関根“シュレック”秀樹は、2026年11月現在も現役で活動を続けている格闘家だ。53歳を迎えた現在も、総合格闘技(MMA)、時間無制限バーリトゥード、プロレスと複数のリングに立ち続けている。特に注目されたのが、2026年3月15日の「ROMAN 4」で実現した小路晃との対戦だ。関根は約15年ぶりにMMAへ復帰した小路を相手に、1ラウンド9分11秒、ヒジ打ち連打によるTKO勝利を収めた。
さらに2026年10月17日には、自身がプロデュースするプロレス興行「ゴキゲンな静岡☆2」に出場。10月には11月14日開催の「ROMAN 6」で台湾のサイ・チャオチュアンと対戦することも発表されている。元静岡県警の刑事から格闘家へ転身した異色の経歴、ブラジリアン柔術の実績、RIZINでの戦績を振り返りながら、現在の活動と今後の展望を整理する。
【プロフィール】関根シュレック秀樹の年齢・身長・体重・所属を紹介
関根シュレック秀樹は、静岡県磐田市出身の総合格闘家・柔術家・プロレスラーだ。大柄な体格と長い髪、ひげを蓄えた独特の風貌から「シュレック」の愛称で知られている。
格闘技のバックボーンは柔道とブラジリアン柔術。特に寝技や組み技を得意とし、重量級らしいパワーと柔術の技術を組み合わせた戦い方が特徴だ。ボンサイ柔術に所属し、RIZINやDEEP、ONEなどのMMA大会にも参戦してきた。
| 項目 | プロフィール |
|---|---|
| 名前 | 関根“シュレック”秀樹 |
| 生年月日 | 1973年8月13日 |
| 年齢 | 53歳(2026年11月現在) |
| 出身地 | 静岡県磐田市 |
| 身長 | 175cm |
| 体重 | 115kg(選手プロフィール登録値) |
| 所属 | ボンサイブルテリア/ボンサイ柔術 |
| バックボーン | 柔道・ブラジリアン柔術 |
| 主な活動 | MMA・バーリトゥード・プロレス |
| 元職業 | 静岡県警の刑事 |
身長175cm、体重115kgという数値はRIZINやQUINTETの選手プロフィールにも掲載されている。大会や競技によって計量条件は異なるため、115kgは固定された日常体重ではなく、登録プロフィール上の数値として理解したい。
所属するボンサイ柔術は、ブラジリアン柔術を中心とする格闘技チームだ。関根は同門の選手たちと練習を重ねながら、柔術の競技大会だけでなく、MMAやプロレスにも活動領域を広げてきた。
【異色の経歴】元静岡県警刑事から43歳で格闘家に転身した理由
幼少期から柔道に打ち込んだ学生時代
関根の格闘技人生は、警察官になる前から始まっていた。小学校から大学まで柔道に取り組み、学生時代から格闘技やプロレスに強い関心を持っていた。
特に憧れていたのが、UWFインターナショナルなどのプロレス・格闘技の世界だった。大学卒業後はプロレス団体への入団も考えていたが、希望していた団体が活動を停止したこともあり、周囲の勧めを受けて静岡県警に就職した。
警察官時代に出会ったボンサイ柔術
関根の人生を大きく変えたのが、警察官として勤務していた時期に出会ったブラジリアン柔術だ。
Number Webの2022年の人物記事によると、関根は2008年秋、静岡県浜松市でソウザ兄弟が主宰するボンサイ柔術に入門した。柔術を始めてわずか4カ月で大会優勝を果たし、翌2009年にはMMAデビューも経験している。
つまり、43歳で突然格闘技を始めたわけではない。柔道の経験があり、警察官として勤務しながら柔術や試合に取り組み、36歳でMMAのリングにも立っていた。その後、43歳で警察官を辞め、格闘技に専念する道を選んだというのが正確な経歴だ。
安定した警察官の仕事を辞めた本当の理由
関根は約20年間にわたり警察官として勤務した。報道では、暴力団関連の事件などを担当する刑事としての経歴も紹介されている。
しかし、仕事を続けながら格闘技に取り組む生活には限界があった。警察官としての勤務と練習を両立するには時間的な制約があり、格闘家として本格的に活動するためには大きな決断が必要だった。
