通算成績ではレアルが1勝リードしているが、直近10試合に範囲を絞ると状況は逆転する。バルセロナが6勝、レアルが4勝で、引き分けはない。
特に2024年から2025年にかけては、バルセロナがクラシコで強さを発揮した。2024-25シーズンには4度の対戦すべてで勝利し、4試合合計16得点を記録している。
以下は、2026年10月25日までの公式戦直近10試合だ。
2026年10月25日|ラ・リーガ
バルセロナ 1-2 レアル・マドリード
2026年5月10日|ラ・リーガ
バルセロナ 2-0 レアル・マドリード
2026年1月11日|スペイン・スーパーカップ決勝
バルセロナ 3-2 レアル・マドリード
2025年10月26日|ラ・リーガ
レアル・マドリード 2-1 バルセロナ
2025年5月11日|ラ・リーガ
バルセロナ 4-3 レアル・マドリード
2025年4月26日|コパ・デル・レイ決勝
バルセロナ 3-2 レアル・マドリード(延長戦)
2025年1月12日|スペイン・スーパーカップ決勝
レアル・マドリード 2-5 バルセロナ
2024年10月26日|ラ・リーガ
レアル・マドリード 0-4 バルセロナ
2024年4月21日|ラ・リーガ
レアル・マドリード 3-2 バルセロナ
2024年1月14日|スペイン・スーパーカップ決勝
レアル・マドリード 4-1 バルセロナ
出典:Sports Mole、StatMuseの対戦結果データ。親善試合を除く公式戦。
直近10試合の勝敗と得点を比較
バルセロナ6勝
26得点
レアル・マドリード4勝
20得点
引き分け
0試合
合計得点
46ゴール
この結果から分かるのは、歴史的な通算成績と直近の勢力図は必ずしも一致しないということだ。
バルセロナは2025年に4-3、3-2、5-2、4-0と大勝を含む結果を残し、攻撃力でレアルを圧倒する時期があった。一方、レアルも2025年10月と2026年10月のリーグ戦で勝利している。
2026年10月の勝利によってレアルが通算成績で再び単独首位に立ったものの、直近10試合の数字はバルセロナの競争力を示している。
【歴代得点ランキング】メッシ26得点、C・ロナウド18得点
エル・クラシコの歴史を語るうえで欠かせないのが、リオネル・メッシとクリスティアーノ・ロナウドの存在だ。
両者が同じ時代にスペインでプレーした2009年から2021年にかけて、クラシコは世界中のサッカーファンが注目する特別な舞台となった。個人タイトルだけでなく、直接対決でのゴール数も比較され続けた。
エル・クラシコ歴代最多得点者
1位 26得点
バルセロナ/45試合
2位 18得点
レアル・マドリード
2位 18得点
レアル・マドリード/2009~2018年
4位 16得点
レアル・マドリード
5位 15得点
レアル・マドリード
出典:ラ・リーガの歴代得点統計、2026年10月25日更新の対戦記録。
メッシの26得点は歴代トップ
メッシはエル・クラシコ45試合で26得点を記録している。2位のディ・ステファノとクリスティアーノ・ロナウドに8ゴール差をつける圧倒的な数字だ。
ラ・リーガのリーグ戦に限定した場合も、メッシは29試合18得点で歴代トップ。大会を限定しても、その得点力は際立っている。
バルセロナ時代のメッシは、単なる得点者ではなかった。中盤まで下がってボールを受け、ドリブルで複数の守備者を引きつけながら、最後は自らシュートを放つか味方に決定機をつくる。レアルの守備陣にとって、対応が難しい存在だった。
クリスティアーノ・ロナウドは18得点
クリスティアーノ・ロナウドは、レアル・マドリード在籍中の2009年から2018年にかけて、エル・クラシコで18得点を記録した。
メッシと比べると通算得点では差があるものの、ロナウドはゴール前での強さ、空中戦、左右両足のシュート、カウンター時の推進力でバルセロナを脅かした。
ディ・ステファノと並ぶ18得点という記録は、レアル・マドリードの歴史においても特別な意味を持つ。
出場試合数ではセルヒオ・ブスケツが最多
得点ランキングだけでなく、出場試合数にも注目したい。ラ・リーガの歴代統計によると、公式戦での最多出場記録はバルセロナのセルヒオ・ブスケツが持つ48試合だ。
続くのはレアルのセルヒオ・ラモスとメッシで、ともに45試合。長期間にわたりクラシコの中心選手としてプレーしたことが数字に表れている。
【歴史と因縁】1902年から続くエル・クラシコの関係性
