の枠として案内されている。
出演者はイチゴのイクトと木原優一、千鳥のノブ、そして推薦者だった野田クリスタル。優勝したコンビの個性を、漫才とは別の形で見せる30分の特別番組となった。
美大出身のイクトが考案した「笑アート」
番組の中心となった企画は、イクトが考案した「笑アート」。美術大学出身で映像アートを学んできたイクトが、日常生活にある疑問や違和感を現代アートとして表現する企画だ。
単に作品を展示するだけではなく、身近な問題を独特な視点で捉え、笑いとアートを組み合わせて視聴者に提示する。
TBSの番組紹介では、次のようなテーマが取り上げられた。
- 現代人は携帯電話を気にしすぎていないか。
- テレビでは通常扱いにくいものをアートとして表現できないか。
- バラエティー番組の罰ゲームは、視聴者にどの程度伝わっているのか。
スタジオには美術館を思わせるセットが設けられ、イクトが考案した作品が並んだ。作品を見た千鳥ノブが、その場でタイトルを考える役割も担った。
この構成は、イチゴの漫才にある予測しにくい発想を、映像作品や現代アートという別ジャンルに広げる試みでもある。
野田クリスタルも見届け人として参加
特番には、イチゴを推薦した野田クリスタルも出演した。
野田は、これまでイチゴのネタを中心に見てきたため、普段のトークや企画でどのように接するか分からなかったと振り返りながら、今回の特番を足掛かりに、同じメンバーでレギュラー番組を目指したいという意欲を示していた。
一方、ノブは収録後、イチゴの企画があまりに飛躍していたことに驚きを示し、次の『ONE CHANCE』があるのかと冗談交じりにコメントしている。
優勝特典を単なるネタ披露の機会で終わらせず、イチゴの独自性を生かした番組に仕立てた点が、この冠特番の見どころだった。
【プロの結論】ONE CHANCE 2026が漫才界に示した新しい可能性
今回の大会を振り返ると、注目すべきなのはイチゴの優勝だけではない。賞レースの王者が、自分の実績を背景に、まだ大きなタイトルを獲得していない芸人を推薦するという仕組みそのものに意味がある。
1. 賞レースの評価と芸人の実力は必ずしも一致しない
漫才師には、賞レースで結果を残すタイプもいれば、ライブで熱心なファンを獲得しながら、テレビで広く知られる機会を待っているタイプもいる。
ひつじねいり、丸亀じゃんご、デルマパンゲ、チェリー大作戦など、今回の出場者には長く舞台で活動してきたコンビも含まれていた。
大会は、優勝歴という分かりやすい実績だけでは見つけにくい才能を、すでに成功した芸人の推薦によって可視化した。これは若手発掘だけでなく、中堅芸人の再評価にもつながる仕組みだ。
2. 推薦制度は芸人同士の関係性もコンテンツにする
王者が誰を推薦したのかという情報だけで、視聴者には新たな興味が生まれる。
「なぜ井口はひつじねいりを選んだのか」「なぜ野田はイチゴの独創性を評価したのか」といった疑問が、ネタを見る前から視聴者の関心を引き付けるからだ。
推薦者と出場者の関係性を掘り下げるトークも番組の重要な要素となり、漫才そのものに加えて、芸人同士の絆や評価の背景まで楽しめる構成になっていた。
3. 優勝後の活躍まで設計された大会
従来の賞レースでは、優勝が最大の到達点として扱われることが多い。一方、ONE CHANCEは優勝者に冠特番を用意することで、勝利後の活動にも道筋を設けた。
イチゴの場合、漫才で勝ち取った権利が『笑アート』という新しい企画につながった。漫才の実力を認められた芸人が、テレビの企画や映像表現でも個性を発揮できるかを試す機会になったのである。
これは、賞レースを単発の勝敗決定イベントではなく、次世代スターを発掘し、実際にテレビで活躍するところまで後押しする仕組みとして考えるうえで興味深い事例だ。
こんな視点で番組を楽しむのがおすすめ
- 漫才の新しさを楽しみたい人: イチゴのような既存の形式にとらわれないコンビに注目。
- 実力派の発掘が好きな人: ひつじねいり、丸亀じゃんごなど、推薦者の評価と実際の漫才を見比べる。
- 芸人同士の関係性が好きな人: 推薦コメントから、長年の交流やライブでのつながりを読み解く。
- テレビ企画としての面白さを重視する人: 優勝特番『笑アート』で、イチゴの発想がどのように映像化されたかを見る。
反対に、M-1グランプリのような既存の大会と同じ審査方式や評価基準を期待すると、ONE CHANCEの特徴を見落としやすい。推薦制度、観客投票、優勝後の冠番組という3つの要素をセットで捉えることが、この大会を理解するポイントだ。
【ONE CHANCE 2026に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ONE CHANCE 2026の優勝者は誰ですか?
A1:マヂカルラブリー・野田クリスタルが推薦したお笑いコンビのイチゴです。2026年5月2日のTBS放送で初代王者に決まりました。
Q2:ONE CHANCE 2026の決勝進出コンビは?
A2:イチゴ、ひつじねいり、丸亀じゃんごの3組です。ひつじねいりはウエストランド・井口浩之、丸亀じゃんごはたくろう・赤木裕、イチゴはマヂカルラブリー・野田クリスタルの推薦でした。
Q3:ONE CHANCE 2026の優勝特番はいつ放送されましたか?
A3:2026年10月17日(土)深夜0時58分から1時28分まで、TBSで『まだまだお笑いの日 ONECHANCE2026 優勝特番 ~イチゴの笑アート~』が放送されました。イクトの考案した笑アートを中心に、千鳥ノブや野田クリスタルも出演しました。
まとめ:イチゴの優勝から始まったONE CHANCEの次なる展開
『ONE CHANCE 2026~王者推薦 漫才No.1決定戦~』は、2026年5月2日にTBSで放送され、9人の賞レース王者が推薦した9組の無冠芸人が競い合った漫才トーナメントだ。
初代王者は、野田クリスタル推薦のイチゴ。決勝にはひつじねいりと丸亀じゃんごも進出し、3組が最終決戦で漫才を披露した。
そして優勝特典として実現したのが、10月の『イチゴの笑アート』。美大出身のイクトが考案した独創的な企画に、ノブと野田クリスタルが加わり、漫才とは違う形でイチゴの魅力を届けた。
今回の大会が示したのは、賞レースのタイトルを持たない芸人にも、実力を認められ、世間に知られる大きなチャンスがあるということだ。今後の注目点は、イチゴが冠特番で得た機会をどう生かすのか、そして今回推薦された9組がそれぞれどのような活躍を見せるのかにある。
優勝者だけでなく、推薦者と芸人の関係性、決勝に進めなかったコンビの個性まで振り返ることで、『ONE CHANCE 2026』という大会の本当の面白さが見えてくる。