Number Webの取材記事では、警察を辞める決断について、次のような言葉が紹介されている。
「後悔のない人生を送りたい」
この言葉に表れているのは、単に職業を変えたいという気持ちではない。若い頃から抱いていたプロレスラーへの夢を、年齢を理由に諦めたくなかったという思いだ。
2016年前後に警察官を退職し、格闘技に専念する生活へ移行。巌流島の2017年インタビューでも、警察官時代は勤務の都合で練習時間を確保しにくかった一方、退職後は朝から柔術やボクシングに取り組めるようになったと語っている。
関根の転身が印象的なのは、若い頃から格闘技だけに人生を捧げてきた選手とは違う道を歩んできた点だ。警察官としての約20年間を経て、40代で競技に人生の重心を移した。その経歴そのものが、現在の関根のキャラクターを形作っている。
【柔術の実績】ボンサイ柔術で培った実力と主要タイトル
関根シュレック秀樹を語るうえで、MMAやプロレスと同じくらい重要なのがブラジリアン柔術での実績だ。
RIZIN公式プロフィールやQUINTETの選手紹介では、関根の主なタイトルとして以下の大会での優勝が紹介されている。
- 全日本ブラジリアン柔術選手権優勝
- IBJJFアジア柔術選手権優勝
- ADCCアジアトライアル優勝
全日本マスター柔術選手権での二冠
2017年にはJBJJF主催の第11回全日本マスター柔術選手権で、マスター3黒帯ウルトラヘビー級とオープンクラスの二階級を制した。
MMAPLANETの大会取材では、負傷を抱えながらも出場し、二冠を達成した経緯が紹介されている。単純な体格やパワーだけでなく、黒帯レベルの技術と競技経験を備えていることを示す実績だ。
柔術の技術はMMAとプロレスにも生きている
関根の強みは、競技ごとに培った経験を別のリングでも生かせる点にある。
MMAでは柔術を基盤にした組み技や寝技を使い、相手をグラウンドに持ち込んで勝機を作る。一方、プロレスではジャーマンスープレックスなどの投げ技も得意としている。
特に重量級の選手でありながら、柔術の技術を身につけている点は大きな特徴だ。単に相手を押し込むだけでなく、ポジションを取る技術や関節技、絞め技などを使えることが、関根の競技者としての幅を広げている。
【MMA・RIZIN戦績】14勝8敗の実績と主要対戦相手を整理
プロMMAの通算戦績は14勝8敗
2026年9月20日更新のMニュースの選手データでは、関根のプロMMA戦績は14勝8敗0分、通算22試合と集計されている。
勝利の内訳はKO・TKOが9勝、一本勝ちが4勝、判定勝ちが1勝。14勝のうち13勝がフィニッシュによるもので、積極的に決着を狙うファイトスタイルが数字にも表れている。
ただし、この数字はプロMMAの集計であり、プロレスや柔術大会など、異なる競技の勝敗をすべて合算した数字ではない。
RIZINでは5試合に出場、2勝3敗
関根が全国的な知名度を高めた舞台の一つがRIZINだ。2020年2月のRIZIN.21でデビューし、2023年6月のRIZIN.43までに計5試合を経験した。
RIZINでの通算成績は2勝3敗。勝利と敗北の両方を経験しながら、重量級ファイターとして強烈な印象を残している。
主な試合結果は次のとおりだ。
- 2020年2月22日・RIZIN.21:ロッキー・マルティネスに1R4分04秒TKO負け。
- 2021年12月31日・RIZIN.33:シビサイ頌真に2R2分09秒TKO勝ち。
- 2022年4月16日・RIZIN TRIGGER 3rd:貴賢神に2R3分49秒TKO勝ち。
- 2022年7月31日・RIZIN.37:スダリオ剛に1R53秒TKO負け。
- 2023年6月24日・RIZIN.43:上田幹雄に1R22秒TKO負け。
特に2021年大みそかのシビサイ頌真戦と、2022年4月の貴賢神戦は重要な勝利だった。大型選手を相手に連勝し、RIZINヘビー級でも存在感を示した。
その後はスダリオ剛、上田幹雄に連敗。RIZINでの戦いは厳しい結果に終わったが、関根はそこで競技活動を終えていない。DEEPや他の格闘技イベント、プロレスへと活動の場を広げていった。