レアル・マドリードとバルセロナの対立は、単純なサッカーの勝ち負けだけでは説明できない。両クラブはスペインを代表する存在として、それぞれ異なる地域文化や歴史的背景を背負ってきた。
最初の直接対決は1902年5月13日。アルフォンソ13世の戴冠を記念したコパ・デ・ラ・コロナシオンの準決勝で、バルセロナが3-1で勝利した。この大会は現在のスペインサッカー連盟が認定するコパ・デル・レイとは区別される。
ラ・リーガでの初対戦は1929年2月17日。レアルが2-1で勝利した。その後、両クラブは国内リーグ、国王杯、欧州大会など、さまざまな舞台で対戦を重ねている。
クラシコを象徴する主な人物と記録
レアル・マドリードの歴史を代表する選手。クラシコ通算18得点を記録。
バルセロナのサッカー哲学に大きな影響を与えた人物。1974年のベルナベウでの5-0勝利を象徴する存在。
2000年にバルセロナからレアルへ移籍。両クラブの対立を象徴する移籍として知られる。
クラシコ歴代最多の26得点を記録。バルセロナの黄金期を代表する選手。
レアルのエースとして18得点を記録。メッシとの対決は世界的な注目を集めた。
公式戦48試合出場で歴代最多。中盤からバルセロナを支えた。
こうした選手たちの存在が、クラシコを単なるリーグ戦の1試合ではなく、世代を超えて語り継がれるスポーツイベントにしてきた。
なお、2011年春には18日間で4度のクラシコが開催された。ラ・リーガ、国王杯決勝、チャンピオンズリーグ準決勝の両試合が集中し、両チームの対立が最高潮に達した時期として記憶されている。
【エル・クラシコの対戦成績】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:レアル・マドリードとバルセロナは通算何勝していますか?
A1:2026年10月25日の試合終了時点で、レアルが107勝、バルセロナが106勝、引き分けが52試合です。公式戦265試合の集計で、レアルが1勝リードしています。
Q2:エル・クラシコで最も多くゴールを決めた選手は誰ですか?
A2:歴代最多得点者はリオネル・メッシです。バルセロナ在籍時に45試合で26得点を記録しました。2位はアルフレッド・ディ・ステファノとクリスティアーノ・ロナウドで、それぞれ18得点です。
Q3:クリスティアーノ・ロナウドはクラシコで何点決めましたか?
A3:レアル・マドリード在籍中に18得点を記録しています。歴代得点ランキングではディ・ステファノと並ぶ2位です。
Q4:直近10試合ではレアルとバルセロナのどちらが強いですか?
A4:2026年10月25日までの公式戦直近10試合では、バルセロナが6勝、レアルが4勝です。直近の勢いではバルセロナが優勢ですが、最新試合ではレアルが勝利しています。
Q5:チャンピオンズリーグでの対戦成績は?
A5:欧州カップ戦を含む直接対決は8試合で、レアルが3勝、バルセロナが2勝、引き分けが3試合です。勝利数ではレアルがリードしています。
Q6:2026年10月25日のクラシコはどちらが勝ちましたか?
A6:レアル・マドリードが2-1で勝利しました。キリアン・エムバペが2得点を記録し、バルセロナのラフィーニャが1得点を挙げています。
まとめ:【プロの結論】通算成績と直近の勢力図は分けて見るべき
2026年11月2日時点で、レアル・マドリードとバルセロナのエル・クラシコ通算成績はレアル107勝、バルセロナ106勝、引き分け52試合。10月25日の最新対決でレアルが勝利し、通算成績で再び単独首位に立った。
ただし、両クラブの優劣を通算勝利数だけで判断するのは早計だ。
ラ・リーガではレアルが81勝対77勝でリードし、スペイン・スーパーカップでもレアルが優勢。一方、コパ・デル・レイではバルセロナが17勝対13勝で上回り、直近10試合でもバルセロナが6勝を挙げている。
個人記録ではメッシの26得点が歴代トップで、クリスティアーノ・ロナウドの18得点が続く。両者の時代が終わった後も、エムバペをはじめとする新世代のスターが新たな歴史をつくっている。
エル・クラシコの数字を正しく理解するために押さえたい判断基準は、次の3点だ。
わずか1勝差で並ぶ両クラブの通算記録は、次の対戦で再び動く可能性がある。レアルがリードを広げるのか、バルセロナが追いつくのか。エル・クラシコは2026年11月以降も、スペインサッカーの最大の見どころであり続ける。
主な統計参照:ラ・リーガ公式記録、レアル・マドリード公式試合レポート、FCバルセロナ公式試合レポート、歴代対戦記録。