この点は、関根のキャリアを理解するうえで重要だ。RIZINの試合数や勝敗だけを見て現在の実力や活動状況を判断すると、彼が取り組んでいる競技の全体像を見落としてしまう。
【2026年最新】ROMAN 4小路晃戦の結果と現在の活動
2026年3月15日、ROMAN 4で小路晃にTKO勝利
2026年3月15日、東京・GENスポーツパレスで開催された「ROMAN 4」。メインイベントでは関根シュレック秀樹と、かつてPRIDEで活躍した小路晃の対戦が実現した。
この試合は通常のMMAではなく、時間無制限のR.O.M.A.ルールによる無差別級バーリトゥードマッチだった。素手での打撃や頭突き、金的攻撃などが認められる特殊なルールで行われた。
小路は約15年ぶりの総合格闘技の試合。52歳同士の対決としても注目を集めた。
序盤は小路が打撃で攻める場面もあったが、最終的には関根が組み技で主導権を握り、グラウンドでヒジ打ちを連打。レフェリーが試合を止めた。
公式大会記録とeFightの試合結果による決着は、1ラウンド9分11秒のTKO勝利。関根にとって、2025年4月のROMAN Ⅱでゲイ・ババカールに敗れて以来の再起を飾る勝利となった。
試合後、関根は小路への敬意を示し、次のように語った。
「この試合は、敗者はいないと思います」
この発言には、勝敗だけでは測れない両者の格闘技への思いが表れている。関根は若い頃からプロレスラーを志していた一方、小路はPRIDEを代表する選手として活躍した人物だ。異なる道を歩んだ同世代のファイターが、長い時間を経て同じ舞台で向き合った試合だった。
2026年10月にはプロレス興行でも勝利
関根の活動は格闘技だけにとどまらない。
2026年10月17日には、静岡・清水マリンビルで「関根“シュレック”秀樹presentsゴキゲンな静岡☆2」を開催。大会プロデューサーとして興行を手掛け、自身もメインイベントの7人タッグマッチに出場した。
関根は植木嵩行、ちゃんよたと組み、倉垣翼、真霜拳號、真琴、松澤さんのチームと対戦。18分44秒、ジャーマンスープレックスの体勢からギブアップを奪い、自身の冠興行を勝利で締めくくった。
これは、関根が選手としてリングに上がるだけでなく、興行を企画・運営する側にも活動を広げていることを示す出来事だ。
11月14日のROMAN 6で台湾のサイ・チャオチュアンと対戦予定
2026年11月4日現在、次の大きな注目イベントは11月14日に東京・大田区産業プラザPiOで開催される「ROMAN 6」だ。
関根は、漫画『ケンガンアシュラ』とのコラボレーション企画「拳願仕合」の出場選手として発表されている。対戦相手は台湾のサイ・チャオチュアン。30分の無差別級バーリトゥードマッチが予定されている。
サイはMMA、ボクシング、レスリング、柔道、柔術、サンボ、散打、ラウェイ、中国武術など幅広い競技経験を持つ選手として紹介されている。関根にとっても、異なる格闘技のバックグラウンドを持つ相手との国際戦となる。
なお、11月14日の試合は現時点では開催前であり、勝敗はまだ確定していない。2026年の関根を追う読者にとって、見逃せない次の節目となっている。
【プロレス活動】関根シュレック秀樹がリングで支持される理由
2018年からプロレスにも本格参戦
関根は2018年7月7日、ハードヒットでプロレスデビューを果たした。MMAや柔術で培った組み技を持ちながら、プロレス独自の試合形式にも取り組んできた。
これまでにZERO1、全日本プロレス、大日本プロレス、GLEAT、ストロングスタイルプロレスなど、さまざまな団体のリングに参戦している。
得意技として知られるのはジャーマンスープレックスや腕ひしぎ十字固め。柔術とMMAの経験が、プロレスでの技の選択や試合運びにも生きている。
憧れの船木誠勝との対戦にも挑戦
関根にとってプロレスは、単なる副業やMMAの延長ではない。学生時代から憧れていた世界そのものだ。
2022年には、以前から憧れていた船木誠勝とのシングルマッチも実現した。ストロングスタイルプロレスでの対戦に向けたインタビューでは、若い頃にファンとして見ていた船木と同じリングに立てたことへの感慨を語っている。
警察官を辞めて格闘技に専念した理由にも、プロレスラーになる夢があった。43歳で退職した後に、かつて憧れていた選手との対戦まで実現させたことは、関根のキャリアを象徴するエピソードだ。
【プロの結論】関根の価値は複数競技を横断するキャリアにある
関根シュレック秀樹の魅力は、MMAの勝敗だけでは説明できない。
ブラジリアン柔術では国内外のタイトルを獲得し、MMAではRIZINやDEEP、ONEなどの舞台を経験。プロレスでは独自の存在感を発揮し、近年はROMANのバーリトゥードにも参戦している。
競技によってルールも勝敗の評価方法も異なる。MMAでの戦績がそのままプロレスの実力を示すわけではなく、柔術のタイトルがバーリトゥードでの勝利を保証するわけでもない。
それでも、異なる競技の経験を積み重ねてきたことは、関根の大きな強みだ。53歳になった現在も、試合への出場だけでなく興行のプロデュースにも携わっている。
年齢を重ねた選手の価値を評価する際には、若い選手との単純なスピードや運動能力の比較だけでなく、経験、技術、競技への適応力、活動の継続性にも目を向ける必要がある。関根はそのことを体現する選手の一人だ。
関根シュレック秀樹に関するよくある質問(FAQ)
Q1:関根シュレック秀樹は2026年現在も現役ですか?
A1:はい。2026年11月現在も現役です。10月17日のプロレス興行に出場して勝利し、11月14日のROMAN 6にも出場予定です。
Q2:関根シュレック秀樹のRIZIN戦績は何勝何敗ですか?
A2:RIZINでは5試合に出場し、2勝3敗です。シビサイ頌真、貴賢神にTKO勝利を収めた一方、ロッキー・マルティネス、スダリオ剛、上田幹雄には敗れています。
Q3:関根シュレック秀樹の身長と体重は?
A3:身長175cm、登録体重115kgです。RIZINやQUINTETの選手プロフィールに掲載されています。
Q4:関根シュレック秀樹が警察官を辞めたのは何歳のときですか?
A4:43歳のときです。約20年間の警察官生活を経て退職し、格闘技に専念する道を選びました。なお、柔術やMMAへの挑戦自体は警察官時代から始まっています。
Q5:関根シュレック秀樹の2026年次戦はいつですか?
A5:2026年11月14日のROMAN 6で、台湾のサイ・チャオチュアンとの無差別級バーリトゥード戦が予定されています。11月4日時点では試合前のため、結果はまだ出ていません。
まとめ:関根シュレック秀樹は53歳でも挑戦を続ける現役ファイター
関根シュレック秀樹は、元静岡県警刑事という異色の経歴を持ちながら、柔術、MMA、プロレスという複数の競技で実績を積み重ねてきた格闘家だ。
小学校から大学まで続けた柔道、2008年のボンサイ柔術入門、2009年のMMAデビュー、43歳での警察官退職。そしてRIZIN参戦やプロレス活動を経て、2026年3月にはROMAN 4で小路晃にTKO勝利を収めた。
2026年10月には自身がプロデュースするプロレス興行でも勝利し、11月14日にはROMAN 6への出場を控えている。
関根の現在を正しく理解するためには、RIZINの2勝3敗という記録だけで判断するのではなく、柔術の実績、MMAの通算戦績、プロレスでの活動、そしてROMANでの新たな挑戦を総合的に見ることが大切だ。
43歳で安定した警察官の仕事を離れ、53歳になった今も新しい舞台に立ち続ける。関根シュレック秀樹のキャリアは、年齢だけで挑戦の可能性を決める必要はないことを示している。今後もROMANをはじめとする格闘技・プロレスのリングで、どのような活躍を見せるのか注目したい。
主な事実確認資料
- RIZIN公式選手プロフィール・公式試合結果
- QUINTET公式選手プロフィール・MMAPLANET柔術大会記録
- Number Web・巌流島の経歴インタビュー
- ROMAN公式大会記録・eFightのROMAN 4試合結果
- MニュースのMMA戦績データ
- プロレスTODAYの2026年10月興行結果・ROMAN 6の対戦カード報道